解説
この話は主人公による幻覚の世界が舞台です。
(その点については多少伏線が引いてあるので、お暇でしたらぜひ探してみてください)
『友人が誰よりも好きだったが、彼はこれ以上ないほど老獪な女を愛し、果ては病死した彼女を追って自死した』
これが本編より前の出来事であり、それにショックを受けた主人公は身投げするも死ねず、最後には、薬物による都合のいい幻覚に救いを求めた……という話。
美しい舞台だが、その正体はただの幻覚。しかも薬物によるもの。
『現実はなんて味気ない!』
そういう訳で、こんなテーマの作品でした。
解釈の余地を残しておきたいので、以下では正しい時系列だけをまとめておきます。
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①鏡子、病死
②夏目、鏡子のあとを追うべく投身自殺
③夢野、夏目のあとを追うべく投身を試みるも、死ねず
④夢野、夏目を思うあまり薬物による幻覚に溺れる
⑤夢野、幻の世界を自ら捨てたのち死亡
100度目の願い事 鴫宮 @Aria_7693
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