四の噺「国本大貴——あっきー」
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作者注
第四の噺は性描写が過多とのことで運営から修正依頼を受けました。そのため、第四の噺を非公開させていただきます。ここでは噺の後の感想戦を置いてあります。もし、気になる方は僕のTwitterまでご連絡いただければ原本でお送りいたしますのでよろしくお願いいたします。
◆
——いやぁ、まさかそんな落ちになるとは。怪談ではありませんが、それもまた一つの「怖い噺」ですな。
間違いありません。調べたところによると、かつて病気は怪物の仕業だと考えられていましたから。まぁ、その正体は菌やウイルスであることが多いので、結果としては怪物と呼べるのかもしれませんが……。
——最初は、その、なんというか、とても場違いな話をしていらっしゃるなと思ったのですけど、最後にかけて松倉さんのおっしゃったように怖いお噺でしたね。
すみません、宮坂さん。何とも聞き辛い話をしてしまって……。
——いえいえ、これくらいで耳を塞いでるようでは文芸書なんて読んでいけませんよ。十分、聞き応えのあるお話でした。
本当ですか? ありがとうございます!
——次は私ですかね。アマチュアであれど怪談師をしていますから、他の方に負けないくらいの噺をしませんと。ああ、二人とも安心してください。彼の話もよかったですが、そこまで破廉恥な内容ではありません。ほら、一色さんもそんな頬を膨らませていないでください。
——(国本はHIVの治療はしているが、淋病と梅毒に罹ったという記述はなかった。保険の提出を求めない闇医者で治療を受けたのであれば記録にないのも頷けるが、であればなぜHIVの治療は正規の医療機関で受けた?
いや、正規の医療機関で検査を受けたのなら、それこそ梅毒と淋病も一緒に診断されるだろう。やはり、ここに集まっている被害者たちはこちらで調べた情報と幾ばくかの齟齬がある。
このテープ、何かおかしい……)
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