21 初宇宙 第二王子の派閥の真相


「・・おっほん、、閉めて、、」と教師がドアマンに言い、壁にめり込む王子を放置してドアを閉めた。

「、、続けよう」

と、紹介を続け始めた。

ある意味すげーよなこのことなかれ主義、見ないふり主義の権化!!

やっぱここに通う意味皆無だわwww逆に精神汚染されちゃうww


明日から授業を行います、と、明日以降の連絡事項をまとめた紙を配り、質問を募り、無いので終わった。


まだめり込んだままのアレを無視し、俺達は帰ろうとした。

「ええと、、僕の学友達、どうだい?これからお茶でもしないか?」

(受けなさい)姫

「はい、喜んで!」四郎

俺ら6人は、王子の馬車に乗って第二王子邸に行った。




姫の邸とそっくり!!

「ああ、王女のと一緒だと驚いているのか、、王は、子どもたちに全く同じ規模の邸を与え、それぞれ離れて暮らさせている。母達は後宮にいる。つまり、僕達子供は母親から変な入れ知恵されないように、公平に隔離されているってことだ。勿論母親たちが隔離されているんだけどね。僕達は自由に出来るから。

ただ、使用人達は僕ら子供はどうにもできない、貴族共の影響が強い」


「ちょいと失礼」と、俺は王子の額に俺の額を付ける。

データコピーは一瞬。

え、、と一瞬驚く王子だが、何か理由があるんだろうと思い直した様子。


「・・・・・・」俺

「またかよ、、」といいつつ、俺の反応見て皆俺からコピーしていく。姫もだ。

「「「・・・・・ひでぇ、、」」」「ひどいわね、、」

いや、あんたも一緒だったろ、姫、、


あづま屋があるので、そこで、、と一瞬思ったが、

「いや、馬車の中に戻ろう」俺

皆察したようで、王子を押し込む。で、ドアを締めてすぐに俺達全員プチ屋敷に転移。王子馬車は放置。


シュン!ぞろぞろぞろ、、

「ただいまー」


「あらおかえりなさい、、て、、」

王子に気が付き跪く母。

「おうおかえ

奥から出てきて王子に気づく父

「ああ、いいから、楽にして。友人の両親としてだけいてください。彼らのほかの友人と全く同じように扱ってください。でないと僕が困ります」王子


「御意。では失礼して、、、」

「「いらっしゃいませ!ようこそ我が家に!」」

父も母も、”俺達が連れてきた友人”だから、と、信用したのだ。

いつの間にか、一人前扱いされている件。うれしいね!


ーー


父と母にデータを移した。


一瞬渋い顔をしたが、

「僕達の見解を述べよう。」父

「まず、王子様、王女様、あなた達の派閥は傀儡ね。第一王子を王にするために、他の継承権者が独自に派閥を作れないように、先に傀儡派閥を作ってしまったのね。」母


「うん。で、お二人に申し訳ないが、先に言って置かなければならないことがある。」父

「私達は、この国はどうでもいいの」母 

「俺達は、どの国でも暮らせるんだ、、どこでも。田舎でも、魔獣の森の中でも。」

「だからこそ、権力に興味はないし、邪魔ならぶっ潰していけばいいの」

「そうやってきたし、な?」

「ええ、あなたはそれが得意だったわね」

「おや?君がそれを望んだかからだろ?クズどもの首を跳ねるのが好きだし、跳ねるのを見るのが好きだったじゃないか!!」

・・・・・・・

「あの、、王子様と王女様が青くなってるんで、、やめたげて、、」次郎

「「あ、、ごめんね!」」



「で、僕が言う」俺(太郎)

「コレを見てくれるかな?」と異次元ポケットwから試作の搭乗型小型ロボを出す。翼も。

ガコン、とコクピットハッチが開く。

俺が乗る。ハッチを閉じる。

「オールグリーン、アム*いきます!!」

「「「あああ!!俺が言いたかったのにーー!!!」」」


翼を背負って、、

がっこんがっこん、玄関扉を開け、

表に出て、、

皆が外に出てきたのを確認。

四郎がサムズアップ!

俺も返す、

何の予備動作もなく、俺は勢い良く飛び出した、天空高く。

「3000,5000,7500,、、10000,、13000,、成層圏はいりました。・・・25000,、30000、画像送ります」

俺は地上で受ける次郎の作った全周囲画面に、ここの画面をそのまま送る。


次郎、三郎、四郎、父、母、王女、王子の足下遥か下に、地球が広がる。地球かどうかわからんがw

上には真っ暗で、いくつもの星がまたたく宇宙。


「苦しいので戻ります」

シュン!

転移で庭に戻った。

次郎も画面を解いた。


「あー苦しかった、、、空気のボンベないとだめだわ、、」俺

「いや、あそこまで行くとはおもわんかったし、、」

「「「だよな」」」

「おいおい、、ロマンがないぞ?」

「あー、そーだなー、、最初に飛んだら、、行きたいよな」

「まーなー、、」

「うーん、そーだなー、、仕方ないかー」


呆然とする4人(父母、王女、王子)


俺はそんな4人の前に立ち、

「で、武装もあります。多分、これ一基で数千いけるんじゃないかな?どうだろう皆?」

「うーん、機関砲だけでも数千いけるんじゃね?火薬使わんから砲身の傷みは少ないだろうし、、」

「大砲もあるしなぁ、、榴弾だったら結構行けるし、、」

「ただ、魔力量が多い俺達しか使えないけどね」


「あと、これ、、」と、俺はポケットから石を一つ出して放り、「いでよゴーレム」

右手に剣を生やしたゴーレム。

無言でゴーレムを動かし、地面を、、さくり、、、ばかっ、、長さ数十メートル、幅5mくらいに割れた。

「次郎、わるいお願い」俺

次郎がその穴を土魔法で埋め固める。

「解除」で、俺の手に石が戻る。


「このゴーレムが4人で5千はできる。王子様、このゴーレム一基で、この国の最強の王宮騎士団、何人くらい屠れると思いますか?」

「騎士団は300人ほどいるが、、一基でいけるだろう、、彼らも強い魔法は持っていない。ほぼ武芸だけだ。このゴーレムが二基いたら、もう彼らは逃げるしか無いだろう。で、あとで何かの罠とかでどうにかするしか対抗手段はなかろう。」

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