彼女が見た景色をもう一度

第2生き返った後の出来事＃１

『...きろ！』

ん？誰か呼んでる？

『起きろ！』

あ、誰か呼んでた

瞑ってる目を開けると、見たこともない景色が目の前に広がる

「...！」

思わずびっくりしてしまった

『大丈夫ですか？』

声がする方を向くと手を差し出した一人の男の子がいた

『立ち上がれますか？』

私はその男の子の手を掴み、立ち上がる

「あ、ありがとうございます」

私は、向こうに広がる世界を眺める

『あの、どこからきたんですか？』

私は焦った

なぜなら転生者なのだから

『あ、もしかして、例の「転生者」ですか？』

え...？例の「転生者」？

私以外にも「転生者」がいるって事？

「そ、そうなの！人間の世界から来たんだ」

そう言うと、男の子の顔が笑顔になる

『初めてみた！「転生者」！』

え？初めてなのw

「そうなんだ、あなたの名前は？」

『僕の名前はエイレス・ライナ、ライナって呼んでね！』

「ライナ」と名乗る男の子はニコニコしていた

「私は、アリス！上川アリス！よろしくね！」

自分も自己紹介をする

『「アリス」ね、よろしく！』

意外と元気なんだねw

「ねえ、この世界のこと、紹介してくれる？」

この世界について知りたかったから聞いてみた

『も、もちろん！』

ライナは元気そうに言う

「よろしくね！」

ライナの顔が少し赤くなる

『い、行こ！』

ライナに言われて街の方に歩いていく

歩いてる途中にライナが

『世界で一番賑やかな街なんだよ！』

と、言っていた

ふーん　あとで見てまわろ

『着いた！この街の名前はね「エイゴワ・ワストン」っていうの！』

「エイゴワ・ワストン」ね...

覚えとこ

「あとでじっくり見まわっていい？」

ライナの笑顔の顔が暗くなる

『じっくり見まわりたいのなら、注意して欲しいことがあります』

注意...？

『この街には、「ドラゴン」が存在するらしいです』

ドラゴン...ね

『言い伝えなので、まだ見た事がある人はいないそうですけどね』

いないのかいw

「わかった、気をつけるね！」

笑顔で返事をする

『よかったら、ご飯食べますか？』

正直気になってたのよ！

ここのご飯ってどんな感じなんだろ！

『こっちです！』

ライナに言われてライナの後ろをついていく

[いらっしゃいませ！]

...ん〜、ノーコメントでお願いしますw

お店のご飯が通るときに見えた

豚の頭、なんか見つめられたような気がするw

[カット]

『やっぱり人間には合わないか〜』

もう二度とごめんですw

『次はさ、友達の村に行こうよ！』

私は、ライナについていく事にした