第4回 プロットの秘密・前編

寅衛門・寅吉「二匹合わせて虎猫ズ!」


寅衛門「……(カチャカチャ)」

寅吉「おや、殿、なんかいい匂いがしますな。何か作っているんですか」

寅衛門「ん、ちょっとブイヤベースを」

寅吉「…え、女ウケを狙っての愚行ですか?」

寅衛門「何を言うとるか!あいつらが番外編で旨そうなモノ作って食ってるから(https://kakuyomu.jp/works/1177354054934728311/episodes/16816452218400381006)、こっちも何か作らんと主役が喰われるだろう!」

寅吉「…主役ですか」

寅衛門「主役!」

寅吉「はあ、いつ主役になったのか、まあそれはともかく、そのとやらを煮込む時間に作者のプロット作り虎の巻に突っ込みを入れませんかのう」

寅衛門「何だ、最近プロットについてあいつブツブツ呟きがちだよな」

寅吉「あれ、全く外面のいいことばかりで、本質を隠しております」

寅衛門「本質とは」

寅吉「作者、『千鳥』が処女作ですが、初めて小説とやらを書くにあたってやはりプロットをどうやって作るか、迷ったそうです」

寅衛門「ふむ(もう少し塩入れるか)」

寅吉「で、いろいろ調べて辿り着いたのが、日活ロマンポ〇ノ」

寅衛門「…おい、まさかのエッセイカテゴリーでR15指定か」

寅吉「どうなんでしょうか。ともかく、日活ロマン〇ルノの制作方法が作者にとってはプロット作成の天啓だったようです」

寅衛門「…あんまり聞きたくもないが、どうしてか聞いておこうか」

寅吉「日活ロマンポ〇ノの特徴はご存じでしょうか」

寅衛門「容赦ないR18描写」

寅吉「ですな」

寅衛門「だよな」

寅吉「しかしその濡れ場描写に決まりがあるのはご存じですか?」

寅衛門「…モザイク必須?」

寅吉「それは義務ですなあ」

寅衛門「(そろそろ鍋にサフラン入れとくか)」

寅吉「実は」


ガッタンガッタン、ガタゴトガッタン!!!


寅衛門・寅吉「地震だああああああああああああああ!!!!!!!!」

*後編に続く

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る