詩集 あのね
TiLA
あのね
あのね
はずかしいけど
おもいきっていうよ
きみのことが だいすき
きみのやわらかそうなほっぺ
つぶらでかわいいひとみ
いつもきらきら
かがやいてまぶしいんだ
きみがわらうと
こころがつんってなるんだ
でもね
ほんとにすきなのは
きみのやさしいところだよ
ぼくはあんまりあたまがよくない
かおもわるいし
うんどうもにがてです
でぶで たんそくだけど
めがねだけど
ときどき いじめられるけれど
くさくはないよ
あのとき
そんなぼくをかばってくれたね
それはただの こせいなんだって
うれしかったよ
ぼくはぼくのことがきらいです
だけどせんせいがいってた
じぶんをすきになれたら
ひとをすきになれるんだよって
だからぼくは
こんなにきみがすきだから
ほんとにきみがすきだから
きっと
きみのおかげで
じぶんがすきになれたんだって
そうおもいます
あのね
だいじなことをいうよ
ありがとう
きみのことが だいすき
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