4 5歳から7歳



5歳。

誕生日のパーティー。

今までは新年に一歳上がったことを祝っていたが、今年は生まれた月に誕生会をやってくれた。

でも、来月新年だけどね?俺ら12月生まれ。

誕生日の日付は結構いい加減で、皆覚えてないらしい。

何月の始め、とか、半ば、とかそういう基準みたいだ。

楽でいいね!


両親は木馬とか、絵本とか、デッカイぬいぐるみ(キメラ?)とか、神様の像?とかくれた。

イマイチあれだけど、両親の愛はそれでもかわらんのだろう。センスがアレなだけで。


パーテーを堪能し、俺らは部屋に戻された。


「さて、俺らも無事5歳になれた。これを機会に、神棚を作ろうと思うが、どーだろか?」俺

「あ、いいね!あの女神様のだろ?」2

「おう!でも、仏像とかであの美しさを再現できないぞ?」3

「仕方がないから、俺らが念写とかできるようになるまでは、御札で代用する?」4

「「「だなー」」」


で、

西側の壁の手が届く位置に神棚設置。

壁に「次期女神様」と書いた御札を貼る。

で、棚に花とお菓子を供える。


「あ、おいのり、、」3

「そうだな、、俺達で作らないか?」2

「「「だなっつ!!」」」

ぼでいには言及しないこと、、とした。すんげー褒め称えたいが、なんか触れてはいけないよーな気がしたんで、、、



「天界に座します我らが究極超絶美人可憐美少女女神様!その美しさに我らが全ての生物は感謝を忘れるときは一瞬たりともありませぬ。美しくも優しく慈悲深き我らが次期女神様、次期天界の頂点に立つべき女神様!どうか、いつまでも、その美の頂点でおわしますように!!」


うむ、、これでいいだろう。

ああ、傑作だな。

うむ、、世界中に広めたいものだ。

いいなそれ、、地道にやっていきたいな。


それは俺達会議で、採決された。

今後の使命「拡散!!」


「それは、俺達のライフワークになることだろう!!」

「「「おう!!」」」



それから、俺達は「拡散会議」もしながら、毎晩魔法の訓練も怠らず、しかも昼間は剣の訓練も棒きれでやっている。

ちなみに、拡散については会議のみで具体的行動はまだとれないね!と結論。




最近になってやっとこの邸を大体把握した。

二階建て。

二階の上に屋根裏部屋が幾つもあって、使用人部屋になっているそうだ。今常勤でメイド4人、庭師1人、コック1人は確認できてる。


二階は俺達の部屋と、両親の部屋、幾つかの客間。

一階は玄関ロビー、その右横に同一空間で居間。その奥側に食堂、その奥に厨房。

ロビー奥が大きめの階段になっていて二階に。階段の左奥に廊下があり、奥が大きな風呂場、その突き当り右に物置と地下への階段、地下は貯蔵庫になっていて食料とからしい。

玄関入って左側は部屋が幾つかならんでいる。父の執務室、書庫、母の執務室、物品庫(部屋)がある。

建物は横幅30m?奥行きが50mくらいあるだろうか。幼児だと歩くのきつい距離の場合もある。

敷地全体は首都圏郊外の中学校の大きめのグランドくらい?


邸の作りはコンクリじゃないだろうなぁ、、床は大理石みたいな白い磨かれた石。壁は、、でかいレンガでも積んで、漆くいで塗り固めたものだろうか。その上にベーシュでもかすかに入ったような白で塗られている。

二階の床は木の板。厚い板の様だ。かなり使い込まれている気がする。手入れもよくされている様に見えるけど、俺らそういうのわからんし、、。


前庭は広い。邸の倍ほど?

馬車廻しがあり、馬車で玄関前に着けることができる。

門から玄関までは石畳。

邸は東向き。

大人の背丈より少し高い塀で囲まれている。


庭は、鍛錬する場所だろう、土の場所。

他、芝生の場所がある。周囲にポツポツと木が生えている。植えたのではなく元から在るのか、でかい木もある。


邸のそばの南向きの日当たりの良さそうな場所に小さい木が等間隔に4本ならんでいる。多分、俺達が生まれた時に植えたのだろうと思われ。


5歳になったので、と、庭師が父の許可を取り、最も大きな木の枝にブランコを4つ作ってくれた。



父は黒髪黒い瞳。身長は、比較対象があまりないので多分だが、身長180?細身。でも毎朝鍛錬しているので締まっているってんだろうな。40歳台前半くらい?俺達は遅い子だったのかな?スマートな燕尾服がとても似合いそうな体型と顔である。脳筋さはまったくなく、知的。

器量は大きいというか広い感じ。怒るとか見たことがない。失敗したメイドにはいろいろ説明し、そのメイドにホントの原因を理解させ、注意をソレ一つではなく、全般的に応用できるようにわからせていた。

感情的になるのは意味ないとわかっている人なのだろう。でも、そういうのって、感情的にしかなれないキチ*イと対峙したら、意味なさないので、どうするんだろう?まぁ毎日鍛錬しているのは、そういう用なのかな?


母は若い。30になるかならないか?。薄いブロンド、かすかに巻き毛がふわふわ感を出し、気持ちよさそう。肩ほどにしか伸ばしていない。瞳は茶色。前世界でいうとラテン系と白人のダブルみたいなののいいとこ取り?

肌は肌色で白じろしていないのがいい。

いかにも健康的子沢山お母さんってな体型。デブではない。でもふわっとした簡易ドレスが好きなようで、毎日それ系の服に。

いつも父とは仲がいい。のんびり屋さんだ。

目も、きつくなった時など見たことがない。デフォルテが、微笑んだような顔つきなのかもしれない。



ーーー


7歳になった。

なんか、子供のお披露目があるという。

なのでなんか王都に行くという。

あいまいだなー


神殿があって、そこで禊をするそうだ。全国から同年齢の子が集まるという。来られる家の子だけだけど。

でも、ここの神さまの神殿で禊しても、俺らの神様はあの女神様(予定)だけだけどね。


「おれたちはっ!他の神なんぞにうつつを抜かしてはいけないのだ!!」3

「「「おー!!!!」」」


こういうとき率先するのは3が多かったりする。

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