第41話トリプルデート&ランとキーン
国王陛下の提案にカエタール宰相が乗っかり、私とレノン、皇帝陛下と皇帝陛下の婚約者で聖女のカナタ様、ラルフとマリーで王都を散策することになったのだが、神殿で親しくなったカナタさんがランを誘い、ランがキーンを連れてきたことで、8人で散策することになった。
「カナタ様は、どのような所に行きたいですか。」
「ソフィア様、私は皇帝陛下の婚約者ですが、平民ですので、カナタと呼んでください。」
「わかりましたわ。カナタ。では、私のこともソフィアで構いませんわ。」
「市場や洋服屋さんに行ってみたいです。あと王国食べ物が色々食べてみたいので、オススメの飲食店に行ってみたいです。」
「では、まず市場に行って、次に洋服屋に行って、その後飲食店に行きましょう。」
「はい。」
そして私たちは、まずは、市場に向かった。
「すごいですね。試食もできるのですね。帝国のリンゴより甘いですね。」
「そうなんだよ。以前は、帝国や他国と同じく甘味が少なかったんだけどな。品種改良が行われて甘味の強いリンゴになったんだよ。」
「本当に甘いな。買って帰ろう。」
それから市場の色々な物を見て、皇帝陛下とカナタは、驚いたり、感動したり、喜んでくれて、とても楽しんでくれたようだ。
「可愛い服が多いですね。ちょっと見てきていいですかノイン様。」
「構わないよ。女性陣は、見てくるといい。」
「「「そうだな(ね)」」」
皇帝陛下たち男性陣に言われたので、私たちは遠慮なくドレスや服を見た。
「「「「お待たせ。」」」」
「遠慮なく見ちゃったけど、退屈してなかった。」
「大丈夫だったよ……」
「「「……」」」
あらら、4人とも微妙な顔されていますわね。遠慮なく長時間見すぎてしまいましたかね。私からしたら、まだ見たりないのですが、男性陣のことを考えて切り上げてきたのですけどね。
「では、男性陣が疲れてしまっているので、食事しに向かいますかね。レノン、何処に行くのですか。」
「そうだな。女性陣が服を見ている間にこちらで話していたのだが、色々の種類が食べれるアルバーノに行こうと思っている。」
「確かに、あそこならカナタの希望通り、色々食べれるわね。」
アルバーノに行き、話をしながら楽しく食事をした。
「食事はどうでした。カナタ。」
「はい。盛り付けきれいでしたし、どれも美味しかったです。特にデザートは最高でした。また来たいです。」
こうして三組のカップルとランとキーンでの王都散策は、終わった。
まだ見ぬ幸せ 紅 蓮也 @-T2Ya-
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