第8話ケダモノ第八世代になんたるメンタル!

 ケダモノは増えた、それは産めよ増やせよ系に属する人類とは違った分裂による増殖であったが、それは人類にとって脅威だった、まずケダモノは圧倒する巨躯をもってして地球の衛星となり地球の大気圏に侵入してきたあたりまでは覚えているだろう?

 君は記憶に新しいと思うが、このケダモノは我々の常に隣にあった、そう、我々はケダモノ第八世代にして、それがおおよそ本来の生命の姿だと知った。 つまり有機物質で構成されている我々は圧倒的に少数であって、そのケダモノこそが本来の宇宙における生命の姿なのだ。

 さあまたしても分裂の始まりだ。 分裂の度に巻き起きる熱量でまた人類というまがいものの生命が果てる。

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