第3話 自主企画を上手く使え!(痛い目を見たのでちょっと真面目に語ってみた)
自主企画とは何かというと、「自主的な企画」である。
……ごめんごめん。
もうちょっと丁寧に説明しよう。
「ユーザーが自主的に立ち上げる事ができる企画」である。
ルールを決め、参加者を募り、その中で互いにWinWinな関係を築く。
それが自主企画の醍醐味だ。
参加の方法は作品の題名やあらすじを編集する画面に出てくる実施中の企画の中から自分が参加したいものを選ぶだけ。
人作品毎に最大で三つまで選ぶ事ができ、参加状態を取りやめるか応募期間が過ぎると他の企画に参加できる様になる。
と、この様に参加の方法は簡単で、作品を投稿するなら割と目につきやすい所に参加フォームがある。
だから私も「なんかあるな」とは思っていたのだ。
「あるな」と思ったんなら最初から適当に選んで参加すれば良かったんだろうが、私はそれまでちょっと尻込みしていた。
というのも、最初に見た自主企画の概要が「読み合いましょう」だったのだ。
私には「なろう」もあるし、正直他の、特に趣味じゃなさそうな題材の作品を読む時間はちょっと確保できそうにない。
もしかしたら「読み合い」の主旨に反して作品参加だけしてしまってもバレやしないのかもしれないが、それは良心が痛むしモヤモヤする。
流石の守銭奴が私でも、人に嫌がられる事を進んでするのはちょっとなぁ……。
そんな気持ちがあって、それまでの自主企画参加を断念していたのだ。
しかし今回PVを増やす策を講じるにあたり、「ちょっとくらいは他の作品を研究してみるのも良いかもしれない」と思う様になった。
だからちょっと覗いてみて――気付いたのである。
「あ、読み合わなくてもいい企画がある!」
↑
笑
当たり前だ。
自主企画の醍醐味は「ルールをユーザーが個々に決められるところ」にある。
読み合いをするというルールを定めている企画もあれば、必須じゃないと定めている企画だってあるのだ。
PVの事を考えれば、勿論「読み合い必須」の方が間違いない。
必須じゃないという事は、自分が必ずしも読む必要が無い代わりに、他の参加者だって読む必要が無いのだ。
必然的に読まれる率は下がり、PVだって望めなくなる。
しかし先ほども言ったように、各自主企画の中には色々なルールや意図がある。
例えば読み専の人が「こういう作品が読みたいです」と言って条件に合う作品を募集していたりもするし、陽の当たりにくいジャンルや題材を扱う作品の作者が同類の作品を集めた本棚を作る事だってある。
たまに自主企画でそういう本棚が作られる事を知っているディーブな『カクヨム』読者は、それ目当てでたまに自主企画を覗きに来ては、自分の趣味に合致する企画中の作品を、俗に言う「本棚読み」してくれたりするらしい。
つまり過疎ジャンルで戦う作者たちの共同戦線という訳だ。
そうかと思えば、執筆スキル向上の為に読んだ後に改善点を指摘したりするための、作家になる事を目指したり文章を書く事に対する意欲と向上心がある人たちが集まる自主企画もある。
これだけルールも主旨も様々な企画が沢山立てられている。
だから参加する企画を選ぶのに最も大切な事は、コレだ。
↓ ↓ ↓
自分に合うものに参加する事。
↑ ↑ ↑
無理をして相手に迷惑をかけて企画主にブロックでもされてしまえば、もうその人の立てた企画には以降参加できなくなるので注意したい。
そして時にはこちらに残念な影響が出る事もあるので、覚悟して選ぶように。
尚、アホな私はその覚悟が足りなかったが故に、後に2度ほど「失敗をした」と後悔する事になるのだがまぁ、それについてはまた追々語っていこう。
という事で、私は自分の性格と作品に適切な自主企画をポチポチと選択して保存した。
企画の吟味も含めて所要時間は10分。
この文章を書く方がよほど時間がかかっている。
さて、この行為が一体どんな結果を産んだのかは、8月の確定PV数を見てのお楽しみだ。
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