ミステリアスな感じのストーリーや、意外性のある真実、面白かったです。終盤は「えっ!?」となることが多くて、楽しませていただきました。いかにも色鮮やかで美しく、けれど強大なザキナの画力にも。
ザキナの背負っているもの、受け入れないとならないものからして、彼女には前途多難な事が待ち受けているのだろうなと想像してしまうのですが、そこはドーズさんがいてくれることだし、と希望も見えていたり。
それから、私の感じ方の問題なのですが、ドーズさんとザキナは恋愛というよりは親愛のような、甘さより温かさを感じる関係という印象を受けました。また時間が経つにつれて変わっていくのでしょうが、その時ドーズさんやザキナが見る世界は、今よりももっと色鮮やかになっているかもしれない、と思ったりしました。
消しきれなかった世界で、ザキナはドーズさんとどう歩いていくのか。その旅路が波乱に満ちていても、輝くものであればと願っております。
作者からの返信
葉霜深海さま
お読み下さいまして本当にありがとうございます。
ミステリアスでしたか……! 謎を引っ張って、出しては引っ込め…とした甲斐がありました。ザキナの謎が解けてしまうと面白みのない物語になってしまうので、よかったです。
この物語ではラストに「絶望からの希望」を託しました。ドーズとザキナの関係も恋愛というか親愛であるというのも、全くもって仰るとおりで。他の作品と比べると親子に近い関係でしょうか。そこも意識したところなので、嬉しいお言葉です。
続きが書きたいと思いながら書けずにいる作品なのですが、書けるとしたらドーズとザキナの関係の変化や、彼女がどうこの先色鮮やかな世界を受け入れて歩いていくか、そこにドーズはどう関わるかなど考えてみたいものです……! きっと、苦難もあれど、そこは2人でいる限り、あたたかい世界であるはずなので。
本当に何もかもおしまいになったのかと思っていましたが、再び元の世界まで描き直してしまうとは…
ドーズさんと出会えて良かった!今の世界を完全に否定できないほど大切な人が、一人居てくれる世界であって良かった!
これからがやっぱり大変でしょうし、これまで背負ってきたものも帳消しにはならないけれど、2人には少しでも幸せになって欲しいです。
番外編か第2部か、まだ気になる部分が色々あるので、そちらもお待ちしております。
作者からの返信
しらすさま
再び世界を「描き直す」というところに気が付いて下さりうれしいです。そう表現はしなかったのですが、世界を再生とはそういうことなんです。汲み取って頂けて感謝!
愛する人がひとりでもいれば、この世界がどんなに悲惨でも全てを否定できないできないものだと思います。そんなことを込めたラストです。
続き、少し時間をおいて書けたら書きたいものです。
最後までお付き合い頂きありがとうございます…!
前話で駄目かと思ったけど、ザキナさんにも迷いがあったんですね。
彼らの旅路はまだまだ前途多難かと思いますが、二人が生き残って世界が残って良かった。
ザキナさんには家族の墓に花を供えて欲しいなあ。止めてくれようとした姉や両親を殺した罪を受けとめ生きて欲しい。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
最後まで見届けて下さりありがとうございました。
やはり、ザキナも神であっても人間でもあり
寸分の迷いなしに世界を無に還すことはできないわけで。
愛を失った少女が愛を取り戻したラストで締めました。
家族への弔いは、ドーズがきっと導いてくれるでしょう。
続編書くことあったらそのシーンを入れたいです。
双子作品を募集自主企画に参加いただきありがとうございました!
決別双子だ!とテンションあがりながら読みました。同じ容姿、同じ力を持ちながら、別々の道を歩み、信念の違いにより戦う双子も熱くて良いですね……。
画力という書くことで発動する力という設定が好きで、ドーズさんにもらった銀筆で力を発揮するというのも素敵だなと思いました!
作者からの返信
黒月水羽さま
このたびは素敵な自主企画のご立案、そしてお読み下さいまして本当にありがとうございました。
はい、決別双子でした! ドネーシャが出てくるまで時間がかかってしまい、さぞかし「双子はいつ出るのだろう……」と思われたかと存じます。にもかかわらず読み進めて頂き、読了までしていただけたこと、大変嬉しいです。心より感謝申し上げます。また、自分の作品には絵や画家がキーパーソンになることがとても多いのですが、ここでは「画力」という異能に託して書き上げることができ、思い出深い作品になりました。ですのでその設定も素敵と仰って下さいましたことも光栄です。重ね重ねありがとうございました!