初恋 その2

「痛っ!」


不埒な手を抓るわ!全くもう!でも何だかママがいなくなった事を思い出して悲しくなってたのに、そんな思いを吹き飛ばしてくれて何だかおかしくなって来たわ。


抓った手を絡ませる...大きくて暖かい手...


「私を好きになってくれてありがとう...ディビッド...」


そう言うとディビッドは顔を真っ赤にするわ...


「ふふ、何でそんなに真っ赤になってるの」


「...だってティナが可愛い過ぎて...」


ぎゅうっと抱きしめられる...あんなにエッチな事ばっかしてるのにおかしいわ...ん?何だかお腹に硬くなってるモノが...


「ティナ...やっぱり我慢できないんですが」


アメジストの瞳は潤んで懇願してる...


「...さっきだって散々エッチしたのに...」


呆れちゃうわ...でも...


「明日に響かないくらいにね...」


そう言ってまた再び愛し合う。


愛し合う中でディビッドはまるでうわごとの様に「愛している」と言う言葉を言い続けるわ...


「Ich liebe dich! 」


ああ...ディビッドがエアヴァルド語で何か言い出しはじめた...感情が高鳴る時こうやってエアヴァルド語が出る時があるのよね...


「Niemand wird dich mir jemals wegnehmen! Ich werde nie zulassen, dass dich jemand mitnimmt!」


ディビッドは興奮してるのかエアヴァルド語で早口で何が言い出すけども、聴き取れない...でもそんな姿も愛おしい...


「ディビッド...愛してる...」


「Du gehörst mir und mir allein! Niemand sonst wird dich haben, wenn ich tot bin!」


激しく愛し合い与えてあって2人で果てる...ただただ幸福感でいっぱいで...ああ愛してるわ...ディビッド...


───


※奴が今回話してたエアヴァルド語

「愛してる」

「誰にも渡さない!渡すものか!」

「君は私のものだ!私だけのものだ!私が死んだとしても誰にも渡さない!」

とかなり重めの事を言ってる、ヤンデレめ...

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