第63話 サヨナラ

「くぅ… まだだっ!」


「終ワリダナ?隊長!ギィッヒハハハハハハ!!!ギハハハハァッ!!!」


「渋っている場合ではないか…」


 俺達がシロじぃを起こそうと必死に呼び掛けていた時、隊長は既にギリギリの状態だった。あの目玉の化け物は好機と見るや隊長を丸飲みにしようと上半身を丸ごと口に変形させ大口を開けた。


 その時隊長が取り出したのは例のアレ、ビーストアップだ。隊長はここで敗北するくらいなら死ぬ覚悟でいるということだろう、懐から銃型の注射器が光る。


 そんなのダメだ。

 隊長の為にも頼むから帰ってきてくれ。


 俺は怒りと悲しみを込めて叫んでいた。


「さっさと帰ってきやがれぇッッッ!!!このクソジジィィィッッッ!!!」


 必死の思いだった。

 

 本当なら絶命した人が傷を綺麗に治されたところで生き返るなんてことはないだろう。体があっても、もうそこにはいないからだ。


 でもこの人は違う。

 絶対生き返る、死ぬことを許されていない… そういう体なんだ。


 でももしそうでなくたってシロじぃはきっと帰ってくる。


 体をバラバラにされても、火の玉食らっても、誰を敵に回しても、たった一人になろうとも、きっとまた立ち上がる。


 家族の為ならなんだってやる。


 ホワイトライオンのハーフとして生まれたシロという男は… いやユウキという人物は、そんな父親なのだとユキばぁから聞かされていた。


 だから起きろ。


 起きろ!


 起きろッ!





「…誰がクソジジィだ」


「っ!?」



 俺が願いを込めてぎゅっと目を閉じたその時だ、声に気付いて手元を確認したがそこには既に何もなく、目に映るのはあの人の血に染まる俺の腕だった。


「借りるぞ」


「えっ!?」


 そのまま瞬きする間にベルから剣を受け取り、次の瞬間もういない。


 俺達が声を掛ける間もなく、既にあの人は戦闘体勢に入っていた。


 それに気付いた俺にはあの人が次に現れる場所がわかっていた。


「イタダキマ… ギァッ!?」


「っ!?」


 それはあの化け物が隊長にかぶり付こうと身を乗り出したその瞬間のことだった。





「行儀が悪いぞ… お喋りクソ目玉ッ!」


「テメェッ!…ネコマタァァァァァアッッッ!?!?!?」



 英雄の帰還。

 あの人が…。


 シロじぃが帰ってきた!







 目か覚めて、俺はすぐに動いた。だがハッキリと自分の身に何が起きたのかも勿論覚えている。


 そう、心臓を貫かれ絶命したことを。


 目を覚ます前は不思議と心地良い微睡みに包まれていながら、夢の中で太郎とベルが必死に俺に呼び掛けているのに答えることができずひたすら二人に謝り倒しているような奇妙な状態だった。


 俺は死なないが、復活するにも条件がいるということだ。つまりサーベルが心臓を貫いた状態では心臓を再生することができず絶命したままということ、アレクサンダーは仮説ながらそれをわかっていて俺の心臓を突くようイーターに指示したのだろう。


 だが夢の中で「すまない、本当にすまない」とそう繰り返すうちにやがて自分が生き返っていることに気付き、目を開けるとすぐイーターを斬る為再び剣を取った。


 何も考えずにただ叩き切ってやろうと急いだので俺は今この瞬間にやっと気付いた、バリー隊長が馬鹿をやろうとしていることに。俺の姿を見た彼女は驚きの表情を露にするもすぐに言った。


「ネコマタ殿!?フン… やっとお目覚めか?」


 何故ここに隊長や太郎、よく見るとレベッカさんまでいるのか… などのことはいい。俺は隊長が今正に己に打ち込もうとしているその薬を奪い、それを見て覚悟を決めた。

 

「自棄になるな、これは俺が使う」


「何…っ!?よせ!お前が使うと余計にどうなるかわからないぞ!」


「忠告はありがたいが四神籠手がこの様じゃあ火力不足でね」


 使用者に爆発的な力を与える代わりにビースト化を促してしまう魔の薬。それを野生解放できない俺が使うとどうなるのだろうか?何も起こらないかもしれないしもっと酷いことになるのかもしれない。あるいは…。


 だが知ったことか。


 俺は選抜隊がやっていたようにそれを躊躇なく己の首筋に当て引き金を引いた。


「っ!」


 瞬間注射針が勢いよく首に刺さる。薬が一気に流れ込んでくる生々しい感覚があった。


「イカれている…」


「知ってるよ」


 すぐに何らかの効果が表れた。全身が熱い、俺は底から湧き上がるこの感覚に覚えがある。長いこと忘れていたが感じた瞬間に全て理解できた。


 “アレ”だ、今なら“アレ”ができる。


 それと同時に再生を済ませたイーターが目前に迫る。


「セッカク死ナセトク為ニブッ刺シタママニシトイタノニヨォォォ!!!コノ死ニ損ナイガァッ!!!モウ一度ブッ殺シテヤルヨォッ!!!」


「二度もやられるかっ!」


 空になったこの大袈裟な注射器を捨てると、俺は体に湧いてくるこの熱を解放した。


「ガァァァァァァアAAAAAAAッ!!!」


 雄叫びを挙げヤツに立ち向かう。

 構えも何もない、獣の如き爪の一撃。


「ラァァァッッッ!!!」


「ナニィッ!?ハ、早ェッ!?」


 久しく全身を巡るこの獣の力、忌むべき薬だがコイツは俺がホワイトライオンであるということを皮肉にも思い出させてくれた。


 目が、耳が、鼻が、牙が、爪が。


 獅子の血が全身を満たしていく。


「なるほどな… それが本来の力か?私と戦った時は全力でもなんでもなかったと」


「いや薬のおかげさ?これができたらどれだけ楽だったか、それに君だって使わなかった、だからお互い様だろう?」


「フン… そういうことにしておいてやる」


 俺は膝を着いていた彼女に手を貸し立ち上がるのを手伝うと尋ねた。


「それじゃ、疲れてるところ申し訳ないがお手伝いを頼めるかな隊長?」


「いいだろう、やってやる」


「テメェ… ナンダソリャアッ!」


 俺のこれがなんなのか… これこそが俺達フレンズ本来の力。イーターの問い掛けに、俺達は口を揃えて答えた。


「「野生解放だッ!!!」」


 隊長と並んだ鋭い踏み込み、瞬時に距離を詰めるとサーベルを使った連続の突きを繰り出し、バリー隊長は強烈な拳を連発で放つ。


 まずこいつは俺をぶち殺してくれたお礼だ、敢えて切り刻まず目玉の一つ一つを突きで潰していった。


「アギッ!?ギィッ!?ギャァァアッ!?」


 見える、相手はデカイだけにすっとろいし隙だらけ。一方俺は体も軽いし気分も爽快、傷もそっくり治っているどころか疲れも消えている、そして隣には頼もし過ぎる仲間。


 そのまま俺達が格闘と斬撃を繰り返すことでイーターは必死に頭を庇い気味の悪い悲鳴を挙げる、俺はそこで間髪入れずにその腕を輪切りにしガードを破った。


「お返しだ、次はお前が死ね」


「チクショォォォッ!?ナンデオマエバカリニ運ガ向クンダ!?ズリィ!妬マシイ!依怙贔屓えこひいきダァァァァァアッ!?!?!?」


「今だ!トドメを!」


「了解!」


 俺は飛び上がるとヤツの脳天に向かい躊躇なくサーベルで斬りかかった。サンドスターコントロールによる循環、そして野生解放によるパワーとスピードの向上、更に四神玉の効果で俺の体は更に強くなる。


 見せてやる、一つ上の野生解放を。


 四神の力は使えないが、この状態でバリー隊長が味方ならコイツごときに遅れは取らない。


 終いだ。


「アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!」


 刃は頭の先から真っ直ぐ真下へヤツを切り裂いた。

 両断されたイーターは大きな断末魔を挙げながら左右に泣き別れとなる。真っ黒な粒子、サンドスターロウが切断面から吹き出しその体をゆっくりと崩壊させていく。


 戦闘が済むとバリー隊長がこちらに駆け寄り俺に尋ねた。


「やったのか」


「多分、だがコイツは抜け目がないから正直消し飛ばすまで安心しない方がいい… そんなことよりも」


 肝心なのは寧ろこっちだろう、お喋りクソ目玉なんてどうでもいい、あれは一体どういうことだ?


 先程から視界の端に見えていた俺達の戦闘とは別に繰り広げられていた戦い。


「はぁ… はぁ… 許さないぃ… 許さないぃっ!!!」


「…!」


 その戦いに、あのアレクサンダーも感情的になり口調を荒くしている。

 

「チィッ!スザク相手にまだ持ち堪えるのかあの娘は! …イーター!イーター何をしている!まさかやられたのか?役立たずめ!」


 俺が死んでいる間にヤツも追い込まれていたらしい、しかしそんなことよりも。


 戦っているのは… ミク?


 どう見てもミクだ、ミクがスザク様の相手をしているのか?俺にはどうにも信じられない光景だ、宙に浮きながら念力のようなもので炎を打ち消して応戦するあの姿、あの姿はまるで…。


「シロじぃ!」

「おじさん!」


 その時、俺の死んでいた場所から太郎とベルが駆け寄りながら俺を呼ぶ。話したいことはお互いに色々あるだろうがそれは後だ、今はこの状況をなんとかしなければ。


「おじさん!ミクを助けて!ミクがおかしいんだ!」


 泣きそうな声で俺にそう伝えるベルの肩に手を置き、ゆっくりと何が起きたのか整理していった。


「落ち着け?ミクに何があったんだ?」


「おじさんが刺されてから目とか耳とかいろんなところから血が出てて… それから見たことないくらい怒った様子で壁を壊して…」


「なんかミクちゃんじゃないみたいだ、なんていうかあれって… ねぇシロじぃ、俺おかしいのかな?あのミクちゃんってさ?ミクちゃんって言うより、なんか…」


 情報を整理すればなんとなく太郎の言いたいことも俺にはわかる。太郎は俺の子孫… 俺の子孫ってことは、妻の子孫でもある。そしてミユからの直系ということは、クロの血の直系ということだ。何か目に見えないものを感じとることができるのかもしれない。


 まさかミクは…。


 再び目を向けた時、ミクの出血は酷くなっていた。あれは戦いによる負傷ではない、スザク様に対抗できるほどの力をあんな小さな体で引き出している、無事でいられるはずがない。

 なのに痛みが麻痺しているのか怒りに任せ攻めに徹している、そしてミクは遂にスザク様の動きを封じることに成功した。


「…!?」


「掴まえたぁっ!ハハハッ… ねぇスザク様…?あなた彼に何をしました?腕を切り落としましたね?その痛みがどれ程のものかご存知ですか? …あなたという方はッ!誰のおかげで自由になれたのかお忘れみたいですねッ?!同じ痛みを知ってくださいっ!ほらぁっ!!!」


 ミクは左手をかざしスザク様の動きを封じ続け、次に右手で空を掴むようにグッと拳を握り力いっぱい横に引き始めた。すると数メートルは離れていながら手を触れることなくスザク様の左腕がミシミシと音をたて血が滲み始めたのだ。


 ダメだ。


 あの状況でも声1つ発さないスザク様、俺の敵討ちをしようと痛め付けるミク…。


 双方の為にならない、このままではミクも持たないしスザク様もただでは済まない。


 すぐに止めなくてはならない。


「太郎、それに隊長にレベッカさん?俺のことは今更信用できないかもしれないが頼みがある… ベルと四神の皆さんを連れて一度うちに避難してほしい」


「なに言ってんだよ!この期に及んで帰れってのか!シロじぃはどうするんだ!」


「ミクを連れて必ず戻る、だが今はその為に二人を止めなくちゃならない!すでにあの力の余波が建物に影響を与え始めている、急いだ方がいい!だから頼む!」


 こんなことを頼むなんて烏滸おこがましいのはわかっている。だが俺は約束しているんだ。


 子供たちを必ず連れて帰ると。


 だから。


「ご先祖さん、1つよろしいですか?」


「…?」


 その時皆を押し退けて前に出たのは疲労困憊としていたであろうレベッカさんだった、顔色も良くないのでやっとの思いで立ち上がっているのだと思う。


 彼女は俺の前に立つとキッと目付きを鋭くして言った。


「失礼しますっ!」


「ッ!?」


 その時、ぴしゃんっ!と俺の頬にいい平手打ちが入った。やがてじんとした痛みが少しずつ頬に滲み始め、俺はそれをそっと撫でる。


「ちょっ!?レベッカ!?」


 驚いた太郎に待てと言うように手を向けると再び彼女の方に目を向け話を聞いた。


「ご先祖さん、あなたのこと… 私は信じます、あなたがそう仰るならベルくんも四神も必ず無事に送り届けます。でも、あなたがレオにしたことを私は許してませんから!後でちゃんと謝ってもらうので必ず戻ってください!Did you understandいいわね?」


「わかった、約束する」


 強い女性だ。

 太郎のことをここまで想ってくれる。相手が誰でも、味方になってくれる。


 やはり君に太郎を任せてよかった。


「よし、ではいくぞ!中央支部のヘリを拝借する!私はゲンブ様とビャッコ様を担ぐ!レオはセイリュウ様を頼む!レベッカは周辺の警戒及びサーベルの息子の護衛!まだ何がでるかわからんぞ!注意しろ!」


「Yes sir!」


「でも!でもシロじぃは!置いていけないよ!」


 太郎は子供のような真っ直ぐな目で俺を見て言った。レベッカさんが言うように、俺がお前にしたことは簡単に許されることではない… なのに、お前はまだ俺の心配をしてくれるのか?


 立派な子に育ったんだな、誇らしいよ。


「心配ない、宛はある」


「本当だろうね?」


「信じろ、ミクもベルもきっちり連れ帰る約束をしてるんだ、自分が帰らなかったらセーバルちゃんに何を言われるかわからん」


「わかった… じゃあ後で!」


「あぁ」


 三人はベルと倒れる四神を連れてこの場を後にした。俺は無事に避難したのを確認するともう一度ミクを見た。


 血の涙を流し、あの呆気ない顔を怒りに歪めている。


「痛いですか?どうですか?ほらもう少しで引きちぎれますよ!我慢してくださいッ!」


 顔色1つ変えないスザク様の腕もそろそろ限界だろう。俺はサーベルをしまうとすぐにミクの元へ駆け付けた。


 俺の死が切っ掛けでこうなったのなら、きっと俺が生きているとわかれば…。


「ミク!ミクやめるんだ!俺はなんともない!ケガも治った!こんなことはもうやめてくれ?」


 ミクは俺の姿を見たその時、どこか子供とは思えないうっとりとしたような目で笑い、そして言った。


「あぁ…!あぁシロさん会いたかった!きっとまだ大丈夫だって信じてました!心配しないで?悪い人達は僕がみんなやっつけますから!もう誰にもシロさんに手出しさせません!終わったら、また一緒に暮らしましょう?二人で!」


 俺を見る君、血で汚れた幼い顔… 妻によく似た君の顔。


 俺を見るその目、向けられた言葉たち…。


 予感はこの瞬間確かなものとなった。


「やっぱり… ミクじゃないのか…」


 この感情をどう言い表せばいいのだろうか。俺の前でスザク様の腕を引きちぎろうとしているのは俺が一番会いたかった女性だ。

 会いたくて会いたくて仕方なかった、今だって正直な話をすれば喜んでいる自分がいる。こんな状況にも関わらず君と会えたことがこの上なく嬉しいんだ。


 嬉しいのに。


「聞いてくれ?スザク様を離してほしい、俺はこうして無事だしスザク様だって自分の意思でやっているんじゃないんだ?頼むよ?ミク、戻っておいで?」


「もう少し!もう少しですから!シロさんを傷付けるやつは僕が許さないっ!誰であろうと!」


「ダメだ体が持たない!やめてくれ!死んでしまう!ミク!君はミクだ!正気に戻ってくれ!」


 今の彼女を、俺はどちらだと思えばいいのかわからない。妻なのかもしれない、だが体はミクだ、この体で生まれてミクとして生きた時間があり、共に過ごした時間が確かに存在する。


 妻だと素直に認められないのは、それがミクの消滅を意味しているから。

 

 ごめん、俺のせいで…。

 俺のせいで君を振り回してばかりだ…。


 こうしている間にもミクの体は限界を超え続けスザク様の左腕が体から離れようとしている。


 どれもこれも俺のせいじゃないか。


 スザク様がこうなったのも、ミクが捕まったのも、君が怒りに飲まれているのも…。


 わかった。


「かばんちゃん… もうやめよう?頼むよ?かばんちゃん?全部俺が悪かったよ?聞いてよかばんちゃん… 君がこんなことするの、俺もう見たくないんだ?ねぇかばんちゃん?」


 呼ばないようにしてた、妻の名前。

 認めてしまえばミクが帰ってこれないと思ったからだ。

 ミクが帰ってこれなければ君はここに有り続けられるのかもしれない、でももしそうなっても俺はまた前のように笑えるだろうか?君がいるのに、幸せだと胸を張って言えるんだろうか?




 無理だよなきっと。




 だって君はミクだから。




「かばんちゃん!」




 言いたくない。

 この言葉はきっと君を殺してしまうから。


 でも言わなきゃいけない。


 俺達のエゴで、大事な命が失われてしまうから。



 俺は焦点の合わない君を正面から抱きしめた。無意識に溢れだした涙を拭うこともせず、覚悟を決めてこの世で一番愛する女性にこの言葉を贈る。





「もうやめてくれかばんちゃん!君はもうこの世にいないんだよっ!!!」





 言ってしまった。


 その瞬間揺れが止まりスザク様がフラりと地に落ちた。この言葉は確実に君の心に届いたのだということだろう。


「え…?」


「君は俺を置いて先に逝ってしまったんだ… 凄く寂しいよ悲しいよ… 何度も死にたいと思ったよ… だからこんな形でも君と会えたことは嬉しいよ?でもダメなんだ…」


「どうして…?」


「ダメだよ?俺達のワガママでこの子の人生を奪っちゃ?そうだろ?優しい君ならわかるはずだ」



 嫌だ… 嫌だ… 嫌だ…。


 君を失いたくない。


 それでもだめだ。




「サヨナラだ…」


「いや…」


「先に行ってて?俺もすぐに追い付くから?文句ならその時いくらでも聞くから?だから… バイバイ、かばんちゃん?でも今だけだよ、いいね?」


「…」




 全てを伝え終えた時、ミクは気を失い俺にその身を預けた。それは恐らく彼女の消滅を意味するのだろう。



 サヨナラだ…。



 かばんちゃん。

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