ちょ!キスから先はまだ早いですわ!
それはともかく何とか離れようと頭を巡らせ閃く!
「甘いお菓子は大好きだけど流石に喉が渇いたわ...お茶頂けれないかしら?」
そうよ!お茶を入れさせればいいんだわ...って思った私が馬鹿だった...
「そうですね、じゃあ用意させますから」
と言ってパチンと指を鳴らすと直ぐに人がやって来る、ええ!使用人がいるとか聞いてない!
まるで舞台の黒子の様な使用人がサッと紅茶を入れて用意したら直ぐに居なくなる...一体あれって...
そう言ってディビッドはカップを手に取り一口含む
「まだ熱いね...」
そう言ってまた口に含んだ思ったらそのまま私の口に口付けし少し温くなった紅茶を口移しで注ぎ込む!
「!!!!」
ゴクリ...と温くなったお茶を飲み込んでしまうと頭が沸騰する程熱くなる...
そのまま口の中はディビッドの舌で蹂躙されていく、クチュクチュといやらしい音を立てながら...何とか抵抗しようと舌で追い返そうとするも舌を絡ませていく。
「んっ!んん!!」
絡まれた舌を吸われた!ジュウって音が響く。
息ができない!熱くて苦しいし心臓が壊れるんじゃないかって言うくらいにドキドキと止まらない!
それに気がついたのかディビッドは唇を離す。
舌同士が離れるも唾液の糸引く...何かいやらしいわ...
「はぁ...ティナの唇は甘いですねぇ...それにキスが下手...鼻で息をするんですよ...まぁ下手なのは男との経験が無い証拠だから良いですけどね」
蕩けるようなウットリしたアメジストの双眸でこちらを見つめる...甘いのはさっきからずっと食べさせてたお菓子のせいじゃないかと思うわ...
「そもそもキスを許してなんかいないわ...っんんっ!」
またディビッドは私の唇を蹂躙する...そしてそのままソファーに押し倒された!
長い長いキス...だんだん頭の中が真っ白くなっていく...なんで...なんでこんなに気持ちいいの...
なんだかふわふわした気持ちのまま、力も出ずになすがままディビッドの好きにされてしまう。
「ティナ...」
唇を離し耳元で名前を囁かれそのまま耳、頬、顎、首とチュッチュとキスされる...
ディビッドは私の着ているワンピースのリボンタイをしゅっと取ってしまい、ボタンに手をかけようとし始める。
えええ...もしかしてヤラれちゃう???
「ち...ちょっとディビッドさん!」
そんな時ガタガタと音が響く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます