第41話 『〈穴埋め式〉アウトラインから書く小説執筆ワークブック』でBLを書いた

 こんにちは。白です。

 今回はフィルムアート社のK.M.ワイランド著『〈穴埋め式〉アウトラインから書く小説執筆ワークブック』を使ってBL小説を書いたよというお話です。


https://www.amazon.co.jp/dp/4845921006

〈穴埋め式〉アウトラインから書く小説執筆ワークブック


 前回私はワークブックでお話の下地を作り、プロットを制作しました。

 私はもともとパンツァー(お話を行き当たりばったりに書く人)で、いつかプロット通りにお話を書けるようになりたいと願っていました。

 今までも簡単なプロットは書いていたのですが、計画不足でお話が変わったり頓挫したりしていました。

 今回、「プロット通りにお話を書く」という目標を達成しました。

 が、プロットには隙間があるので、それをパンツィング(即興)でちびちび埋めていくという書き方になりました。

 四万字の原稿を七万字に伸ばすという改稿でしたが、結局六万字で仕上がりました。字数の読みが甘かったのです。


 プロットの制作には、手書きの表を使いました。

 原稿が四万字だったころ、物語のシーンは35個ありました。シーンの個数には個人差があると思います。

 原稿を七万字にするためには、シーンが約60個必要になります。なので、前回のシーンに新規の25シーンを付け足してプロットの表を作りました。

 が、新規のシーンが思いのほか短かったので、私はまだ原稿の字数を読み切れていないのだなと思いました。

 これは次回の課題にしようと思います。


 このワークブックで私がやったのは、「物語という氷山を作ること」です。

 物語とは氷山のようなもので、表に見えているのはお話の一部にすぎません。

 ワークブックでは、水面下に隠れている物語の深層部分(設定や資料など)をシステマチックに作ることができます。作った設定の大半は見えませんが、一部がお話の伏線になったり重要なエピソードになったりします。

 それを実感できたのが、今回の一番の収穫でした。


 今回はここまでです。お付き合いありがとうございます。

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