第2話 大夢との付き合い。

「お姉ちゃん生まれたんだってね。

おめでとう。明日見に行くよ。」


これお姉ちゃんにって、ママが‼


「おう。上がれよ、今日写メ撮っ

たんだ見る?」


「うん、見る見る、みせてー。」 


勝手知ったる大夢の家にはどこに、

なにがあるかすぐ分かる。

靴をポイポイと脱いで振り返り、


一応揃えてお邪魔する。


「オバサンは?、まだ病院?」


「うん。二人とも帰る気無いよ

孫フィバーしてるよ。」

アハハハ


「ほら、サルみたいだろ?

でも可愛いんだよな~」


「ワア生まれたてって感じ、可愛い

い。」


大夢の写メには小さな、小さな

赤ちゃんがアクビした写真が

あった。


「ちっちゃいねー!!

抱っこしたーい。」

雪菜は可愛い目をクリクリ輝かせた。


「ダロ! 俺逹も早く欲しいなぁ!」


「ね〜、欲しい欲しい。」

と雪菜は、賛同するでも、フッと

疑問が湧いてくる?。


 「ん?俺たち?って誰逹?」


写メを見ながらニコニコしながら

小首を傾げて、雪菜が聞いた。




・・・沈黙の中大夢が雪菜を

見下ろしながら、き、い、た。


「雪菜?本気で言ってる?」


写メの可愛い赤ちゃんを見せなが

ら雪菜を信じられないとばかり

見つめる大夢に‥


?ウンウンと雪菜が頷く。


「誰たち?」


雪菜が叉聞き直す。


しばらく時間が止まった。


も、もしかして‥


人差し指で大夢を指し、

また自分を指すと

大夢はウンウンとまた頷いた。


a》》


2人で絶叫した。


また見合ったまま時間が止まった。

た、確かに大夢が好きだけど

大夢も私が好きなの?

た、確かめねば。


うなだれている大夢に聞いた。


「大夢!! 本気?」


「お前は本気じゃなかったのか?」

呆然と聞き返す大夢に‥


「好きって聞いて無いょ。」


「毎日言っていただろ。可愛い。

       好きだって。」


「あれ‥ジョークじゃなかったの!!

えー、本気の告白聞いて無いよー。」



フウ~ッ大夢は


「もう、いいよ。

 俺の早とちりだーアッアッ‼ 」

ドッテ━━━━━━━━━━ン‼



「嬉しい。大夢本気なの? 嬉しい。」


雪菜は大夢に飛びついた。指が触れ

ても顔が近づいても大夢は、平気な

顔してるし、恥ずかしがったり喜ん

で見せても何も感じて無い様に

見えた。


だから雪菜の片想いと思っていた。


だから、だから凄く嬉しくて、


「大夢、愛してる。大好き。」


飛び付いた。




大夢の、我慢が決壊した。


二人は頬を寄せキスを繰り返し、

多少の力では推し倒せないデッカイ

雪菜を、全力でベッドにデデーンと

押し倒し大夢はフーフーいいながら

大夢のシングルベッドは、

ミシミシ音を軋ませながら


大夢と雪菜は結ばれた。



ふくよかな雪菜の肌触りは大夢

の男を益々元気にしたが、

よおーいしょっ、

どおっーこいしょっ、

いちいち、掛け声を出しながら気合

いを入れ雪菜に向かっていく。


せーぇのぉ〜〜よいしょっ・・・とぉ‼

ブホ﹏ブッ

力を入れるあまりトロンボーン音が穴から吹き出す(.°3°)<プリッ


SEX初心者の雪菜には何も分からない。

大夢の踏ん張った時に出た屁の

音は、聞こえない。


されるがまま、大根足があっち向き

コッチ向き・・・。

大夢は何回も屁をたれる。

「キヤーキャー」

と初めてに騒ぐ雪菜をなだめつつ、汗ダラダラの大夢。

屁なんか構って居られない

出るだけ出す!


三人前の体力にヘトヘト

雪菜に向かって行くには

何倍も疲れると大夢は、初めて

知った屁を吹き出す度、痔を心配する。




雪菜を抱いたら、他の女なんて

抱けないよ。


気を抜いたら、押しつぶされる

飛び出す屁と痔を心配する。

そんな危機と、隣あわせにあるが

それは、それでスリルがある。


なんせ90キロ?もっとあるかも

知れない、雪菜をかかえ上げる所か

ら始まる。

俺たちのスキンシップ!

デブ専ではない。キッパリ

雪菜だから好きなんだ。


ンショッ と気合いをいれる。

Bッ



雪菜ずっと俺のモノで居てくれ。

雪菜は嬉しくて何度も頷いた。

事が終わり雪菜はクンクン

「大夢なんか臭くない?」


「シラネ!(;゚Д゚)!」



その日大夢はぶっ倒れる様に

バタッと朝まで眠りに落ちた。


「ご飯よ‼帰ってコイ‼」

ママの電話に、大夢に布団を

かけて直ぐ帰る。


フルチンの大夢は風邪引かないかな?

変な心配が頭から離れない。

ママの作った

唐揚げの形を眺めながら大夢を

思いだしていた。


次の日、筋肉痛に襲われた大夢が

リュックを背負い、ヨロヨロと

駅に向かい歩いているのが見えた。


痩せ ひぼけた大夢に雪菜は、

かなりの重量だったらしい。



「慣れだよ、慣れだ。

その内なれるよ。」


窓際のシクラメンを押しのけて

ポテチをバリバリ食べながら

雪菜は一言つぶやいた。



大夢と気持ちが繋がって大夢と

身体の関係を持ってから、

本当の彼女になった気がする。


それから大夢と、雪菜の交際が

スタートした。

いや雪菜が知らなかっただけで

スタートはしていた‥らしい・・・。

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