わた
ぼくらはふわふわ、ぽんぽんとしてとっても柔らかく、とっても優しい
小さいんだけどね、とっても可愛いと思ってるんだ
ぼくらは一度、脱皮をする
夏は、可憐で華やかなぼく
みんなの心を潤すんだ
そして、やがては皆が必要とするぼくに
生まれ変わるんだ
ゆっくり、ゆっくりとね
それは必然で、ぼくらはそのために生まれてきたかのように
あなたの側にいつも寄り添う存在になるよ
もっともっと
ほら、ぼくらは二度美味しいし、二度愛らしさを放つ
どう? けっこう優秀じゃないかな? なんて少し、自慢したくなるんだ
最後の最後まで、ぼくの役割を果たせるなんて誇らしさでいっぱいさ
みんなを助け、豊かにする
それに、ずっと眺めることだってできる
あ、ギュって、抱き締めても良いんだよ
大切に大切にね
だからね……
愛してね……
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