第15話 トマスの願い

 ウィリアムが逃げ出してから二時間。出口にやや近い広い空間。


『むう。おかしい。なぜあの方は来ない……作戦は完璧のはず』


 ウィリアムは未だに現れない。付近にモンスターを配置させ、ウィリアムを迎える準備はもうとっくに整えている。

 テリジニウスⅢ世はウィリアムが何かを察したのかと焦燥に駆られていた。




「ウィルはどこ? 近いはずですが……」


 トマスは索敵の応用でウィリアムの位置を特定し、近付いているのだが、なかなかこの目で姿を捉えられない。


「ああ、なんか逃げてたらむかついてきた! ……ていうかここどこだよ?」


「あ、見えた。……あれは、迷子、ですか。迷って走り回るって素人じゃないんですから……」


 何かに追われているようにも見えるが周辺にモンスターの気配はない。混乱しているのだろうか。とりあえず道に迷っているのは間違いない。

 少々呆れながらも声をかけに行く。


「ウィル! 探しましたよ! 無事で良かっ……と、何をするのです?」


「あ、ごめん、モンスターだと……」


 ウィリアムはトマスに殴りかかっていた。本当に錯乱しているらしい。

 しかしだいぶ消耗しており、殴りかかる手は弱々しく、トマスには容易に受け止められる。


「まったく……。追いかけても追いかけても移動し続けるから追いつくのが大変でしたよ。二時間走り続けるだけの体力がついたのは褒めておきましょう。ですが……」


「すう……」


「ええ?」


 ウィリアムは寝ていた。

 既に体力の限界だったのかと、トマスは何とも言えない気持ちでその寝顔を眺めながら、逆にこのトラブルメーカーが黙っていてくれる今が好機だと作戦を立てる。

 周りを見られなくなる弱点は持ちつつも頭脳は明晰。ウィリアム追跡の最中に近くにいたモンスターが動き出したのを異様に思い、精霊を偵察に出していた。

 出口付近は既に張られており、そもそも出口が潰されて脱出が不可能であることは掴んでいる。ならば転移ゲートをいう話だがそんなに都合良くあるはずもない。


 転移魔法を人為的に発動させられるだけの魔力は、トマスでは足りない。強化状態のウィリアムならあるいはという話だが、発動にも時間がかかり、途中で時間切れになるだろう。

 とにかく今は出口にいるというSランク、それもかなり強大だという存在から距離をとらなくてはならない。精霊たちにはまっすぐ自分の下に戻らず、寄り道をしてから戻るように言っているのでこの場所がバレることはないはずだが、常に移動はした方が良い。


「ウィル、申し訳ありませんが懐で大切に持っているそれらは置いていきましょう。魔力が強すぎてモンスターを引き寄せてしまいます。ただこの場に置いておくとこれを見つけられた後に我々の居場所を気取られる可能性がありますし……。ミロ、これらを持って私の指定する場所へ置いてきて」


 トマスは眠るウィリアムの懐にある、モンスターの核と魔力の水が入った水筒を取り出し、実体化させたミロに託す。


「あ、ミロ、ちょっと待って。あとはこの腕輪……頼むよ。ふう、なかなかきついですね」


 トマスは先程の戦闘で魔力をだいぶ消耗したが、まだ回復していない。ミロの実体化、その維持、他の契約している使い魔の契約維持のために常時消費される魔力を考慮すればこれ以上魔法は使えない。

 トマスは魔力が残り少ないと現れる独特の疲労感を感じ、魔力切れなどいつ以来だろうかと思いながら嘆息する。

 あのエリオヴルムに障壁を破られかけたときもウィリアムの助けで魔力切れは起こさなかった。

 それこそ魔法の使い方もわからずに暴発させまくっていた頃以来か、と苦い記憶が思い出されたので考えるのをやめた。

 肉体的にはまだ動ける。ウィリアムを背負って移動を開始する。幸いウィリアムの体重は軽く、背負いながらの移動に苦はない。


「背負うのはお酒を飲ませてしまったとき以来でしょうか。相変わらず軽い。こんなに貧弱な体でありながら本気を出せば私を遙かに超える力が出せる、と」


 先の戦闘で自分の限界を知り、弱さを自覚した今なら、本気のウィリアムとの差を、初めて彼の力を目の当たりにしたときよりも強く感じる。

 五年ほど前、トマスはボロボロの服と貧相な体で突然コルバーチに現れたのだが、すぐに周りを追い抜いて一軍に台頭した。そんな自分と接していた周りの冒険者たちの思いはこんなものだったのか、と実感する。

 なるほど、これは妬ましい。自分が嫌われている理由もわかるというものだ。


「ですが、礼を言っておきます。漠然とユータさんへの恩を返すことしか考えていなかった私に劣等感というものを教えてくれたことを。超えたいと思う力を見た。久しぶり……いえ、初めて私の時計の針が動き出した気がします」


 トマスはショックを受けながらもワクワクしていた。この三ヶ月間、メイも含めた三人で過ごした時間は彩られていた。恩人であり、友人であるゴーティエにすらできなかったことだ。この時間を止めたくない。


「やめろ、気持ち悪い」


「うわ!? 起きていたんですか!? なら降りてください!」


「断る。俺は疲れている。ああ、メイがおんぶをねだる気持ちが悔しいけどわかる」


「私が背負いたいのはメイさんですが」


 貧弱な体に似合わない強さを秘めていながら、こうして弱いところを見せるという二重のギャップはトマスを退屈させない。とくに弱いところは彼が最近見せるようになった一面で、信頼の証なのだろうと勝手に思っている。


「お前って本当にメイのこと好きなんだな。わかんねーな」


「……好きですよ。あなたもそのうち出会うんじゃないですか?」


「ないな。女にしろ男にしろ性欲を持ったら獣だ。あんなおぞましい存在になるくらいなら俺は」


「私がメイさんにそれを向けているとでも?」


「……いや、お前の目はあいつらとは違う。初めて見たよ、清潔感のある恋慕の目を。子どもみたいで好き」


「子どもみたいって……」


 なんとなくウィリアムが子どもを好きな理由がわかったトマス。

 疑ってはいたわけではないが、子どもと接するときは本当に小児性愛者と思われかねないほど普段の態度と違っているので、ちゃんとそこは注意しておこうと思うのだった。


「メイとの年齢差は何歳くらいだろ……まあギリギリセーフじゃね? がんばれ。邪な心に基づく恋なら嫌いだけど、こういうのなら素直に応援するぞ」


「それはどうも。あなたもそういう恋を目指せば良いのでは?」


「できるかなあ。俺、女のこと基本的に嫌ってるし。おとぎ話の守られるのを待つようなお姫様とか何が良いの? 自分の身は自分で守れっての」


「まあその点は私も同感ですが、たぶん我々のような人間は少数派ですから」


「あと俺的にこんな女は最悪。自分で何も考えないで――」


 幼いというか女々しいというか。下ネタに走るでもなくそんな恋バナを、男二人がしている光景は端から見ればなかなか鳥肌の立つものだろう。しかも一人はもう一人を背負いながら。

 だがここにはウィリアムとトマスの二人だけで、端から見る者はいない。トマスは気にせず話し続ける。コルバーチトップの実力者として背筋を張る必要も今はない。

 疲労とストレスを誤魔化す雑談に過ぎない。後半はただの嫌いな女トークになっているのだし。




「あ、ミロ、おかえり。意外と帰りが早かったね。……そうか、ありがとう」


 トマスはある程度距離が取れたとして、一度休憩している。

 移動の間、腕輪がないことに気づいたウィリアムと一悶着あり、他のアイテムもないだのうるさくなったので、説明が面倒くさいと再び眠ってもらっている。

 他の出口があるかもしれないと、動き回るのも良いが、同時に敵との遭遇のリスクを背負う。魔力を節約している今は、それほど広い範囲で索敵を行えない。いざというときに逃げ道が多いこの場所に留まるのが正解だ。

 この迷宮は瘴気が強い。観測だけできて一切の干渉ができず、一方的に生物の体を穢す、魔力や精霊、物質でもない未知の毒。しかしここまで強いのは初めてだ。

 あまり長くいては自分たちの健康を害するだろう。故に早期の脱出のための策を立てている。一手だけでは足りない。高い知性を持っているらしいモンスターが相手なのだから。


「さて、こちらも動きますか。魔力の残量は……まあいけますかね」


 既に策は実行に移しているがこれからが本番だ。失敗すれば命はないと、緊張感を持って臨む。ミロの戻りが早かった分、予定より魔力の残量は多い。成功可能性は策を立てたときよりは上がっている。


「ケムリによれば出口へと繋がる通路の前にいたモンスターたちは分散。指揮をしている者は出口前に留まる、と。今なら我々も出口に向かえますね」


 トマスはウィリアムを背負い、出口に向かう。

 この移動の前にトマスが打った手は、ウィリアムが持っていたモンスターの核と魔力の水を利用してモンスターを誘導することだった。見事モンスターたちはそれに引っかかった。

 誘導した先にトラップを設け、分散したモンスターたちはこれで足止めされ、戻ってくることはない。


「ここまで思い通りに動いてくれると助かります。さて、そろそろです」


「グアアアア!」


 出口に繋がる通路の前に到着したトマスに、モンスターたちが襲いかかる。


「来い!」


 残っていたAランクモンスターの相手をトマスがしようとして、戦闘に入るが、割り込んでくる黒い影が。


「やはりいましたか。Sランク、それも相当な強さのケロニフォル。私よりも強い」


 ケムリからの報告で強大なケロニフォルがいるのは知っていたが、予想以上。これは既存のランク付けで定義できる強さではない。

 まさに規格外。霧で上手く分析できなかったがあのエリオヴルムもそうだったのだろうと、今さらながら振り返るトマス。

 勝つまでは無理でも攻撃を躱しながらAランクの相手をできるかと思っていたが無理だ。とはいえ今のうちにAランクの連中を排除できなければまずい。

 トマスが危機的状況に頭を悩ませていると、視界の端で火柱が立った。


「まったく、目が覚めたらなんだこりゃ」


「ウィル、目覚めたのですか!?」


「近くにモンスターがいて寝てられるかよ。それより俺の腕輪は?」


「ないです」


「ちっ、これが終わったら探すから。はあ、腕輪さえあればこんな奴らすぐに倒せるのに」


 ウィリアムが突如戦闘に参加し始めた。トマスは驚く。ウィリアムには強い睡眠魔法をかけていた。起きていられても足手まといになるからと。そして隠密の魔法でモンスターたちの目から逃れさせた。それを自ら破った。

 だが予想以上の敵にぶつかっているこの状況で、ウィリアムがAランクを相手をするのはトマスにとって幸いである。


「いってえな! どけっての」


 しかし、ウィリアムの体力はもう限界で、体も冷えている。

 案の定動きにキレがなく、魔力はまだ残っているようだが撃つ際に隙が出ていていつ倒れてもおかしくない。


『ハハハ! 我が戦略を上回る戦略などありはしませんぞ! 少々予定と異なるが……』


「おっさんうるさいぞ! お前の息子に今引導を渡してやるから……!」


 火事場の馬鹿力か、極限の状態で体を奮い立たせているウィリアム。起き上がって戦うだけでも限界を超えているのだが、その先を行こうとするのかと、トマスは驚く。

 なにやらモンスターに向けておっさん、息子などよくわからないことを述べているが、周りのモンスターをここまで五体葬っている。


「今は私よりも弱い彼が限界を超えているなら私も!」


 押し切られそうになっていた爪をはねのけ、逆に剣で斬りかかる。

 戦闘はそのまま膠着状態に。しかし限界は限界。長く超えられるものでもない。無理はすぐに体へと跳ね返る。

 さらにウィリアムが戦っているのにモンスターの数は全く減らない。奥のケロニフォルが集めているのだ。そろそろ本当に体が持たなくなると感じ始めていたとき、周りからモンスターが後退していく。

 

『な、なんだ!? 息子よ! 何をしている!』


『ち、父上……』


「ああ、あんたもお母様の配下だね? 今すぐ戦いをやめて。こいつを殺されたくなければ」


「メイ!」


「ようやくですか……。もう少し早いと思っていたのですが」


 トマスは待ち人の登場にほっとする。危うく狙いがはずれて死ぬところだった。


「ん? トマス、どういうことだ?」


 トマスは先ほど、メイの下へ腕輪を届けるようミロに命じていた。そして届けた腕輪によってメイが強化状態になり、外側から出入り口をこじ開けるように頼んだ。


 精霊は自身の体を変形させることができる。そして腕輪も元々がメイの鱗なので形を変えられる。よって出口を塞がれても隙間を通って外に届けることが可能なのだ。

 腕輪の変形は腕輪がトマスの意志を汲んだ結果だ。トマスのやり方が二人の主を助けると判断した。


「ここまで手を回したってことはトマス、もしかして……」


「ええ」


 トマスは腕輪がメイとウィリアムの力の源であると知っている。おおよそのメイの正体も。三ヶ月間、かなり濃く時間を共有して見過ごすほど節穴ではない。

 その上でメイを信じて救助を求めた。塞がれた迷宮を無警戒の外からなら開けられるはずだと。

 モンスターを分散させる際に魔力の水とモンスターの核を用いたのも、ウィリアム及び腕輪と同じ気配をこれらを材料にして作り出すためだ。

 敵の狙いはどちらかであると確信したから。


 分散させても出口前に残る敵の中にモンスターたちの指揮者――森で自分たちを襲ったケロニフォルがいる。

 この指揮者を迷宮に侵入したメイに奇襲させる狙いだ。奇襲を成功させるために、指揮者以外の敵は自分が引きつけて戦うつもりでいた。

 指揮者以上の強力なモンスターによってAランクたちを相手にするどころではなくなってしまったが、ウィリアムが気づき、限界の体で戦闘を行ってくれたのは嬉しい誤算だった。

 指揮者を捕らえた今、経過は狙いと異なるが、トマスの作戦は成功した。全ての魔物が退いていき、指揮下にない目の前のケロニフォルのみが残されている。それも今は動きを止めている。

 あとはどうも状況を把握しているらしいメイに任せる。




『メイ様、お久しぶりですね。そうですか、あなたが今はあの方の力を使っているのですね』


「あんたと話す気はない。トマスを放して。そしたらこいつも解放してあげる」


『むう』


「あんたがトマスを殺すことで何かメリットある? 息子を失ってまで得られるもの? 私も今は強化状態解いてるけどすぐに発動できるからね? ああそれと、トマスは人質にならないから。死んで欲しくはないけど自分の命に代えてもなんて存在じゃない。そこを考慮して三秒以内に返事して。三、二」


『わ、わかった。放します。ただし、約束を違えた場合は俺への挑戦と受け取り、俺はあなた方を攻撃しますからそのつもりで』


「いいよ。そっちこそ約束を違えれば私への敵対行為。お母様への不忠と見なされることを忘れないで」




 メイの立ち回りにより人質交換は無事終了。三人は迷宮を脱出した。追っ手はない。

 外は既に日が傾いており、森を出る頃には暗くなっていた。


「メイ、よくやったな。いろいろ言いたいことはあるけど、今回はありがと」


「あ、意外。いつもみたいに私が力を奪わなきゃ余裕だったとか言うのかと思ってた」


「うん。思ってたけど言わなかった。トマスから聞いたけどお前、ミロから腕輪届けられる前に身一つで迷宮の前に来てたんだってな。契約のことがあるとはいえ感心した」


 森の境界にある監視を逃れ、身一つで森に入るのは本当に危険なことなのだが、メイは見事それをやってのけた。

 普段はお世辞にも協力的とは言えないのになぜだろうと、トマスは好意の対象の不可解な行動に疑問を持ったが、今聞きたいのはそのことではない。


「お話のところすみませんが、私からお二人に聞きたいことが」


 トマスはウィリアムとメイの関係を洗いざらい聞き出した。二人とも腕輪の秘密をトマスが把握しているので誤魔化すことはせず、メイがメルリーダであることも、呪いのことも、魔王のことも、全て話した。


「やはりそうですか。メイさん、私がこのことを聞いたのは私があなたたちの共犯者になることを決めたからです。少し前から違和感があって、あなたのことを少し分析しましたから、ある程度気がついてはいました。でもどうするか決めかねていたので聞き出せませんでした。もう覚悟は決まったので、一緒に魔王を――」


「おい、お前、籠絡術破られてるじゃねえか。何が任せておけだバーカ」


「おかしいな……。まあ結果的にそれで命拾いしたんだし良いじゃん。いや、ウィルがさっき死んでくれれば私はウィルの力全部手に入れられたわけだから私にとっては良くなかったか。あ、よく考えてみれば私がウィルを助けるの初めてじゃない? なんか、守りたくない奴を守るって変な感覚だね」


「俺はいつもそんな思いでお前を守ってんだよ」


 二人はトマスの覚悟を聞かず、喧嘩している。いつもなら呆れるところだがさすがに自分の覚悟を無視されるのは気に食わない。

 魔法でドン、と音を立てて二人を黙らせ、改めて覚悟を述べる。


「そうなるとトマスがお母様の配下に襲われないように私の僕だって伝えないと。ウィルを攻撃しないのって私の僕だからでしょ?」


「おい、俺はお前の僕じゃないぞ。まあ魔王の配下がさっき俺に勝手に攻撃したら、魔王から連絡来て怒られてたし、向こうに宣言すれば汲み取ってくれるんじゃないか? 俺と話している最中なのに打ち切って連絡に答えるあたり報連相はしっかりしてそう」


「聞くだけだと魔王もその配下もちょっとおかしくないですか? 敵の前で連絡を取り合う?」


 そのうち魔王の配下に会ったときにお願いしようと言う二人にそれでいいのかと突っ込み、今後この変人二人をちゃんと導かなければともう一つの決意をするのだった。

 聞けば聞くほど緊張感に欠ける魔王一味とウィリアム、メイだが、トマスがあそこで経験したのは本当に命がけの戦いであり、緊張感を持つのが普通である。


「あ、言い忘れてたけど私進化した。高熱もそのせいだったっぽい。あと腕輪貰ったらすごい量の魔力が流れ込んできて、体内の魔力容量も同じくらい増えたんだけど、何でかわかる?」


「やはり。あの泉はメイさんを選んだのですね。……今進化と?」

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