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次の日、コンビニに行くついでに同居人が薬局(も、徒歩1分かからない)にも寄ってくれてブスコパンと例によって速攻元気を買ってきてくれた。
数日流動食か、と思いつつ作業に没頭したら気がついたら1日が終わっている、そんな感じではあるが、一応空腹感はある。もう昼間と夕方に一つずつ速攻元気のチューブは開けてしまった。
もう寝るだけだし、とふらふらとベッド側のデスクトップPCでFacebookを見ると何やら事情を察したらしいあやかさんという人がメッセージで「ここ、私が行ってる婦人科だけど、先生もやさしいし、気にいるかはわからないけど。
でも言わないと行かないでしょ?」「(赤塚病院のHPのURL)」が送られてきている。
あやかさんは一回友達の友達で一緒に6人でご飯を食べ、帰りが途中まで一緒だったので電車で20分くらい話しただけの人だけど、背が高くて、髪が刈り上げってくらいベリーショート、顔はツンとした美人でコルセットとヒールを履いたお姉さん、(多分年下だが)という感じの人であった。
「言わないと行かない」
全くその通りだ。
赤塚病院を調べてみると隣駅、徒歩でも17分ほどだ。
決心がついた。
「ありがとうあやかさん!」
早速調べてみる。
HPで完全予約なのが気に入った。
なんとなしではあるが、あやかさんもなんらかのものを抱えているのだろう雰囲気があった。コメントではなくメッセージでくれたこともうれしかったし、あやかさんも通っているというのだから何かしら疾病か相談事があるのだろう。
よっしゃ!
と思った瞬間にお腹がすいたのが上限に達し、なんだかお腹が痛いのが治ったような気がしてお茶碗に軽くいっぱい、ご飯とおかずを流し込んで寝た。
ブスコパンは朝に一錠飲んだが寝る前にはすっかり忘れていた
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