恥ずかしすぎるわ...

「夢...ね...状況から考えるにきっとそれはよね」


ディビッドの背中に乗っているピッピちゃんことエステルお姉様は、私の話を聞いてそう判断するわ。


流石に裸のままじゃ恥ずかしいからネグリジェを着てからピッピちゃんの話を聞く。


ちなみに流石お姉様、浄化を広範囲にかけてくれたおかげ?で部屋の酷い有様は全て消してくれたけども、恥ずかしいわ...


ちなみにディビッドは抱きついてる私から引き剥がして直ぐにスリーパーホールドを食らわされて、裸のまま床でうつ伏せで倒れ気絶しているの...流石にそのままだと恥ずかしいから腰から下に一応タオルをかけてあげたけど。


「でもそんな夢を見ることができるようになったって事は...」


「何かあるんですか?」


「...ううん、心配しないで良いのよ」


エステルお姉様は考えてからはその話をそれ以降は話さないみたいね。


「血筋って事はティナちゃんのお父さんとお兄さんを調べる必要もあるから、すぐにでもピッピちゃんとサミュエルをベルガモへ派遣させた方が良いのかしらね?」


「あ!でもこの数日のうちに記念式典の関係で二人がこっちにやって来ますからその時でも」


「あーそうね」


二人を調べてもらう話をしていると、うう...と呻き声が、どうやらディビッドが気絶から目を覚ましたみたいね。


ピッピちゃんが私の肩に移動したら、むくりと立ち上がるわ。


「それにしても何で理由も聞かずにすぐ暴力行為を執行するんですか...いてて」


ディビッドはやられた部分を回復させてるのか痛い所を撫でながら、ピッピちゃんに向かってそう言うけどピッピちゃんはギャーって威嚇するわ。


「理由も何も入ってびっくりよ!私はティナちゃんが寂しいから逢いに行けとは言ったけど、一晩中抱き潰してこいとは言ってないでしょうが!このなまぐさがぁ!ギャアアアア!!!」


まぁうん...確かにカーテンもせずに部屋の中でやったであろう事を見れば確かに...ううっ...恥ずかしい...


「ギャ!...まぁいろいろわかったし、服を着なさい!帰るわよ」


ピッピちゃんはディビッドのへ移動すると髪の毛をくちばしで引っ張る。


「うわっ辞めて下さいよ!髪が抜けるじゃないですか!怪我は治せても髪の毛は生えてこないんですから!」


へぇ...そうなんだ...って髪抜いてハゲたら大変だわ!


「ピッピちゃん髪の毛はやめてあげて!」


何とか髪を毟ろうとするピッピちゃん...いえお姉様を何とか宥めさせることしか出来なかったわ...


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