第19話 雪菜を探す決意‼
雪菜身長伸びたのか?
俺は寝返りをうつた。
背中に唇を感じる。生暖かい‥
雪菜が寝ている。しばらく
このまま・・・。
気持ちいい寝息
グーガー グーガー
クスッよっぽど疲れてるのか!
久し振りの嬉しさが俺を男にする。
我慢出来ないかも・・・。
また寝返りをうつ。自然と抱き
しめる。
背中をなで‥?ひろい?
髪をなで‥???短い?髪切った!?
ん、ん、唇が触れた。
雪菜も(^з^)/チュッ(^з^)/チュッと
返してくる?
俺も盛りが着いたイヌのように
発情期丸出しでだきしめる?
頭を抑えディープキスをする
そりゃもう激しく激しく‼
・・・?
デカい顔に違和感を感じお互い目
をあける。
ご対めーん‼
ううーうググッ
Σ(ΘДΘ;) Σ(+Oдo;艸;)
2人で見つめあい、目がガバッと
開き驚きの余り時間が止まった。
「うぎゃーっ、ウエーッペッペッ」
「おえーっおえーっおえーっ
ペッペッ」
「なんでお前いるんだよ!!
どうやって
入ったあー。」
オエーオエー
「お前こそ!!襲うなーキモッ結菜
と思っ たし。キモ過ぎ。
お前奈津って女にやられるかもって
危機感じて、俺に鍵渡したろうが。」
オエーオエー
「あ、ああそうだったな。」
ハア~
「夢だったか!!。」
光寿郎は買い置きしてある歯ブラシ
で歯を磨きながら
「変な夢みたんか?
キスしたくなるような。」
クスクス笑いながら、
「相手確かめろよ。」
とワザとらしくチユーと唇を
尖らせ た。
ヤメロー 「昨日雪菜が来た夢を見た。
一緒に寝てたんだ、だからまさか
お前が居るなんて‥」
「・・・そうか、俺で悪かったな…。
俺も結菜を 友達んとこまで
送って、
お前んちが近いから
寝かしてもらったんだった。
二度寝って気持ちいいからさぁ
ヤバいよな!!。
でもほらみてみー。」
光寿郎が走り書きのメモを、ピラ
ピラと見せる。
大夢へ
水分補給忘れずにね。
サンドイッチ冷蔵庫に入れとくから
飲みすぎ注意。
大夢は《バン‼‼》と
飛び出して行った。
ずっとずっと探し回ったようだが
肩を落として帰って来た。
「なあ、大夢。興信所使うか?
そんなに好きなら捜したがいいって
彼女誤解したままなんだろう。」
「ああ・・・だけどオレ
誤っても謝りきれないこと
言ったんだ、 今更だよ。」
まだ雪菜の残り香がある冷蔵庫の
サンドイッチを光寿郎とコーヒーを
飲みながら食べた。
「なんで彼女捕まえないんだよ。
寝てる場合じゃねえよ。隣に居たのに。」
「ああ。うん。」
「バカじゃねー寝てねーで
謝れよ。」
「ああ。うん。」
「ゴクツ。珈琲お代わり。」
光寿郎のカップを受け取り珈琲の
お代わを注ぐ。
芳しい珈琲の香りは俺の雪菜に、
対する気持ちと一緒に、部屋中に
ひろがった。
「ほい。‥」
光寿郎の前に、置くと光寿郎は
ブラック珈琲と同じ苦そうな笑い
を浮かべた。
「ねぇねえ、帰るって言ってたのに
なんで元彼んちに居たの?」
「帰るつもりだったの!!
でも光寿郎さんと結菜一緒の所に
居るん だって思うと...
なぜか彼に会いたくなって
外で待ってたんだ。
そしたらベロベロに酔って、
帰ってきて、ほっとけなくて…
つい手を貸してそのまま‥
いやいやいや、ホントに寝ただけ。
朝、顔合わせる勇気なくて
逃げるように出てきた。
アホみたい。」
「フウ~ンまあ、こんな朝早く居
るんだもん疑ったりしてないって‥
そっか。」
「ね、ね、何か食べようよ。
お腹すいた。」
「もう11:00か。何か鰻食べたい!
久しぶりだから贅沢しよう。
ユイは何時も食べてるだろうけど。」
「大好きだよ。
それに光寿郎といる時しか
贅沢出来ないよ。安月給だもん。
ひるなんかオニギリって日もある。」
「ふふふだね、わかる。
私もそうだった。
ユツキーはまだ彼が好きなの?」
鰻の何とも言えない芳しい香りを
吸い込みながら結菜が聞いた。
「うん。多分彼しか好きになんない
と思うょ。」
「何で?」
結菜が不思議に思って聞いてみた。
「分からん。何でかなぁ。」
雪菜も頭をフリフリ答える。
「光寿郎の友達に、いい人がいる
んだ、合わない?」
「ん、多分!無理と思う。」
アツアツの鰻重を頬張りながら
「心配ひてくれてるのに、
ごほめんね、
ハフ ハフおいひー。」
「ほんっと、おいひー。」
二人の会話は
おいひー
おいひー
だけだった。
お腹もいっぱいになり
カフェに移動する。
お目当てはチヨコパフェ。
アイスの上にグルグル乗ったクリーム
が大好きな2人。
「女の子って別腹持ってるから
便利だよねー」
ニコニコしながら雪菜が笑うと、
「だよー♡」
と結菜もニコニコ顔!
二人は可愛らしく、並んで歩くと
お決まりのしっこいナンパ。
ご飯食べて、お茶飲んで、ナンパ
さけてたら直ぐ14:00時になった。
雪菜は結菜を一人に出来なくて
光寿郎を呼んだ。
彼は直ぐ来るらしいので雪菜は
バスに乗った。バスが出ても結菜
とはずっと電話していた。
そうとは、知らない光寿郎は大夢
を誘い結菜を迎えに出た。
大夢はまだ落ち込んでいた、
大夢が、ふと顔をあげるとバスと、
すれ違った
スローモションのようにしずかに
窓から景色を見る雪菜の姿を
発見した・・・。
.
「光寿郎! あのバス!!」🚌
「え!! ハ? バス?」
「今のバス?どこ行き?」
「えーっ!! 見てねーよ」
「運転、代われ!! 」
「無理言うな…!!Uターンで きねえって!!」
「早く!!💢」
「あぶねえって!! しかも もう見えねーよ。」
「何でこうタイミング合わないんだ。」
大夢は落ち込んで居た。
光寿郎は大夢が可哀想になり
「な!! 大夢、興信所使うか?
婆ちゃん詳しいからいいとこ紹介
してもらえ!! 」
「そだな。もう、オレ限界かも
しれん。」
結菜を迎えにいき乗せた帰り
助手席で結菜が
「もし‥もし駄目だったらユツキー
と合ってみない?
彼女も彼と別れて今辛いんだ。」
車内はシーンとなった。
それぞれの考えで誰も答えない。
焼き肉屋に入り
塩ネギ胆、上カルビー、ヒレ肉
豚トロを頼み、ソフトドリンクを
注文する。
大夢がトイレにたつと光寿郎は結菜に
キスして来た。
「ん~もう、ダ~メ。」
「大夢が、おちこんでっから
好きとも言えないんだから
いいだろ。」
「帰ってから!! さっきの話、だけど
どうかな?あの二人がくっついたら
楽しくない?」
「結菜・・・好みってのがある。
大夢はポッチャリ系が
好きなんだ、いつか、
大夢の彼女って
どんなんだろうって
何人かで付けてったんだ‥。」
「うんうん、どんな人だった?」
「明るくて、可愛くて
元気があって、‥‥
もててたな、ナンパされてたし‼ 」
「うんうん、‥で!! 」
「丸い。」
「う"ふっ、ゲホゲホ!!」
「だから、ユツキーじゃ
駄目!! 大夢の奴
めちゃくちゃ
ヤキモチ妬いてさぁ
彼女大変そうだった。」
「へぇ。」フーフー
カルビーうまいねー。
「あいつ、彼女の前じゃあ
顔が揺るみっぱなしで
マジキモイ」ムシャッうま
「やはり興信所だね。」
「だなっ。!」
大夢は、ラブラブな二人を眺めながら、ついこの間まで、俺も雪菜もあんなだったな。
興信所に世話になることを決めた
瞬間だった…。
謝って済む話しではないけど
俺は雪菜、無しじゃだめだ。
肉の入ってないカレーだ!
麺が入ってないラーメンだ
豆腐のない冷や奴だ。
全部、全部雪菜だ!
麺も肉も豆腐も俺にとっては雪菜だ。
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