第3話 この女誰‼
それから一年大夢と、同じ大学目指したけど、やはり主席で入った大夢とは
かなりの差があり、
女子大に上の成績で合格した。
ってか女子大にしか行かす
気なかつた大夢は大学なんて
入れる所でいいや派の雪菜に
ややレベルの高い女子大を選択
させた。
「ここに行け」
とややえらそーなモラハラ宣言‼
「もうアレはヤラセ無い‼」
の一言に
「ここに行こうな!
ここに受かろう、な‼な‼」
に前言撤回‼
まあ、なんやかんやでかなり
大夢のおかげ。
無事入学、無事卒業して、
お菓子メーカーに就職して一年が
たった。
外資系に勤める大夢は
海外出帳をこなしながら、
相変わらず私達はラブラブ
なんだけど…
大夢の会社の同僚に紹介してもらえない。
会社の同僚に合わせてもらえない。
なぜ?
避けられてる気がしないでもない。
会社でBBQとか?
会社で家族旅行(彼女可)温泉とか?
会社で植樹とか?
呼ばれない‼ 呼ばれた事が無い。
大夢の会社はチョー大手、有名な企業
家族、交際相手連れの、パーティーもあつてるはず‥?
なのに大夢に誘われない。
一回もナイ!!無いってか‥0?無い‼。
彼氏の勤める会社って
名前をだせば、あーはいはい、
凄いしってるって誰も頷くレベル
勿論私の会社の同僚には
大夢の事は秘密!知られたら
合コン設定や、友達紹介ねだりが始
まるだろう。
上手く行けば良いけど変なお節介は
恨まれそう。
大学出てからアパートに1人住まい
を始めた。
大夢と、一緒に居たいから同じ
マンションをと、思ったケド
マンションを借りるのは、給料が
大差あり、無理!
しかも一緒に住むのは拒否られた。
「え?なんで一緒に住むんだ?」
なんでって言われて、
何も言えなかった。?
なので大夢の、マンションの近くの
1DKをしかたなく借りた。
大夢の部屋に泊まったり
ウチに来たり、まあ普通の恋人同士
をやっている。
大夢早くプロポーズしてくれない
かな〜?
とか、子供早く欲しいな~”とか
大夢に似たらモテそう~とか
想像すると幸せになった。
何人でも産める自信がある。
オッシャーコイコイ、ポコーン
ポコーン産むぞお━━━━お‼
そんな妄想しながらの生活の
ある日、
‥
フウ~ッやっと終わった。
パソコンの電源をおろし伝票を
確認して発注に回した。
「大夢終わったよ。夕飯なに食べる。」
「ああ‥ごめん
今日仲間10人来るんだワ。
鍋するから、雪菜は呼べないよ。
野郎ばっかしだからな!
ゴメンな!! 」
「そうかぁ、分かった。」
チョット寂しいけど仕方ない
課長さんにもなると大変!
でもぉ、結婚したら…私も大変
だなぁ会社の人達呼んでパーティー
飲み会、BBQゲヘヘ嬉しいけど。
未来予想◯をハミングしながら
スーパへGo
ニヤニヤしながら‥ε=ε=
明日ユックリ寝たいから少し食材
を買って帰ろーっと。
シュークリームとプリン、エクレア
フフンフンフンフフンフンルンルン
先ずはデザート選んで足は
野菜売り場へと向く、
次は、野菜を物色していると
若い女の子達が4人で買い物していた。
皆可愛く目立っていて楽しそうだった、耳を済まして聞いていた訳じゃ
無いけど聞こえてきた。
「ねぇ、知ってる山形課長
彼女いるらしいよ。」
「エーマジ、私好きなんだよ。
マジショック!」
ピンクのコートを着て髪の毛
巻いた女の子が目をパチクリして
口を膨らませていた。
「きっと、頭よくて綺麗で素敵な
人だろうなぁ!!課長の彼女さん」
『ん、山形って、大夢の事だよね。
彼女の 話って、私の事かい?』
雪菜は頬を、ポッと染めながら
『ウッ、素敵でも美人でもありませ
ん。』
フツーフツーちょっとデカめの
フツー↗
そう 心で呟く。
「なんか総務部の狭山さん?
って噂もあるし 。」
(ん?)
山形?ってヤッパ、大夢だよね?
課長ってたもん。
ジッ狭山ってだれ‥?
女の子捕まえて聞きたかった。
狭山って誰?
有名大学を上位で卒業した大夢は、
異例の速さで課長に就任
温厚で仕事が出来て人気者
そりゃモテますワ。
「狭山さんなら、マジ勝ち目
ナイワ。」
24歳位の女の子が、不貞腐れ
ながら呟く。
「だって今日来るでしょう課長の
マンション。」
「そうそう、女の子って私達に
狭山さんよ~。」
「もう二人で台所に立ってん
じゃなーい。」
聞き耳立てていた雪菜は
バサリと、ほうれん草を落した。
だって今日は男ばかりだって・・・
言ってたじゃんムッカ。
しかも、この子達も呼んでるじゃん。
どうみてもオカマな男じゃ・・・なぃ💦!!
クルクルヘアーの可愛こちゃん。
香水ほのかに香ってるし・・・(怒)
女子力高い!!
ブッちぎったほうれん草を買上げ、
大夢のマンションへほうれん草を
ブリ回しドカドカ、自然とガニ股
になりドスンドスン‼
と息巻いて早足で向かう。
自然と力が全身にみなぎる。
かなりな早足!!
くっそお、私とゆう女がいながら
何やってんの!!(怒)
エレベーターの中を駆け足
しながら上昇する。
エレベーターの迷惑なんて考え
る暇無し!
ドッスンドッスン大夢の部屋に
到着する。ハアハアハアハア
チャイムを鳴らそうとすると
バ━━━━━ン‼
エプロンをした綺麗な
ワンレンヘアーの女の人が急に、
大夢のへやのドアを開けた。
雪菜のフリフリデカめのエプロン
じゃない、落ち着いた華柄の
品のイイエプロン。
あ‼
ん?
彼女と目が合い目で会話?
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