低迷し考える、10月編
第1話 ここでやっと『カクヨム』読者のニーズを知る。
スランプから抜け出せないまま、なんと10月に入ってしまった。
ぶっちゃけ、ちょっと焦ってた。
せっかく8月に良い当たりを出したのに、それで3,000円に届かなかったら全てが無駄だ。
無駄。
1番嫌いな言葉である。
私は、やるなら最低限の結果を出したいし、結果が出ないならむしろ「もうやらなくても良いんじゃない?」って思う性格(たち)だ。
だからきっと、今年の一年で3,000円に届かなかったらカクヨムリワード獲得は完全に諦めてしまうと思う。
たまに近況ノートとかで「リワード辞めるわ」って書いてる人を見つけたりする。
前は「えぇー?! 勿体ない」って思ってたけど、今ならその気持ちがとても良く分かる。
この月、私はちょっと『カクヨム』を離れた。
連載は出来る限り更新する事にしたけど、それ以外は主に『なろう』で執筆をした。
すると、驚く事に「一度は踏んどこうかな」と思って何となく書いた婚約破棄令嬢テンプレ物が、『なろう』の方で思いの外ヒットした。
というか連載作品よりもヒットして、逆にちょっと悲しくなったくらいだ。
異世界転生、恋愛の日間ランキングで最大2位まで上り詰め、お陰で沢山の閲覧者とポイントを得ることができた。
もしかしたらテンプレ設定を使いつつテンプレな結末にならなかったのが良かったのかもしれない。
『なろう』って……いや、これはWeb小説全般に言える事なのかもしれないけど、ちょっとアイデア大喜利みたいなところがあるよね。
きっとその需要に偶々ピッタリとハマったんだと思う。
まぁ、これでちょっと精神的に持ち直した。
そして『カクヨム』にも投稿してみる事にした。
大きな希望を胸に抱いて。
しかし。
「あれ? そんなでもない」
いや、実際8月に当てた高校生の恋愛モノと同等以上の結果は出たのだ。
しかし『なろう』でのヒットがあまりに印象に残ってたせいで「そうでもないな」と思ったのだ。
ぶっちゃけちょっと、拍子抜けした。
そういう結果になった理由は簡単だ。
ただ『なろう』と『カクヨム』の需要がズレている。
ただそれだけの事だ。
『なろう』はある程度読者の男女比率が平等な感じがする。
否、もしかしたら男性の方が少し多いのかもしれないけど、読者総数が多いから私レベルの作者にとってはあんまりそれに悩む事は無い。
……まぁ、トップランカーとかだとそういうのも気にした方がいいんだろうと思うけどね。
で『カクヨム』はというと、読者は多分女性よりも男性比率の方が高い。
加えて『カクヨム』は読者総数が割と少ないから、男女比率の差は比較的顕著に現れる。
婚約破棄イベント。
令嬢。
そういうジャンルのものは、ファンタジーモノと比べると比較的検索頻度が少ない。
だからあまり結果に響かなかったんじゃ無いかなぁ、なんて分析する。
因みに後日全く同じ原稿を『アルファポリス』にも投稿したのだが、そっちではやはり私史上の大ヒットを記録した。
『アルファポリス』では、圧倒的に女性読者が多い。
だからこそハマったんだろう。
という訳で、私はサイト毎の読者ニーズの違いを痛感したのだった。
因みに問題の作品はこちらである。
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素っ頓狂な友人令嬢のせいで、せっかくの『婚約破棄イベント』が台無しです!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934426637
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