第51話 モーニング・ノートを書いています 一年後
こんにちは。白です。
一年ほど前に「モーニング・ノートを書いています」という雑文を三編書きました。
こちらはその続きです。
モーニング・ノートとは、ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい』のワーク「モーニング・ページ」のことです。私はこのワークを岡田斗司夫さんのようつべの動画で知りました。
毎日書く日記のようなものですが、本来のやり方はこうです。
1 A4版のノートを用意する
2 毎朝、起きてすぐ3ページ書く
3 何でもかまわない。(排水)
4 絶対に、誰にも見せない
このやり方は理性脳(たぶん左脳)を朝に酷使することで疲れさせ、左脳を黙らせて残ったアーティスト脳(たぶん右脳)の働きを助けるという効果があります。
しかしこのやり方の欠点は、
時間がかかる
です。
A4のノート三枚分は面積が広大なので、文章で埋めるにはそれなりに時間がかかります。文章を書くこと、脳内を垂れ流すことに慣れている私でも一時間前後はかかります。殴り書きで四十分くらいです。
なので私はだんだん
手書き→パソコン入力→文字数を二分の一に減らす
という方法にシフトして一年ほどモーニング・ノートを書いてきました。
内容は基本的には日記です。前日の行動記録やその日やりたいこと、思ったこと、見たり聞いたり読んだりしたことの備忘録になりました。
A4手書き3ページ分=文字数約3000字で計算して、1000字から1500字前後で書いていました。
ただ、自分の方法だと、岡田さんがおっしゃる「手書きにすることで速度を落とす=思考のトルクが出る」という特性が出ません。
私はパソコン入力のほうが手書きよりも速度が速いので、思考のパワーが落ちるのです。
これはギアの重い自転車と軽い自転車の違いだと思ってください。
ギアが重ければペダルをこぐのに時間がかかりますが、その分パワーが出ます。ギアが軽ければ動きは軽快ですが、パワーが出ません。
なので、「左脳を疲れさせる」という効果は手書きのほうが格段に上になります。
左脳の自動思考(頭のなかで勝手にぐるぐる考える思考)を止めたくて、私はふたたび手書きでモーニング・ノートを書き始めました。
文字を殴り書きするので、ボールペンのリフィルがめちゃくちゃ減ります。
書き終えた後はやはり左脳の自動思考が少なくなります。
私は左脳の自動思考が暴走しがちな人間なので、
「今、ここ! 考えるのは今この目の前の現実だけ! 過去も未来も目の前にいない人のことも考えない!」
とひたすら言い聞かせて左脳の暴走を抑えます。何度これをやることか……
左脳の暴走を抑えるのに効果的なのは瞑想か、ネドじゅんさんの「エレベーターの呼吸」という呼吸法です。
瞑想も呼吸法もやっているときは効くのですが、そこから離れると徐々にまた左脳が暴走を始めます。
左脳の自動思考を止める旅はまだ続いています。現場からは以上です。
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