Quiet talk:Watch out for stalker women!
ストーカー女が現れた! その1
「夏に爽やかなデザートをってレモンクリームでミルクレープを作ってみたんですよ」
ディビッドがお店に出ている姿、コックコートを着ている姿でそう言って出されたクレープ生地とクリームが段々重ねなミルクレープはレモンシロップ漬けとミントが添えられて見た目も爽やか!
紅茶もアイスティーにしてレモンを添えられているわ。
「わぁ美味しそうですね!」
スザンナもニコニコだ!
「いつも思うが器用だよなぁ、お前は」
普段着姿のマキシムさんが感心している...一応王弟なのだが今はディビッドの友人で此方に遊びに来ているという設定らしい。
スザンナは流行りの淡いピンクのフレアスカートにブラウス姿で可愛いらしくしてる。
かくいう私はガッツリ変装しており今は茶色のカツラにメガネでキャンパスチェックのワンピースにブラウスを身につけているの...どうしても髪の色が目立つしすぐにアルカンタル侯の娘ってバレちゃうから...
夕方近く、お店を閉めてからなので私とスザンナとディビッドと数人の店員さんにマキシムさんだけなのでゆったりできるのは良いわよね!
しかも今日はきっとスザンナもマキシムさんもいるからエッチ無しだと思うし...
あのね...流石に街で見かけたから捕まってとか認識阻害の札を手に入れてこっそりタウンハウスに忍び込んでとかで週に2、3回...しかも一回一回しつこいエッチが続くのもどうかと思うわ!しかも最近どうも一緒にシャワー浴びたがる素振りが...絶対にエッチ目的だもの!拒否しなきゃだわ!
「美味しそう」
でもケーキやデザートには罪は無いのっ!美味しいものは正義なのよ!
「じゃあティナ、はい!」
そう言って勝手に切り分けて私の口に放り込む...もぐもぐ...レモンクリームが爽やかでほろりと苦味もあって美味しいわ!
「ふふ!ティナとディビッドさんラブラブなんだから!」
「そんなんじゃ!もぐもぐ」
口を開けるとニコニコしながら直ぐにデザートを放り込む...もぐもぐ...美味しい...
「そうなんですよ!ねっ!ティナ!」
すごい良い顔でそんな事言うけど爛れた生活を知っている意味で大体の事を知ってるマキシムさんは苦笑を浮かべてるわ...
「本当に美男美女でお似合いだし素敵よね、はぁ私もそんな恋愛できたら良いのだけど」
「スザンナには絶対いい人が見つかるわよ!こんな見た目詐欺ななまぐさ...もぐもぐ...」
絶対都合の悪い事口に出そうとする時に無理矢理口に放り込むわね...もぐもぐ...悔しいくらいに美味しいわ...
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