30 お話、と、ヒキニー 四郎の限界


母の助言により、僕らは姫たちと一緒に居る。


「貴方達の女神様の恩恵が、あなた達の周囲にも大きな影響を与えているわ。特に姫様と王子様に。

なので、あなた達が2人から離れると特訓の効果が低くなると思うの。王都に帰っても、どうせやることあまりないでしょ?一緒に居なさいね」と。

よくわからんかったが、一緒に居るほうが面白いからいいね!


学校が意味なければ、王都に居る必要性無いといえばまるっきりw

なので、折角だから僕らも姫達と一緒になって訓練する。まだおぼえていない魔法とか練習したり、と姫達と一緒にコーチを受けて細かい魔力操作など教えてもらっている。

勿論父からは剣も。

ビームサーベルができたら、剣技は必要だからね!カッコイイ技とか!



ある日の我々会議

「そろそろ布教についてまじめになにかし始めないか?」俺

「ああ、やりたいな」

「何すればいいかな?」

「うーむ、、、本、とか?」次期

「本って、神話みたいの?」

「うーん、もっとわかりやすいのがいいかな?」

「よし、各自お話を作ってみよう。その話を聞けば、女神様を崇めたくなるような話」四郎

「・・・」姫

10日後に出来た者は発表する。まだな者は発表したい者だけ出来た分だけ発表。で、皆で検討する。できるだけどうにか使えるようにしたい、という方向で。



翌朝、朝食時。

「次郎、どうよ?」三郎

「まだ何も」

「太郎は?」

「うーん、俺達の最初んとこから、とか思ったが、、俺らにはものごっつインパクトだが、実物みていない者にはわからんだろうしねぇ、、」

「だよな」

「そういう三郎はどーよ?」

「あったら訊かないw」

「四郎は?」

「プロット構成し始めなのでまだ何も」

本格的だな、、

あー、こええ、、

ちなみにプロットって?

ググレカス

ねーよ

すまんね

まーな

「姫様は?」


「え、、ああ、、そうね、、今も考え中だったわ、、まだなんとも、、ふわっとだけなんで、イメージにもなってないわ」

ほう、そういう方向から?

職人じゃね?

すげーな?9歳くらいだろ今

おう、、この世界って

いや、王族が?

「次期は?」


「あははははははは」

いや、こういうのが怖いんだわ

ああ、あるひ、ぽっと来ちゃうんだよな?

うん、いきなり脱皮っ!!とかな

賢い人間はしんようならねぇだよ

どこの7人の侍?


「あんたたち、最近女神様と交信あるの?」姫

「更新?」

「ブログかよ?!」

「お話しているか?ってことだよ」

「ああ、どうよ太郎?」

「そういえば、無いね?」

「そう、、じゃ、このままで方向的には良いってことよね、多分」姫

「まぁ、そうなるかな?」


「俺達の目的は、女神様信者を増やして俺らの女神様を神の筆頭におしあげ、この世界を俺らがスローライフ?とかいう現実的ヒキニー生活が送れるような平和な、めんどくさいことがまったくない世界にすることだ。忘れていないよな?皆?」四郎


そうだったか?

今初めて聞いた内容もあるぞ?

うん、後半ぜんぶだけどな?

まあ俺は賛成だけどな

勿論おれも大賛成だ

誰も反対するものなどいないだろう


「質問!ヒキニー生活って何?」姫

「うん、僕も知っておきたいかな」次期


「俺らの居た世界の真の支配層はほぼそれだ。正式にはヒキニートと言う、何もしない者達、だ。ヒキニートは二種るいあり、正統派とうそんくせえ派がある。」四郎

続ける四郎。何も言わない太郎次郎三郎。


「世界の富の90%以上をそいつらウソンクセイ派が専有し、何もしなくても毎日、大国家の年間予算分くらい入ってくる。何もしなくても、だ。

勿論王族みたいな国家や民に対する責任など皆無だ。ゼロ。責任が皆無な奴は人間性は腐っていく。責任って、自分で思うことだから。自分で負うモノだから。自分で負うと決めなければ責任となりえない。

だからヒキニートウソンクセイ派の奴等は暇すぎて悪さばかししてしまっている。


また一方、そういう悪い社会になってしまっているんで、まともな人間は社会に適応できなくなっちゃった。彼らは自分の部屋からでなくなった。恐ろしいんだ、おかしな奴等しか居ない世界が。一般的には彼らを正統派ヒキニートと呼ぶ。正統派にも成熟と未成熟が居る。子供みたいなメンタルを持っているのが未成熟だ。」


「んじゃ、先に出た世界を支配する方のヒキニートウソンクセイ派はヒキニートではないの?」

「良い質問だ。悪はヒキニートにあるまじき行為だ。なので、ウソンクセイ派を偽ヒキニート、偽ヒキ、ニセヒーと呼ぼう。王族でも王様でも、善人で有能な者達に善政を行わせて、自分はのうのうと隠居ぐらし、というのも堂々たる正統派ヒキニートだ。だが、悪政を行わせてればニセヒーだ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・×3

「わかったわ」姫

わかっちゃったんだ?

「うん、どうにか」次期

どうにか、でもわかっちゃった?


(まぁ、どーいう話が出てくるか面白がって聞いては見たが、、)

(ああ、長い割には、、、60点くらいかな)

(うん、オチがないってのが苦しいよね)

(そこそこ良かったんだけどね、、四郎の限界かもな)

「失礼な!!」四郎


なんか疑惑の目になっている姫と次期


「うん、大体あってるから、大丈夫だよ!」フォロー入れる俺

それでもまだ少し疑惑の目の2人


「何もしないで禄だけ貰っていい暮らししている者って、いる?」次郎

「うーん、、いるんじゃない?見た目は王宮付き学者とか魔法使いとかそうだけど、毎日研究やらしてるし。あ、権力好きの貴族なんかそうよね。領地のことは誰かに丸投げでカネだけぶんどって王都で悪巧みしていただけだし、もろそういう奴ね。」


「この世界じゃ、それがニセヒーだな。

そういうのとは別で、のんびりした性格の貴族で、王都にも出てこない、とかいた?」


「居たんじゃない?王都にも出てこなければ知らないけど、、」

「うんいたね、2人くらい。悪政行っていないから取り潰しになっていない」

「多分、その2人が本物ヒキニーに近いかな?みてみないとわからんけど」


「まぁ、、なんとなくわかったようなわからないような、、」姫

「まぁ、どうにか少しわかったかな」次期

「あんた凄いわね?」

「あはははは」


飯はとうに無くなっていて、いつの間にか茶が置かれていた。


どーでもいいことに時間を費やしてしまった感、ハンパネェ!!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る