応援コメント

十一、慰め」への応援コメント

  • 千歳ちゃんに啓之助くんという友達がいてくれて、本当に良かった。

    仙之介が本当は女の子だってことをちゃんと知りながらも、何も変わらず、ずっと本音で話せる友達のままでいてくれて…そういう人が一人でもいてくれたら、全然違いますよね。
    (最初は啓之助くん、自分勝手!と思ってたけど 笑 今は、自分を良く見せようとか、そういうのがなくて、裏表のない正直で自分の心に素直なところが好きです😊)

    千歳ちゃんは、今で言うところの性同一性障害…みたいな感じなのかな…?
    好きな人も女の子なんですもんね。
    今と違って、理解してもらえる人も少ないだろうし…自分の事を否定している姿に胸が痛くなりました。

    現代なら、男女関係なく本人が望み、努力し、志せば政治にだって、勉学の道にだって進めるのに。
    人にそれを否定されないし、もし否定されたとしてもそれを跳ね返す土壌だってありますよね…

    残りの話数が少なくなってきて、思わず突然コメントしてしまいました。

    五郎くん、啓之助くんと一緒に、生き生きと論じている仙之介くんである千歳ちゃんを見ているのが、とても好きです。
    この先、どんな未来が待っているのか…見守っていきたいです!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!
    とっても嬉しいです

    啓之助は、非常に自己中心的な価値観で生きており、他人への配慮に欠けるタイプなのですが 笑、しかし同時に、他人からの配慮も要求しない人なので、
    千歳も、散々振り回され、尻を拭ってきた「貸し」の意識がある分、自身の我儘な部分を隠さずに付き合えるのだと思います

    千歳の性自認は女性なのですが、男性性と女性性のグラデーションの中では、男性性に寄った思考・指向・感性が現れやすい少女として描いています

    五郎は、武家育ちの秀才故に、至極「真っ当な」男女観や男性らしさを持っています
    千歳は、五郎や歳三のより強い男性性を前にして、自身の女性性を自覚し、反対に、君菊や雪のように女性性の強い者を前にしては、自身の「道義ハズレな」男性性を再認識させられる、という感じでしょうか

    二択しかない、そのどちらにも当てはまりきらない
    はみ出した部分を削ったり、足りない部分を補充して、世に望まれる良い子に収まれたら楽なんですけれどねぇ
    その点においても、ゴーイング・マイウェイな啓之助の存在は、千歳の救いになっているはずです
    下を見たって、なんて酷い言いようをしても……

    この先はなかなか大変なのですが、その分、千歳も少しずつ成長していく予定なので、どうぞよろしくお願いします!