8 おちゃかいのかい 姫のお茶会
お茶会ってのは、とってもめんどくさいことに、政治的なものなの。同じ派閥とかが集まるの。でも王族からの招待には極力出なけりゃいけません。それなりの理由なく断ると、あとからとても面倒くさいことに成るの。
だからあなたたちは
「僕達なにもわかりましぇーーーん!!!」
ってな顔してなさい。
で、今回の茶会に来た王族以外の者達とか、そんなに気にしなくていいから。こどもこどもしてスルーするのが一番だからね?!
と、心得なのかグチなのか、を母から聞いた俺達。
王女の紋章付き客用馬車の中。城に向かっている。
「母さんが言いたかったのは、結局?」
「あー、、、、、、何?」
「うーー、、こういうのは四郎が得意だろ?」
「うん、なんもわからん子供の振りしてむじゃきにやっとけ、、だ」
「「「おう!」」」
馬車回しで馬車を降りる。
「なんか、小さいね?」
「おう、、王城と違う?」
「うん、別邸?」
「王女様の邸じゃね?」四郎
「「「流石次期領主だな!!」」」
・・・・
扉が開いて、執事?が
「いらっしゃいませ。おまちもうしておりました。どうぞこちらへ、、」
と、
邸の中にではなく、そのまま庭園の中の方に案内された。
東屋
そこにテーブルセットが用意されている。
「どうぞここでおま
「結構よ、もう来たから」と後ろから王女。
「「「「うわっつ!」」」」
「くっ、このオレサマが後ろを盗られるなんてっ、、、、」次郎
(え?次郎、厨二の気、あったの?!!!)
((おまえ、知らなかったの?!!!))
・・・・
「気配察知くらいできないと危険よ?」
と王女は席に着き、俺らにも着くようにと手で指し示す。
俺らも座る。
王女は7歳なのにもう堂々としている。
王族の貫禄ですな!
髪がいいね!(薄い金髪で、縦ロールを入れている。いかにも!だ)
瞳は濃い青?光の加減で変わる感じ?宝石みたいだねぇ、、
まだ子供なので肉付きは俺らと同じで、王族なのにデブっていない。(王族のイメージ?)
侍女達が茶を入れ始める。
俺(太郎)は、茶かぁ、、ミルクがいいなぁ、、とおもっていると
「あ、一つはミルクにしてね、まだおこちゃまらしいので、、」ぷw(王女)
へ?
「あ、あの、、、気配じゃ、ないよね?、、心読むの・・?」
(こえーな?)
(ああ、こえー、、)
(初めてみたぜ、これほどの相手を!!)次郎
「う、、おっほん、、、大丈夫、顔から判断しただけだから」王女
(鯖の目から?)
(死んだ鯖の目から何を判断?)
(ある意味すげーな?)
「わかったわよっつ!!!よめるわよっつ!!!こわがらないでよっつ!!!!」
「あー、別に、、便利だけど怖いとはおもいませんが、、」太郎
こくこく×3
「え?うそ、、怖いでしょ?だって心の中に考えたことわかっちゃうのよ?」王女
・・・・・
「えっと、怖がるほうがいいんですか?それとも、俺らの本音である怖くない、のがいんですか?」四郎
・・・・・・
「そね、、怖くないほうがいいわよ、、そりゃ、、」王女
(おう、素直だ!)
(いいね、素直なツンデレ!!)
(見ててなごむ!)
「うっさいわねぇ、、」王女
「いや、、勝手に人の心読んでうるさいいわれても、、、」三郎
・・・・・・「そうね、、、わるかったわ、、」
(おう、素直だ!)
(いいね、素直なツンデレ!!)
(見ててなごむ!)
「・・・・あんたらぁああああ!!」
(ごめん!)
(すみません!)
(もうしわけない!!)
「ウチの子達がなんかわけわからずで、申し訳ないですね、、あとで叱っときましから」四郎
(((大阪のおかん?)))
意味不明さに一瞬フリーズしたが、流石すぐに解凍し
「ええ、いいわよ、、こっちもあれだし、、」
(おう、素直だ!)
(いいね、素直なツンデレ!!)
(見ててなごむ!)
ごいん!!!×3
四郎が俺らを殴った
「しつこい!」
・・・
「あなたたち、、変わっているわねぇ、、王族を怖がらないし、、というか、礼儀を知らないのかな?」
・・・・・・・
「おう、礼儀って、習った事あったっけ?」
「うー、、、前世でも無いよな?」
「ああ、俺もねーぞ?」
「うそ、中学くらいんとき習わなかった?」
首を激しく左右に振る3人。
「まぁ、、いいわ、、それじゃ、、あなた達、私の家来になりなさい!」
「いきなり?」
「告白来ちゃった?」
「いや、こっから始まる異世界生活?」
「いや、やっぱよしとくわ、、、」王女
「「「「失礼極まりないっつ!!!」」」」
「だって、あなたたち、、わけわからなすぎるし、、、」
「え?すっげーわかりやすいとおもうけど、、」
「おう、、正直だしなー」
「うん、まっすぐだしねー」
「バカだしなー」
・・・・・・・・
「まぁ、、そうかも、、ちょっとあなた達と私の世界が違うんで、そこがわからないのかも、ね」
(おう、素直だ!)
(いいね、素直なツンデレ!!)
(見ててなごむ!)
「いいわ、もうなんともおもわないから。これがあなた達なんでしょ?」
・・・・・・「まぁ、、俺達の普通、がこんな感じっすかね?」四郎
「つまり、慣れれば平気、なわけね、、いいわ、、やっぱあなた達、、、、そうね、、友人になり、、なって?」
「「「「承知いたしました!!」」」」
「ただ、、僕らにはひとつだけこの世界の人々と違った事が在ります。それだけ了承してもらえれば。」四郎
「言うのか?!!」
「まさかっつ!!!!」
「本気かよっつ!!!!」
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