海の始祖

「私は罪深い存在だ。到底崇められるべき神とは言えない。だが、人の子は縋る者がなければ立てないのだろう?ならば私はお前たちに相応しい神になろう。」


性別 どちらにでもなれる。

種族 始祖の竜

職業 ?

身長 竜体 153,685m(最大)

人型 青年時187cm 少年時142cm

趣味 食事、装飾品などの鑑賞

大切なもの 不明

好きなもの 命ある存在、美味しいご飯、可愛らしい物や綺麗な物

嫌いなもの 争い

イメージCV 男性体 櫻井孝宏

少年、女性体 斎藤千和


【性格】理性で自らを律しており、弟のように本能に従うような行動を取ることが少ない。始祖の本能として弟と一つに戻りたいという感情を抱いているが、しかし決して恋愛感情を持っているわけではないため弟の感情には応えなかった。また始祖としての序列が一位である弟に劣等感を抱いており、更に様々な要因から自罰的になっている。

命ある存在に対して平等に愛情を持つ。しかし自らの庇護下にある存在を害されればいかなる存在であろうと許さない。

この世界は今を生きる存在が創り上げていくものであり、自分たち神々と呼ばれる存在は過度な干渉をするべきではないという考え方であるため、人を人でなくす黒空などには否定的な態度を示している。

また努めて人に近い考え方をしようとしており、人に紛れて街に出るのもその一環。最も三種族に好意的な始祖である。王との盟約により海から離れることができないが、その代わり滄劉の中ならば自由に行動することができる。

争いを好まず愛情深い性質であり、救いを求める者たちのために神として崇められることを受け入れている。捨てられた神々を匿い育てるなどの行動もしている。


【容姿】黒い髪に琥珀の瞳をした女性、男性、或いは子供の姿を取る。本人の気分で姿が変わるため、特定の性別、年齢の姿であることはない。本来の姿は巨大な海竜である。服装は子孫である配下たちが決めている。


【武器、魔法】海そのものがこの竜である。手足のように波を動かすことができ、海の周囲ならば嵐を起こすこともできる。また人の精神を操る能力も有している他、結界を張る魔術や治癒術も使用することができる。ただし、普段人の姿で歩いているときはその権能の殆どを置いてきているため一般人と同等の力しか持たない。


【戦闘能力の評価】この竜が誰かを害することを極端に厭うため正確な戦闘能力は不明。但し序列第一位の竜である弟の次に強い力を持ち、大地の竜以外に対して使用可能な命令権も持つ。

どういうわけだか治癒術を使用することもでき、更に防衛においては全盛期の弟を凌ぐほど。しかし、弟の命令に逆らうことが当時できなかったために戦争に引きずり出されてしまった。

大地の始祖やその子どもたちと違い、海の始祖は精神性が人に近づいても能力の劣化が起きない。その代わり異常であればあるほど強くなるという竜族特有の恩恵を受けることがあまりできず、その性質は彼の子孫にも引き継がれている。


【印象に残っている相手】

・大地の始祖

ひとつに戻りたいという感情はある。しかしそれが今を生きる存在にとって望ましくないことであるためにそれを理性で押さえた。情愛を向けられていることも執着されていることも知っている。しかし弟としか見ていなかったために突き放してしまい、結果弟が様々な問題を起こしてしまったためひどい後悔に苛まれている。


・炎の始祖

甥に当たる存在。他の始祖に比べて自分に近い考え方であるため好意的。たまには遊びに来てくれればいいのにと思うが、しかし始祖である彼が好き勝手に動くわけにはいかないことも理解しているため連絡などはあまりしていない。


・風の始祖

甥に当たる存在。大地の始祖を除けば最も問題があると考えている。また滄劉に手を出したことがあるため敵対一歩手前の状態でもある。


・雷の始祖

姪に当たる存在。大戦以降から自分が海に縛られた上に大地の始祖の手で隠されているため、現在どのような状態になっているかわからない。最後に会ったときは明るくて愛らしい子供だったため好意的に感じている。


・水の始祖

姪に当たる存在。初めて自分の行動を後悔することになったきっかけでもある。彼女の歪みは自分の罪の一部であると考えている。


・王

本来ならば敵対している神格。先の大戦での勝者。恨んでこそいないが、産んだ子供を捨てるなどの行為があるため好きではない。


・白星

本来ならば敵対している神格。自分と似通った匂いを感じているためまだ好意的。王の化身ではあっても王ではないのだなと感じている。


・『ヒナ』

かつての契約者。初めて特別に愛した存在。今でも大切に想っている。自分が愛してしまったせいで弟に殺されてしまった。きっと何度時を戻したとしても彼女を選び死なせてしまうのだと考えて、あまりに自分勝手だと自己嫌悪に陥ることがしばしば。

会えるものならまた会いたいが、二度目の別れが怖くて人でなくなるように仕向けてしまう可能性があるため会いたくない。

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