🥸旦那様からのI love you

第6話 誤解？は厄介。

「大夢？」

.｡oO（何故大夢がおるんじゃい？

　と思ったが大人の対応。

　一応社交辞令は身についてる　。)

大夢は眉間にシワをよせながら

　　「何で勝手に引っ越した？、

聞いてないぞ!!｣

何にもなかったように大夢は言う。

そりゃ言わないよ。

バッカじゃない～？

其れとも～

無かった事にしたいのか？

私が居なくなれば嘘つく必要も

なくね？＆あの女と一緒に気兼ね

なく暮らせたじゃん。

Why

不思議に思ってると？

「なんで!!引っ越した？(怒)!」

腕を組み急に、偉そうな仁王立ち

の大夢を見て!!

雪菜は思った。

.｡oOなんだョ‼その態度‼

「も、元!! 元!! カレシ つまり、

　あんたが浮気したから、

　もうそばに居られないでしょうが。

　決まってんじゃん。言わせんなよ。↓↓↓　

ウワキ野郎。｣

（途中からテンション低め　。）

大夢の目を見てこたえる。

これが可愛い系の女とか美人系の

女とかなら絵になるやも知れ

ないけど相撲体型の雪菜だからな

誰が見たって男女のもつれには

見えんだろう。

金銭トラブルって思われそう。

ただの気の強い女に見えるだけ

雪菜はそう思った。

大夢は、少し戸惑いながらも声を

だして、謝って来た。

「雪菜ゴメン！

　だけどあれは本当に誤解だよ。

　彼女が俺を好きな事は知ってた。

　だから‥

　ベットに入るのを止めてただけ!!｣

（誰がしんじるケエ～）

「じゃあ同僚に私を紹介出来ない

のは･･･

　　なぜ。?_?」

「男鍋と、嘘ついて女の子呼んで

たのは･･･

　　　　ナゼ？」

「…´それは…」

大夢は困った顔をした。

鬼の首を取った様な勢いで大夢に言った。

「近くには、いっぱい要るじゃん、

私とはお出かけデートもしてくれ

なかったし、

　つまんないデショ。ただデブ専、

　軟らかいのが好きなだけで、

　クッションのいいS✤Xが好きな

だけ！必要なのは私じゃない。

　か•ら•だ•目当て」

またまた腹が立てば目が釣り上がる

呆然と立ち尽くす大夢に

邪魔だ、ドケヨと言いたくなる。

「もう、来ないでね。

　サヨナラ大夢。

　バイバーイ最低、タヒね。」

　サササと彼の横を通り過ぎる。

《違うってんだろうがあぁ💢》》

大夢は、突然犬の遠吠えのような

叫び声をあげ人目もはばからず腕を

掴みひっぱった。

普通の男なら掴めない丸っこい腕

も大夢は要領よくガッチリとつかめた。

「やめてよ💢」

彼の手を振り切ろうと力いっぱい

振り上げた。

しかし手を離してはくれない、

痛い程しっかりと握られていた。

「お前を紹介しねーのは、お前に

だれか 惚れたら･･･どーすんだよ。

　　　　　　　　（ここだけ小声)

お前に嘘ついたのはなぁ!!　

女の子来るって言えば

張り込みしたり余計な心配する

って考えたからだよ。｣

　　　　ジロジロ、ジロジロ

「痴話喧嘩か？」「別れ話か？」

「借金返済か？」

興味津々な人集り‼

「なにが悲しくて別れるんだ、俺は

　お前しか抱けないし、

　他の女なんてクソだ

　ああ、勿論お前の身体も大好き

だよ！

　悪いか？

　　　　　ジロジロ、ジロジロ

俺も男だ好きな女の子の

体に興味わくのは仕方ないだろ!!」

（何人かのオヤジ達ウンウン)

まあ肉は付いてた方がなぁ～

デブ専と思われる男達は

ウンウン！俺も

すけべ親父らはニヤニヤしながら

ああだ、こうだ‼

「　一緒に住まなかったのは出張

多いしその間、男が来るかも

知れないだろ！

　心配だからだ。

　雪菜が可愛くて仕方ない。

　駄目なのか？お前が好きだ。

　別れない！

　こんな恥ずかしい事

言えねーダロ。」

　　　ジロジロ、ジロジロ

「え!!　マジ　ってか、信じれ

ないよ。

とりあえず時間大丈夫なの？

　遅れるんじゃない。」

何言ってるか分からんけど？

まずは、奴の遅刻の心配‼

大夢は、言い訳しに来たのか？　

理解不能。

あの狭山は、本命じゃないの？

私に構わず付き合って良いんだよ。

やっと再出発出来たのになに？

色々雪菜の頭をよぎる。

「携帯だせ。」

奴の命令口調に身体が反応して

なぜか素直に出してしまう。

大夢は、ちゃちゃちゃと親指を

動かしピッと押した。

叉携帯に大夢が登録されていた。

ハア～ツでも、如何なる理由が

あろうと不安にしたのは、やはり

許せないから。

「しばらく合わない！

別れマッス‼」

そう言ったら大夢の顔が強ばった。

にわかに信じられないけど大夢は、

この混雑始めた駅で、恥ずかしげも

なく叫んだ。

「悪かった。でも雪菜と離れるとか

　許さないから。

　お前可愛いし、俺に心配かけて

楽しいか？

　お前が好きなんだ。」

「ちょちょ、なに言ってんのぉ～。」

　(人目を気にしながらキョロキョロ）

電車が到着する時間になり駅は

混雑し始めた。

何人もの人が見ながら通り過ぎたけど

何だろう、恥ずかしいけど‥嬉しい。

ε=ε=

私の顔に嬉しい気持ちが出たのを

確認したのか大夢は、いつもの優

しい笑顔になり

俺がコッチに引っ越してくるから…

そう言ったけど、また浮気されたら

また引っ越ししなくちゃいけないし

離れて住もうと、言った‼。

「大夢はあのマンションに住めば

いいよ。

引っ越さ無くてよくね？」

ハッキリ言った‼

のに、大夢は近くのマンションに

すでに引っ越して来ていた。

それも今日の今日。

私昨日来たばかり。引っ越した

意味なくない？。

何で家知ってるねん。いつ調べたん？

ストーカーなみじゃん。

こんな事するから大夢は、私の事

好きなんだ、みたいに思い込ん

でしまうんだヨ

雪菜が仕事終わり駅に着いた。

「俺有給取ったから休み‼」

大夢は、朝そう言っていた。

帰りの電車は、通学の女子高生が

ひしめき合っていた。

高校生の彼女達は電車を降りるなり

キャーキャー言っていた。

「ん？ゲッまさ・・か？」

大夢は、「雪菜ぁー」と手を振り

回し近寄り抱きしめた。

「ゲッ‼」

注目のあとは雪菜に刺さる

軽蔑の眼差し

雪菜は、「変わり過ぎじゃね！」

今迄の大夢とは違いかなりな溺愛振り

「これからは遠慮しないからな。」

「へ？。」ってか遠慮してたん？

やっぱり大夢は、私をすきなん？

大夢のマンションは雪菜のアパート

より50㍍位離れていて新築の15階、

街並みが見渡せる見晴らしのいい

マンション。

まだ片付けが終わらない部屋は

ダンボールが積み上げてあった。

念願の恋人つなぎをして

２人で夕飯の買い物に出かけた。

「何で引っ越したの？会社近く

だったのに。早起きしなきゃ

いけないじゃない。

　電車代だって馬鹿にならないの

に・・・。」

大夢はニコニコしながら、

「今までは雪菜がそうだったろ？

だから良いんだよ。

　車で行くし、たいした距離じゃ

ないよ。

　雪菜がいないと俺駄目だから。」

それから雪菜は、遂に‼

本気の、ダイエットを決意。