第5話 大夢、私をどう思うかってーの‼。

ハイハイ


こんなドスコイ相撲女子体型の私を

同僚に紹介出来なかったんか大夢!


「多分あの狭山女子と会社の行事

には、ツインで出ていたか?

成程成程‼」


ならそう言ってくれたら良かったのに、私を愛してるって言ってたはず?

嘘か?なんだよ‼クソッ

嘘かよ!

所詮遊びか?、ならそう言え!

私が本気になる前に‼。


幼なじみを遊び相手ってどうよ‼

でも、気づかない私も無いワ!


あんないい男と私じゃあ釣り合わ

ないよ。w



いやいやいや、私にも取り柄はある。

落ち込むのは早い‼

そうそう

あんな女には負けない、いい所

つまり長所ってのがあ━━━る。‼


気持ち明るい、おおらか‼。

あと‥あ!! 元気すぎる。

ん?残り物は任せろ!

(食べ物限定‼)


ぐらいか?

あんまり・・・無かったカモ。

いやいや愛嬌、愛嬌は、負けんど━

アハハハハハハ



大夢は、何度か部屋に来た。

部屋のノブに私の好きなケーキや

クッキーや、果物が

日替わりで入ってた。



食べ物で問題解決出来る年齢は

とっくに過ぎてるのを知らんのか

もう幾つと思っとんじゃ😠

イチゴと、

甘いカスタードクリームの匂いに

ご機嫌になると思ってんのか‼。


ノブに貢物は入ってるけど

呼び出しチャイムは鳴らない。

押せなかったんだろ(怒)!!

待ってる自分も頭おかしいし

もうぅ━━━来んなよー

諦められないじゃんか‼。


謝りたいのか?何がしたいんだ?

大夢の奴、今更

謝ってもらったってねぇ~



なんせ、浮気現場を押さえた?

とゆうか?

私とは遊び?だったとゆうか

言えなかったんだろうなぁ

幼馴染だし。



だから又、もらったお菓子や

果物を返しに行った。


大夢の、マンションが近くなると

💢

むかついてむかついて

大夢が帰った頃を狙って、

チャイムを押して直ぐ帰った。


ピンポーンピンポーンピンポーン

\ピンポーン/

小学生のピンポンダッシュかよ。



イライラすると何回も押しちゃう。

もう、何も要らないから、もう来んな‼

と強いメッセージを

入れ直した、。



「あーもうやだぁ、私こんな陰キャじゃないんデッス!

 大丈夫、大丈夫。落ち着け私

雪菜お前は

大、丈━━━━━━夫‼ヨ」

ハアハアハアハア

自分に呪文をかける。


イライラが、ピークに達したら警察

呼ばれるレベルかも知れない。

クッションを加えキ━━━━━ツ‼

ペッペッペ


あ~このままじゃヤバイ‼

駄目!駄目!駄目!

頭をガシガシかきむしりゴロン

ゴロンと回転しまくる。


だいぶんイカレて来たのか

嫉妬で苦しい。


ウオッシャーウオッシャーウオッシャー

10回位腕立て伏せ‼

しかしお腹は床について効き目無し‼️

ハッホッホッ


     落ち着かなくちゃ。

      


明日ジム入会しょう。

兎に角痩せよう。話はそれからだ。

泣くのもそれからだあぁぁぁ

ウオリャアーまけるかあぁぁぁぁ

三段腹にも気合いが入る。

ポォーンポオーンポン。


そう言えば三段腹出して寝ていると

ニヤニヤしながら近寄る大夢は

一気に両手で腹を揉みたくり

コチョバユイ私はゲラゲラ笑うしか

無かったっけ!


思い出してしまう。小さな日常


大夢のそばに居ることに、とうとう

居たたまれなくなり引越しを考える。


毎晩ヤキモチにかられ、

大夢のマンションをみながら

今頃部屋にはあの人と居るのかなあ!

とか


大夢のキッチンは、私の城のはず

なのに何で違う女が使っているの?


とか


又大夢のマンションを見上げ悲しく

なる。殴り倒して、毛むしって

ハゲ頭にして文句三昧言えたら、

スッキリするかなぁ


とか



「黙れ、痩せてから言え!! 

狭山の様に綺麗に━━━ナレ‼

そしたら又彼女にしてやる!」

アハハハアハハハアハハハ

とか言われたら撃沈だよなぁ。


大夢は私のだったのに‥。

なんで、こんなになっちゃったの?

取り返せないのが悔しい。

見た目、適わないから。


今頃彼女と、何やってるかな?


はぐ?いやいや、キス?それ以上

やらないワケがないよなぁ。


大夢の柔らかな髪とか?

引き締まった胸板とか?

あれ?とか?

抱かれた後の優しいキスとか?


何て想像力豊かなんだ、かえって

惨めすぎる。


早く引っ越し先決めよう。。

このままだとノイローゼか鬱病に

なりそう。

雪菜の不動産通いが始まった。



自分の勤める会社近くの1DKに

決めた。 

手頃で、近くて便利な所


大夢の側にいたかったから都心に

無理して住んでたけど、ここの方が

会社にも近いし家賃も安い、

それに空気もいいかも。


何より大夢から離れられたし

それが何よりだ。


大夢の近くに居る理由も無くなった。

遊びに行くにも何をするにも大夢に

許可取らなくていいし。

友達は、デブってても平気で

いてくれるし、

食事も誘ってくれるし、

遊びにだってつれてってくれる。

なにより自由‥だし。


あれ?いい事づくめ*ꆤ.̫ꆤ*ヤンケ?


気のせいか、大夢に対して引け目

もあつた。



「あーんな、カッコイイ人の彼女?

 有り得なくないウソッ。」


とか陰で、言われたし

ほっといて、と思っても言えない…。


大夢が笑われそうで怖かったし。

そんなことも考えなくていいと思うとストレスも無くなった。


チビで、デブで、

ブス?は回避されたとしても

それが引け目になって、

彼と歩く事も外でデートも

しなかったなぁ。




でも、大夢は一緒に居てくれた、


節目節目にはいっも二人一緒、

入園式は手をつないで、卒園式にも

手をつないで。

入学式も手をつないで

中高大も大夢の姿は常に一緒。

兄貴面ぶら下げて、いつもいつも

私の隣にあった。


    ン?ここで疑問。


あれ?大夢の時は行ったっけ?アレ?

卒業式?入学式?(-ω-;)アレ?

一回も呼ばれてなくない?


ぁ~ここら辺りで気ずくべきだった

なぁ~



大夢と、映画も行きたかったし


バーで飲みたかった、飲めないけど

大人の雰囲気を味わいたかった。。

大人のデートも、人並みにしたかった。




買い物も一緒にしたかったし、

食べ歩きもしたかった。

あれ?

なんだ?

私・・・・・って?

「私セフレ?・・・マジか?」

今頃気付く?



たまに、たま~に、大夢と

一緒にいたら


「今何ヶ月?楽しみね!! 」



と、暇そうなおばちゃん達から囲

まれてお産のあり方を伝授された

りする。


クスクス笑いながら大夢は、

私を置いてけぼりにしてくれて

サッサと居なくなってたよなぁ~

そうだった。

サッササッサと居なくなったっけ‼


おばちゃん達は、だんだん増えて

産む前には

お知らせが来るから気をつけて

パンツ見ろとか、

産んたあとはあれ食えこれ食え

とか長い‼

(自腹です。妊娠ジャナイ!!‥言えない!)

‥‥


ン??あれ?それからって?


ずっと、お部屋デートじゃん。?

思い出すかぎり、だったよね。


大夢も私と歩くの嫌、

この辺でも気づいたら

よかったのかな?

映画見たいと言えばDVD

食事行きたいと言えばデリバリー

買い物したいと言えばネット

ハア~!!



デブデブ回りに言われても機敏な

デブだ、嫌われもしないし

さけられもしない。


よく動くし、気使うし

会社では重宝されるタイプ‼

ドンマイ…。


友達多いし・・・

あれ?そうだ‼大夢に付き合ってる事

「友達には内緒🙊な‼」

そう言われてたな、

あれは口止め‼


今更ながら・・・なんてこったい‼


引越した次の日

プンプン駅まで10分かけて歩く。

ふと駅に見知った顔が合った。



「大夢…」



大夢も雪菜に気がついて手を上げた。


.。oO(ん、なんでいるのさ?ムカ〜)


そう思いながら‥

雪菜はどうした態度をとるか、悩ん

でしまう。


「おはよう。」

やはりイケメンの挨拶は爽やかに

聞こえる。


   「お、おはよ。‥」


ボソッと呟く。

(会いたくなかったな、が本音‼)

そう思うのは、仕方ないよね✧"✧

お前が悪いんだからしゃねーワ‼

私がしょぼくれてるのは変


嘘つきめ‼

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