極鮫

増田朋美

極鮫

極鮫

暖かく、のんびりしたよい日だった。仕事にいく人はいくだろうし、お休みの人は、ゆっくり休む。こんな日がずっと続いてくれることを幸せというのだろう。でも、なかにはそういう幸せというのを享受できない人もいる。そういう人にとって一番いけないのは、善悪の判断でそれを見てしまうことだ。つまり社会に参加できていない人を悪人だと決めつけてしまうこと。これが、最もいけないことである。

さて、今日も由紀子は仕事が休みだったので、製鉄所にいくことにした。いつも通り、車を飛ばして製鉄所にいってみると、製鉄所にはすでに先客がいた。誰だと思って、四畳半を覗いてみると、ちょうど水穂さんが食事をしていたのだろうか、お粥の器がおいてあった。でも、食べている様子はなく、代わりにひどく咳き込んで、また杉ちゃんに口許を拭いてもらっていた。

「おい、しっかりしてくれや。ちゃんとご飯をたべてくれよ。ご飯だって、肉魚は入れないでつくったから、あたる食品は一度も入れてないよ。」

と、杉ちゃんがあきれた顔をして、そういうと、隣にいた浜島咲も、変な顔をして水穂さんを見るのだった。

「本当だわ。まるで昭和のはじめみたい。もうとっくに、昭和の時代は終わったというのに。」

「それとは、違うんだけどな。」

と、杉ちゃんが呟くと、水穂さんはまた咳き込んでしまうのだった。今度は、由紀子が水穂さんの口許を拭いてあげた。

「どうしても食べないんだよね。あたる食品は入れないでつくったから、そのせいではないと思うんだけど、なんでこんなに食べると吐き出しちゃうんだろう。薬はちゃんと飲むのにね。薬だって、ご飯を食べなきゃ効かないことの方が多いんだから、そのためにも、食事はちゃんと食べなきゃだめだぜ。」

「鬱になっているのかしら。」

と、咲がぼそりといった、

「でもね、右城くんさ、今は昭和の初めじゃないし、いい薬だって色々あるんだから大丈夫。そう思ってちょうだいよ。そうしないと、病気が治らないわよ。」

「浜島さん、そんなこと言うもんじゃないわ。」

由紀子は、そういう咲にちょっと強くいった。

「昭和の初めとかそんなこと言わないであげて。いくらそうなれたとしても、水穂さんはいま苦しんでいるんだし。それに、水穂さんが抱えている事情を考えれば。」

「そうねえ。でも、同和問題だって、いまの人はほとんど気にしないで、生活してると思うけどな。同和地区がどうのなんて、年よりの考え方じゃないの。」

咲は、由紀子に言われてもあっけらかんとして答えた。

「そんなことないわ、水穂さんは、そのせいでろくに治療も受けられなかったのよ。まだまだ、そういう風に扱われちゃうことだってあるじゃないの。だから、まだまだ何とかしなきゃいけない問題なのよ。」

由紀子がそういうと、水穂さんは、さらに激しく咳き込むのだった。同時に今度は単に拭いてやるだけではすまされないほど、赤い液体が溢れてきた。

「薬飲ますか。」

杉ちゃんがぶっきらぼうにいうと、由紀子はすぐに吸い飲みをとり、中身を水穂さんに飲ませた。飲んでしばらくはまだ咳き込んでいたが、次第にそれも静かになった。同時に薬には眠気を催す成分があるのか、水穂さんは、静かに眠り始めてしまうのであった。

「あーあ、全く。こうなるとご飯を食べさせるということは、どっかへいっちまうんだよな。このままだと本当に餓死しちゃうよ。だって、ご飯なんて、三口しかたべてないんだもの。 それでもういいって、ほんとに何を考えているんだろ。」

「仕方ないというか、頑張って食べさせなくちゃ。多少荒療治してもいいから、何とかして食べさせましょ。」

杉ちゃんと由紀子がそういうと、

「あたし、よくわからないんだけど、同和問題って、そんなにいま意識しなきゃいけないことかしらね。」

と、咲が変な顔をしてこんなことをいった。

「そりゃね、明治とかだったら、意識しなきゃいけなかったかもしれないわ。でも、いまはもういろんな運動のお陰で、人種差別はなくなっていると思うわ。もう、同和地区の出身だからって、医療を受けれないことはないとおもうんだけど?」

「まあねえ、そうかもしれないが、病院たらい回しにされたりもしてるから、解決にはまだまだ遠いよな。それに、銘仙の着物が、平気で売られているのが問題だ。」

杉ちゃんがそういうと、咲は水穂さんの着物をみた。確かに、貧しい人が着る着物の代名詞的な、銘仙の着物をきている。

「でも、銘仙は、可愛いという人だっているし、それに同和地区の人だとアピールするような着方をしなければ着てもいいという呉服屋さんもいるわ。」

「まあそうだけどね、まだまだ銘仙は貧しい人が着るっていうお年寄りは多いよ。着物代官だってそうだろう?それに、貧しい人は銘仙を当たり前のように着ていたのは、事実だしね。」

「はあ、なるほど。」

と、咲はいった。

「着るもので身分証見たいにしていたのね。でも、そんなこと言うんだったらよ、銘仙じゃなく、別の着物にしていればいいじゃないの。そうすれば、同和地区の人かとかばれる可能性は減るわよ。着物だって手軽にてにはいるんだし。だったら、他の着物を着ればいいわ。」

「うーん、そうだなあ。」

と、杉ちゃんはいった。

「そうなると、また違う恐怖があるって、水穂さんは、いっていた。」

「そんなこと言わなければそれでいいでしょう。口に出して言わなければ、ばれないですむわよ。だから、銘仙の着物じゃなくて、もっと高級感のある着物を着てみたらどうなのよ?」

「浜島さん、それはいいわ。」

咲がそういうと、由紀子はその話に割ってはいった。

「由紀子さんもそう思うでしょう?高級感のある着物を着て、普通の人だって、わかるようにするのは、悪いことじゃないわよね。右城くんだって、銘仙の着物ばかり着ているから、人種差別を防げないんだわ。それなら対策をとるべきよね。わかった、私、リサイクルで高級品を買ってくる。」

「そういう問題じゃないよ。」

と、杉ちゃんが言ったが、咲も由紀子も是非そうしようと言うことにした。このあと、リサイクル着物屋により、高級感のある着物を買ってくることで話がきまった。

由紀子の車で、由紀子と咲は、増田呉服店に向う。この店であれば、着物が安い値段で買えることも、二人は知っていた。店の前に車を止めて、車を降りて、店のドアを開ける。ドアを開けると、ドアについていたカウベルが、カランコロンと音を立ててなった。

「いらっしゃいませ。」

一寸なまった感じの日本語でカールおじさんが、二人を出迎えた。確かに、売り棚には着物が所狭しとおかれている。女性用ばかりではなく、男性用も、大量に置かれている。大体は、1000円とか、2000円とかそれくらいの値段で買えるものであるが、どれが高級品でどれが普段着なのか、由紀子も咲もよくわからなかった。

「ああ、えーと、男性ものの着物を一枚欲しいんですが。」

と、咲がそういうと、

「正絹ですか?それとも、紬とかそういうカジュアルなものですか?」

と、カールおじさんは聞いた。

「ごめんなさい。着物の事はよくわからなくて。どれがショウケンで、どれがツムギなのか、私にはまったく見当がつきません。ただ、唯一わかることは、銘仙の着物だけは、絶対に止めたいんです。」

と、由紀子が恥ずかしそうにいうと、

「ああ、わかりました。銘仙でないものと言っても、いろいろありますからね。それでは、僕の方から、いくつか質問をしますので、それにこたえてくれればと思います。まず初めに、着物を、普段使いとして使う予定ですか?それとも、礼装として、式典やパーティーなどに使う予定ですかね?」

とカールおじさんは、由紀子たちに聞いた。

「ええ、普段使いとして着用したいのですが、ありふれた生地ではなくて、高級感のあるのがいいです。」

と、咲が答えると、カールおじさんは、一寸難しいお願いですねといった。

「ありふれた生地というと、紬が多いのですが、高級感がある紬と言いますと、大島紬とか、そういうものになりますね。」

「ええ。でも、大島紬だって、普段着になりますよね。そういうものではなくて、高級感のあるものが一番いいんです。」

と、由紀子が言った。

「そうですね。高級感があると言われても、難しいのですが、そうだなあ。其れじゃあ、この着物はいかがですか。これは正絹なんですが、極鮫という柄配置になっておりまして、普段着からちょっとした礼装まで問題なく使えます。」

と、カールさんは売り棚から一枚の着物を出した。黒に、小さな白い点で円盤のようなものが描かれた着物である。

「これがなんで鮫というんですか?」

と由紀子が聞くと、

「はい、鮫の肌に似ているので、鮫と呼ばれるんですよ。鮫小紋の中にも順位がありまして、並鮫、中鮫、極鮫とありますが、これは鮫柄単独で入れてある、極鮫小紋です。なので、鮫小紋の中でも順位が高い高級品です。いかがですか?」

と、カールおじさんは答えた。

「そうなんですか!じゃあこれを着ていれば、低い身分として馬鹿にされることは、ありませんか?」

と、由紀子がまた聞くと、

「はい。鮫小紋は武将の裃として使っていた柄ですから、低い身分の人が着用していたということはまずありません。其れは自信をもってお勧めできます。」

とカールおじさんは言った。

「武将の裃?」

「はい。時代劇によく出てくるでしょう。武将が、将軍に謁見するシーンがありますよね。そのときに、みんな裃を着ているじゃありませんか。鮫小紋はその裃の柄を一般の着物に転用したものなんでよ。武士には位がありましたが、位の高い武士ほど模様が細かくなって、遠目からでは無地に見えるように、高度な技術を使った染物になるんです。極鮫はその最高峰です。ですから、低い身分の人が着るようなことは絶対にありません。そういうものですから、礼装として、茶道の稽古なんかにも使うんですよ。」

由紀子がそう聞き返すと、カールおじさんは丁寧に説明してくれた。でも、由紀子は裃というものがなんであるのか、いまいち理解できなかった。

「つまり、武士のユニホームであったというわけですね。カールおじさん。まあ、国会議員が、国会議事堂に行くときの着物と同じというわけですか。其れだったら確かに、身分の低い人が着用する可能性は少ないわね。じゃあ、それ買っていくわ。おいくらですか。」

咲のほうが、早く理解してくれたようだ。

「ああ、二千円で結構です。どっちにしろ、いま人気のある柄ではないので、そのくらいしか値段が付かないんですよ。」

カールおじさんに言われて、由紀子と咲は、1000円ずつ出すことにした。二人は、お互い財布の中から千円を出して、それを支払った。領収書はいりますかと聞かれて、由紀子はいらないと言ったが、咲はもしもの時のためにと言って、領収書を御願いした。カールさんはわかりましたと言って、領収書を書いてくれた。

「ありがとうございます。」

とりあえず咲が領収書を受け取り、カールさんは、着物を丁寧にたたんで、紙袋に入れた。

「はい、お品物はこちらです。」

品物は由紀子が受け取った。

「ありがとうございました。」

二人は丁寧に頭を下げて、増田呉服店を後にした。正確に言うとリサイクル着物販売店であるが、由紀子も咲も、お得な値段で着物が買えてうれしいなということしか言わなかった。

その数日後。花村家には、18歳の高校生が熱心に稽古に通っていた。とりあえず今は高校に所属しているが、高校を卒業したら、大学には進学しないで、地元で働きながら、お箏を勉強したいという。今時大学に進学しない高校生は珍しく、担任教師も、大学に行かせたいという思いがあったようであるが、彼はお箏を勉強したいから、大学にはいかないとはっきり言ったそうだ。それほど、お箏というものに対して思いいれがある、少年であるらしい。

少年が、十段の調べを弾き終えると、ちょうど12時の時計がなったため、花村さんは、それでは今日はここまでにしましょう、とにこやかに笑って言った。

「ありがとうございました。先生、次回はいつになりますか。」

花村教室では、定期的に通っている生徒でも、いちいち次回の予約を取るシステムになっていた。

「はい、じゃあ、二週間後の今日でよろしいですか?」

と花村さんがいうと、彼はわかりましたと言って、手帳に予定を書き込んだ。今時、手帳を持ち歩く若い青年も珍しい。

「了解しました。道中気を付けて帰ってくださいね。」

花村さんは、玄関先まで生徒さんを送ることにしている。彼が、草履をはいて、家を出ていくのを、にこやかに笑って見送った。少年が出ていくとき、掃除をしていた家政婦の秋川さんとばったり鉢合わせした。秋川さんは、少年が着ていた着物を見ていやな顔をした。少年が其れに気が付いたかは不詳だったが。

「花村先生。どうして彼の事、注意しないんですか?」

と、秋川さんはいやそうに言う。

「注意ですか?注意などすることはないでしょうに。」

と、花村さんが言うと、

「違いますよ。彼の着ている着物ですよ。先生恥ずかしくないんですか。花村家に習いに来る人間が、偽物の江戸小紋を着て習いに来るなんて、一寸礼儀知らずというか、まずいですよ。」

と秋川さんは言った。確かに少年が着用していたのは、着物ではあった。でも、どこかの工場で大量生産されたような、ポリエステルの生地に、極鮫をプリントしただけの着物であった。もし、こだわりの強い人であれば、これは着物の形をした洋服だと豪語するかもしれない。

「まあそうですね。でも熱心に習いに来てくれるんですから、大目に見てあげることにしましょうよ。なかなか、正絹の着物は手に入らないでしょうしね。」

「でも先生。彼にはいずれ、免状を出そうと言っていましたよね。彼も、それを望んでいるとおっしゃいました。ただ習いに来るだけなら、良いと思いますよ。でもですね。師範の免許を出して、先生にしようというんだったら、ちゃんと正絹の着物を用意させるべきではありませんか?化繊の着物で大丈夫なんて言ったら、これまでの伝統が全部だめになってしまうのではありませんか?」

花村さんがそういうと、秋川さんは心配そうな顔をして言った。

「仕方ありませんよ。もし、正絹の着物を用意させるのであれば、免状取得後、彼が用意するでしょう。世間にはリサイクル着物というものもあるんですし、其れで気軽に入手することだってできますよ。ただ、リサイクル着物というと、売る側に知識のないのが問題ではありますが、、、。でも、正絹が必要になったら、彼も用意できると思います。」

「そうはいってもですよ。先生。先生が勝手に伝統を変えてしまうなんてことはできませんよね。先生の一代限りというわけじゃないんですから。先生の何十代も前から、山田流箏曲を守り続けていらっしゃる。そんな中で、化繊の着物を着たり、リサイクルの安いものを利用させたりしていては、先生は先代の先生がたに顔向けできないんじゃありませんか?」

と、秋川さんは花村さんに言った。其れはとても心配そうな様子だった。多分、箏曲というものを倣う形が変わってしまうのを心配したのだろう。

「それは仕方ありませんよ。伝統も時代に合わせて変えていかなくては。いつまでも同じものを保持し続けるということだけに凝り固まっていては、私たちも生き残ることは難しくなると思います。時には、ハードルを下げたり、新しいものを許すことも必要なんじゃないのかな。」

と言って、花村さんは、昼食を食べに食堂へ行ってしまったのであるが、秋川さんは、花村先生が、以前よりずっと低い立場になってしまったことを、心配していたのだった。

製鉄所では、又由紀子と咲が、水穂さんの世話をするために来ているのであった。その日は、銘仙の着物ではなく、由紀子たちが入手した、極鮫の着物を着ている。

「ほら、こっちの方が絶対着やすいわよ。銘仙の着物よりも。良かったわね右城君。」

と、咲は水穂さんが極鮫の着物を着ているのを見て、得意げに言った。水穂さんは、せき込むことのなく、布団の中にいた。偶然なのかもしれないが、布団の中で静かにしていられるのを、咲は極鮫の着物のおかげだと勘違いしているらしい。

「ほら、せっかく同和地区の着物から解放された感想は?ちゃんと言ってちょうだいよ。もらったままでは、台無しよ。」

「え、ええ、そうですね。」

水穂さんはそういいながら少しせき込んだので、急いで由紀子はその背中をさすった。幸い、中身を出すことはなかったが、由紀子はせき込んでいる水穂さんを心配そうに見た。同時に、こんにちはと言って、インターフォンのない、玄関が開いた。はいってきたのは、花村さんと、たぶん車を運転してきたのだろう、家政婦の秋川さんだった。水穂さんは、布団の上に起き上ろうとしたが、せき込んでそれができなかった。

「そのままで結構ですよ。私たちもすぐに帰りますから。ただ、お弟子さんの一人が、いも切干を持ってきたものですから、水穂さんなら喜ぶかなと思いまして。」

と、花村さんは風呂敷包みを開けて、いも切干がたくさん入ったビニール袋を取り出した。

「あら、良かったじゃない。さつまいもは、右城君の大好物だもんね。お茶持ってくるから、さっそく食べようか。」

と咲は嬉しそうに言って、台所にお茶を入れに行った。水穂さんのそばについていた由紀子は、秋川さんが水穂さんをへんな目で見ているのがすごく気になる。箪笥の前に置いてある銘仙の着物を、片付けておけばよかったと由紀子はおもった。

「あらあ、ずいぶん変わった方ですね。わざわざ、貧しい人の着物を着るなんて。」

と秋川さんが口にしたので、由紀子はぎょっとする。水穂さんは、同時にまたせき込み始めてしまった。

「それに、銘仙の着物を普段着ているのに、何で今は、極鮫の本物を着ているのかしら?おかしいわね。これはどう見ても、正絹の本物よね。」

秋川さんが言う通り、由紀子たちが入手してきた着物は、確かに本物なのであった。本当に正絹という感じがする、男物には珍しい、光沢もあった。由紀子は、秋川さんにそれ以上言われてしまったら、水穂さんは余計につらい思いをするのではないかと思って、

「あの、すみません、もう言わないでやってくれますか!」

と思わず言ってしまった。秋川さんはきっと、銘仙を着ている人が、正絹の着物を着ているなんて一体なぜとか、そういうことをいうつもりだと由紀子は勝手に考えてしまっていて、それはどうしても避けたかったのである。

「秋川さん。もうよしましょうよ。昔の概念ではそうだったかもしれないけど、それはもう終わりつつあることです。伝統も新しい方向へ変えていかなくちゃ。そうしなければだめですよ。」

花村さんに言われて、秋川さんはそうねえと一寸うつむいた。と同時に、お待たせいたしましたと言って、咲がお茶をもって入ってきた。



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極鮫 増田朋美 @masubuchi4996

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