第三話 原点回帰

不登校になって一週間が過ぎた。

自宅で引きこもりになって暗闇で寝てる生活。

その中のある日、何故わたしは人生ドロップアウトをしようと思ったのかふと疑問に思った。そういえば元々は思いつきの発想だった。人生100年も生きてどうしようという、そんな考え。


そうだ、思いつきだったんだ。人生を生きる理由を探してそういう考えに至ったんだ。だから、一週間不登校をして気持ちは変わったのか考えてみた。


人生100年生きるのがバカバカしい。それは正しい考えなのだろうか。

みんな頑張って生きてるし頑張って勉強もしてる。


ああ、そうだ。わたしはこのまま行ったらあの時の考え以上のつまらない人生を送ることになる。そう思うと恐怖しか無い。


とはいえ自分から理由もなく不登校止めますなんて言ったら、両親も友達もどう思うだろうか。


ああ〜こじらせている。自分で自分の首を締めているのが分かる。

どうしようもない位自分の甘っちょろい考えが嫌だ。


だからわたしはLINEで一番信用している理恵にSOS信号を送った。

「わたしを助けて」と。


他力本願、分かっている。


でも今はそれしか浮かばないんだ。

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