第22話 朝の時間 時差ボケ
ショパン国際ピアノコンクールが10月3日から始まった。インターネット配信されるので、リアルタイムで視聴することができる。便利な時代になった。
現地ポーランドと日本の時差は8時間ほどある。
日本の方が8時間早く進んでいるのだ。
つまり、ポーランドは8時間遅れの時を刻んでいる。
モーニングセッションは、現地時間朝9時に始まる。日本時間ではほぽ17時始まり21時終わりなので、終業後に寛ぎながら聴けるので問題はない。
だが、イブニングセッションにおいては、日本時間0時開始のため、聴きたいコンテスタントがいる時は、早めに仮眠をとってから聴くようにしている。
尤も、アーカイブが残るのだから 後から聴こうと思えば聴ける。でも、リアルタイムで聴きたいのだから仕方がない。
初めてヨーロッパで暮らした時、時差に慣れるのに暫くかかった。
日本へ久々に帰国した時も、昼と夜が逆転した。
外出中に眠気に襲われたり、時には、夜中に目が冴えてずっと起きていたり。
ヨーロッパでもNHKの国際放送のニュースが視聴できた。東京市場がクローズした結果が流れる時間、「日本では15:00過ぎ頃なのだ」としみじみ思ったのが懐かしい。
日本に拠点があるコンテスタントの皆さんのご苦労が目に浮かぶようだ。
ましてや、コロナ禍の為 帰国してから14日間の水際対策に協力しなくてはならない。
生活する時間が安定せず、他者との接触を断たなくてはならない。
でも、皆さん、ピアノというお友達があるので羨ましく思う。
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