第15話 小説と音楽

今月、東京に住む友人がヨルシカのライブに行きました。

ヨルシカは初参戦でライブ後、興奮気味に感想を伝えてくれました。

「つぐみ、絶対に好きだと思う」って。

なんと、ライブの入場特典がライブのために書き下ろされたオリジナルの小説で、その小説とマッチングさせたセットリストだったそうです。

へぇ〜って、すごいなぁ、と思いました。

(友人は夏フェスにテントを張って参加するくらいの音楽好きなんです)


小説を歌で表現した、というとYOASOBIが有名ですよね。

私もYOASOBI好きです。

新曲の「大正浪漫」はとても切ない曲です。

現代と大正時代、時に隔たれた決して会うことのできない2人が、文字に、言葉に想いを込めて手紙で繋がる…という歌詞です。

同名の小説も時を同じくして発売されているので読みたいな…と思っています。

(私、前世は大正時代に生きていたのでは?と思うくらい大正時代に惹かれるんです)


住野よるさんの「この気持ちもいつか忘れる」は先行限定版で、この小説の世界観を音楽で表現したCD付きだったし。

私もこの先行販売を購入しました。

(曲はTHE BACK HORNです)


「麦本三歩の好きなもの」の主人公の三歩ちゃんのいつも聞いてる音楽というコンセプトで「麦本三歩の好きな音」というCDも発売されました。

(このCDも持ってます。聞いたことない曲ばかりで…ちょっとかわってる…っていうか…そっかあ、三歩ちゃんはこういう歌が好きなのかぁ…って、なりました 笑)


皆さんは小説が好きな人って、周りにいますか?

私はいないんです。

だから、あんまり本の話をする機会ってないんです。


でも、音楽を聞かない人ってまず、いないですよね。

だから、その人のことを知りたいなって思った時

音楽は何が好きなのか、聞くことが多いです。

(本当はどんな本が好きなのか、聞きたいところなんですけど)


SHISHAMOの「明日も」を好きな人とは、仲良くなりたいって思うし

back numberの「わたがし」が好きな人は、いいなって思うし

King Gnuの「Prayer X」を好きな人には、もっと話を聞かせてほしい、と思ってしまいます。


曲も物語だな。そう思います。

どうしてその曲を好きなのか、そこには、その人の辿ってきた道のり、その人を形造っているもの、その人らしさが表れているんだな、と思います。

小説と一緒だな、って。


だから、小説と音楽って共鳴するように親和性があるのかな〜と思いました。


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