4話 コズミックホラー・センエース。
4話 コズミックホラー・センエース。
「おぉ! また、超レアアイテムじゃねぇか! いったい、どうなってんだ! 今宵は完全にフィーバータイムだな!!」
ザクザクと獲得できるレアアイテムの山。
たったの一晩で、およそ、『ループ200周分』のパワーアップが出来たと言えば、今夜のフィーバータイムが、どれだけ破格だったかご理解いただけるだろうか。
単純なパワーアップだけでも、それだけの上昇率を誇ったが、
そんなものはオマケに思えるほどの、
とんでもないアイテムも手に入れてしまった。
今回のフィーバータイムで獲得した中でも、
特に秀逸だった目玉アイテム、
それは、『眷属を装備できるようになる』というシステム拡張アイテム。
センは、いったん、紅院たちの影から眷属を回収して、
試しに、ガタノトーアたちを装備してみた。
眷属装備システムを発動させると、
ガタノトーアたちは、それぞれが装飾品状態に変形し、
自動的に、センの全身へと配置される。
その結果、
「おお、マジか。図虚空と違って、基礎ステそのものに補正がかかる感じか。おまけに、それぞれが固有でもっているパッシブ系のスペシャルスキルも全部のっている……いいねぇ!」
図虚空を装備している間も、
基礎ステに、ある程度、補正がかかるのだが、
あくまでも、『図虚空』の数値は、図虚空のもの。
しかし、眷属たちを装備した場合、
センの肉体そのものに対し、ダイレクトに補正がかかった。
何より重要なのは、それぞれの固有パッシブ。
例えば、クティーラの持つゴールドスペシャル『集団暴走方式(レミングウェイ)』は『危機的状況に陥った最、クティーラの周囲に存在する味方全員のステータスを900%ほど上昇させる』という破格のスキル。
高位のGOOは、たいてい、集団暴走方式に似た『全体のステータスを底上げするスペシャル』を保有している。
眷属装備時には、それらの全体ステ上昇系スペシャルが、まとめて発動するため、すさまじいパワーアップが可能。
これらのスペシャルの最も特筆すべき点は、
GOOが『腐らない』ということ。
かりに、この先、アウターゴッドを眷属に出来た場合、
『GOO装備』の『基礎ステータス上昇分の数値』は、
『カスみたいな端数』になってしまうが、
『パーセンテージ上昇』は『アウターゴッドのステータス』にも乗るため、
GOOの存在が腐るということがない。
むしろ、『コスト的には軽く積める』のに、
『アウターゴッドの力を数倍に高めることも可能である』、
という、素晴らしいオプションたりうる。
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・眷属装備時センエース。
《レベル》 【1】
《オメガレベル》 【289】
[HP] 【16億8000万/16億8000万】
[MP] 【6500万/6500万】
[スタミナ] 【83000/83000】
「攻撃力」 【3200万】
「魔法攻撃力」 【2010万】
「防御力」 【1億2500万】
「魔法防御力」 【2億6000万】
「敏捷性」 【1200万】
「耐性値」 【630万】
「HP再生力」 【3億5000万】
「魔力回復力」 【2000万】
「スタミナ回復速度」 【98万】
「反応速度」 【?】
「隠しパラメータ合計値」【?】
「獲得経験値」 【0】
「ネクストEXP」 【無限】
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