第7話 さらなる問題
そしてある日、とうとうそのお金が貯まりました。
ハヤトはすぐにポール博士の家に言ってお金の準備ができたことを知らせました。
「よし! それではさっそく材料を買いに行くとしよう」
ポール博士とハヤトは、町中のお店を廻って、飛行機の材料となる丈夫で軽い材料を探しに行きました。
ポール博士とハヤトは、材料を一つ一つ手に取って、傷やへこみがないかなどを丹念に調べました。そして、最高の材料を買い揃えました。
「ポール博士! どれもみな素晴らしい材料ですね!」
「うむ、これらの材料ならきっと最高の飛行機ができるだろう」
「それじゃさっそく飛行機づくりにとりかかりましょう!」
ハヤトとポール博士は、ハヤトが作った設計図を基にして飛行機づくりを始めました。
飛行機は、プロペラ、機体、翼などのたくさんの部品からできています。ハヤトとポール博士はこれらの部品の全てを自分たちで作らなければなりません。
ハヤトとポール博士は、まずプロペラを作ることにしました。
しかし、なかなか模型を作ったときのように簡単に作れるものではありませんでした。どうしても、形が変な具合に形が曲がってしまったり、きちんとした寸法につくることができないのです。
「うーむ、模型をつくるのとは違って実際の飛行機をつくるのはなかなか難しいのう」
「ポール博士、一体どうしたらよいのでしょう?」
「我々に協力してくれる腕の良い鍛冶屋さんがいればいいのだが。」
「それでは私が鍛冶屋さんを見つけてきます!」
ハヤトはそう言って部屋を出ていきました。
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