ガーゴイルみたいで怖かったわ
「そんなに大きな怪我じゃないみたいで本当によかった!」
スザンナが半泣きになりながら抱きつく。
着替えを持ってきてくれた上、ピエトロが迎えの馬車を用意してくれて、今2人で馬車に乗って帰宅途中...
「スザンナが早くに憲兵を連れて来てくれたからこの程度で済んだのよ、あの子本当にガーゴイルみたいですっごい怖かったわ」
「ガーゴイル...あの学園で飾られてた銅像の...ふふっ!本当!」
2人で笑い会いながら馬車に揺られる。
「それにしてもしばらくフィオーレ・ビアンコお休みになっちゃうなんて残念ね」
「まぁちょっと忙しそうだったし、きっと修繕費だってフランチェスカのお家に請求できるでしょうしね」
まぁ思うに国からの補助とかいろいろあるんでしょうし、そもそも彼の本職はパティシエではなく『上級異端審問官』という悪魔を倒す為にエアヴァルドから派遣されているトラウゴッド教の司祭...なのよね...なまぐさだけど...
「あ!でもディビッドさんと沢山デートできるかもね!ふふ!」
「うっ!」
そうだわ!もしかしてもっと勝手にやってきてエッチする日がっ増えちゃったら身体はともかく精神的にもたないわ!
「ティナ顔真っ赤よ、ふふ」
うう...スザンナは私とディビッドの爛れた関係を知らないから...ついさっきだってスザンナが来るまで本当にずーっとエッチしてたんですもの...以前うっかりバレたと思って大変だったわ...ディビッドの意地悪!!!
「それにしても...フランチェスカなんであんなに暴走したのかしら、学園でも結構問題児だったけどあんな実力行使するとは思えないのよね」
「それは思ったわ、あんな街中で暴れれば憲兵に捕まるのだってわかるでしょうに...」
そうなのよ...いくらディビッドがカッコいいからってそんな無理矢理な事ってするかしら...怖いわ...
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※スザンナはとても良い子です、ズッ友です...しかしディビッドと一緒に居られる時間を増やしてあげようというお節介のため長い時間ティナさんエロい目に遭っているとはきっと思いもよらないと...
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