　第8話　定例会前編　『十七歳』

　ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「さて、定例会を始めるわよ。で、メレテはいつも通り欠勤ね」

「「「「……」」」」

「あら、四天王のみんなどうしたの？」

「ドリス、いるのにいないモノ扱いするのはどうなんだ？　俺は深く傷ついたぞ」

「いつもいないメレテが悪いのよ。今日は、木の気分がよかったのかしら？」

「普通の木に、気分なんて存在しない」

「……急にどうしたのよ」

「お前がいつも言いていただろ、過去から卒業しろって。落ちこぼれなせいで、留年し続けてしまったがな」

「卒業なんて出来てないわよ。あなた、それ……」

「これまで迷惑かけたな。責任取るさ」

「話聞いてるの？　ねぇ！！」

　ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

　ーー次話予告ーー

『第9話　魔王の私が……』

　明日更新

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい