ナイスですわよ!ピッピちゃん!
「ギャ!ギャ!ディブ!ディブ!あけろ!」
変な声とガタガタと窓を揺らす音...なんかおっきなオカメインコ?が窓に突進してる!
「ちっ...姉上の伝令か...」
そう言って私から離れて窓へ向かい、開けるとそのオカメインコ?がひょいっと入ってディビッドの頭に乗っかると急にディビッドの頭を突く。
「いてて!ピッピちゃん!やめろ」
オカメインコ?を掴んで足に括られた手紙を取り、窓の近くにある缶を取り中を開け、小さな皿にサラサラ入れる...オカメインコ?の餌らしい。
ディビッドはピッピちゃんと呼ばれたオカメインコ?はギャ!ギャ!と鳴きながら餌に夢中になっている内に手紙を開いて目を通す。
ピッピちゃんと呼ばれてるけどピッピって鳴かない子ねぇ...ってピッピちゃんナイス!
身を起こして衣服を整える...はぁまだ未婚なのに手を出される所だったわ!危なかった~
「...姉上め...こんな事わざわざピッピちゃんを使わなくても電話で話せばいいだろうに...」
とぼやくとそれを聞いた?ピッピちゃんがディビッドの頭に乗り再度突き出す。
「ギャ!ギャ!ディブの馬鹿!ピッピちゃんえらい!ピッピちゃんこんな遠くまで頑張った!」
「分かった!分かったからピッピちゃん!ピッピちゃんは偉いから!いてて」
ピッピちゃんはディビッドを許したのか再度餌の皿へと戻って餌を食べている。
「すみませんティナ...折角いいところだったのにちょっと用事ができましてね、今日はもう帰れない様なので...使用人にはちゃんと伝えておきますのでゆっくりしていって下さいね」
と机の引き出しからガンベルトを取り出して装着し、かけてあった司祭服のコートを羽織る。
「ピッピちゃん、誘導を頼みますよ?」
そうディビッドが言うとピッピちゃんは肩にひょいと乗っかる。
「ではティナ、今度は誰にも邪魔されない所で続きをしましょう」
といっておでこにチュっとキスをされ、そのまま部屋を出ていった...
「....う....うわぁぁぁぁ」
もう顔はきっと真っ赤だわ!なんなの!なんなのよぉ!!!!!!
そのままパタンとソファーに倒れて悶絶するしかなかったわ...うん...
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※私の頭の中のピッピちゃんの声はキ⚪︎エちゃんw黒い鳥だとモロだからオカメインコもどきにしました...ちなみにピッピちゃん通常のオカメインコの二倍の大きさをイメージしていただければ...
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