我が絵よ世界を司れ

つるよしの

Prologue その大陸の神話

序 創星の記

創星の神は

混沌とし

すべてが無であった

宙に降り立つとともに

その聖なる絵筆を世に振るい


世界に光を与えた

世界に緑を与えた

世界に水を与えた

世界に炎を与えた

世界に闇を与えた


だが


ただひとつだけ

永久永劫に自らのものとし

世界には与えなかったものがあった

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