第10回 鬼畜!Google先生!!!
寅衛門「ど、どうした」
寅吉「いやこれはなかなか緊急事態ですぞ」
寅衛門「何が起きた」
寅吉「…Google検索で『千鳥』がかかってきます、しかもそこそこ上位で」
寅衛門「え?とうとう作者、エゴサ始めたのか?」
寅吉「エゴサはエゴサなんですが理由はあります。作者は『千鳥』を某なろうにも公開しているのですが、このところ読みに来るお客様がぼちぼち」
寅衛門「今日も明日もpv0!とかいっておったのに、いったいどうした」
寅吉「もしかしたらどこかの某匿名掲示板に晒されているのか?と不安になって『千鳥』をフル題名でエゴサしたらしいのです」
寅衛門「悲しくなるくらい小心者だのう…」
寅吉「その結果、今回の題名のセリフを作者は絶叫したわけです」
寅衛門「ん?」
寅吉「『千鳥』の題名は現存する超・有名な和歌の一部です」
寅衛門「ああああああ、確かに、あれまったく百人一首だったな!」
寅吉「そうなんです。その本家本元、百人一首の和歌に紛れて『千鳥』が検索結果として表示されます!あらすじとともに!」
寅衛門「うわあああああああああああああ」
寅吉「ゲームやアニメで歴史上の人物が女体化もしくはイケメン化されることにより、ググると本来の学術的知識ではなく、アニメ絵や設定がばばーんと検索上位に来ることを"検索汚染"と呼びます」
寅衛門「あ、あ、あ、ちょ、もうやめて…死にそう…」
寅吉「ほ~ら殿、見て下さいよう。検索結果にhttps://kakuyomu…で『通う千鳥の』」
寅衛門「全部言わんといてぇ…」
寅吉「Google先生もなかなか鬼畜なことを。しかし殿、胸を張って、これは宣伝効果がある!と開き直っても良いのでは」
寅衛門「無理ぃ…」
寅吉「つうか、何を今さら恥じらっておるのですか」
寅衛門「いや、何か知らんけど、めっちゃ恥ずかしいぃ…」
寅吉「しかし、カクヨムも検索避けの機能を実装してくれてもいいと思うんですがのう」
寅衛門「…それこそ無理だろ。公式がGoogle Analyticsの導入を推進しているんだぞ」
寅吉「じゃあもう受け入れなければ」
寅衛門「百人一首の検索結果に混じって、BL素人小説、か…」
寅吉「趣深いですなあ」
寅衛門「(ムクリ)」
寅吉「お、どうしました、殿。もう一回ぐらい絶叫しておきますか。それで諦めがつくのならお供いたします。せ~のっ」
寅衛門「もう何も!」
寅吉「怖くない!…って魔法少女か!」
寅衛門「良く分かったな」
寅吉「作者がファンですから。まどマギの」
寅衛門「そんなこんなで」
寅吉「虎猫ズ!」
寅衛門「…はぁ~、魔女化しそう」
寅吉「殿、しっかり!ここにグリーフシードがございます!」
*淡路島 通う千鳥の鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守
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