第27話 星の記憶

 ねぇ?これはイケないこと?セーバルは間違ってる?こんなことして、あなたは怒ってる?


 でもあなたがセーバルを置いていくからじゃない。あとどれくらい待てばあなたに追い付くの?何年?何十年?何百年?何千年?


 寂しいよ、悔しかったら迎えに来てよ…。


 会いたいよ。


 ヒロ…。




 

 そんなこと心で叫んでもあなたには聞こえやしない、そんなことわかってる。


 わかってる… もう会えないし、何も伝えることができない。でも少しでもあなたを感じたい。


 だから今セーバルの目の前にはあなたの祖父に当たる人物がいる。彼の中にあなたが見えるの… だから最もらしい言葉をあれこれ並べて彼を押し倒した。


 暴れないでね、ここまできて拒絶されたらセーバルは…。

 

 そんなセーバルの気持ちを知ってか知らずか、彼は抵抗をしてくることはない。だから彼と二度目の口付けを交わそうと顔を近付けた。


 その時。


「あ…っ!?」


 なんと彼の方からセーバルを強く抱き締めてきた、思わず声がでてしまうくらいには驚いた。だって突き飛ばされてもおかしくないはずなのに。


 いいの?セーバルのこと慰めてくれるの?


 キスは失敗したけれど、こうして彼に受け入れられたのかと思うとどこか嬉しくなる自分がいる。


 でもダメ… 彼はヒロじゃないんだよ?

 でもヒロを感じるにはもうこれしかない。

 シロにだって忘れられない人がいるのに。

 でももう会えない、だから心の隙間を埋めてあげようよ?

 

 いろんな感情が戦っていたけれど、始めたのはセーバル。もう引き返せない。

 

 その時彼はセーバルの耳元でそっと囁いた。


「セーバルちゃん、こんなこと最初で最後だから、だから… ごめん」


「うん…」




 それから。




 それから…。







「あ…」


 目を覚ますと朝だった。

 爽快な目覚め、昨晩のドロドロとした寂しさが嘘のようにさっぱりとした気分だった。

 

 場所はシロの家だったところ、セーバル用に置いといたシングルベッドの上で当たり前みたいに起きた。


 部屋には一人。

 セーバルだけ。


「セーバル… バカだ」

 

 昨晩とんでもないことをしてしまったとセーバルは思い出した。お酒に力を借り酷く酔っていたセーバルは勢いに身を任せ彼にキスをしたのだ、しかもそのまま事に及ぼうと…。そこまで覚えている、セーバルは酔っても記憶がわりと残るタイプ。

 でも、あれからどうなったのかハッキリと思い出せない。一つハッキリとしてるのは今朝は驚くほどスッキリとしているということ。


 それってつまりそういうことでは?


「そうだシロ… シロはどこ?」


 昨晩彼が迎えに来てくれた、当然覚えている。

 

 ヒロのことで… というか自分のことで少し言い合いになり、それからどっと寂しさが押し寄せた時シロのことをヒロと重ねてしまいセーバルはそのまま…。


 それって全部お酒のせい?違う… 寂しかっただけ、じゃあ寂しかったら何をしてもいいの?寂しくさせる方が悪いの?違うよ、弱さの言い訳、シロを巻き込んだ言い訳。


 シロは嫌がってた。傷の舐め合いなんかしても事が済んだ時お互い罪悪感に苦しむだけだとわかっていたからだ。


 取り返しの付かないことをした。


 セーバルにとっても、シロにとっても。

 

 まず、謝らないと。



 ただ気になることが一つ…。



「服、昨日のまま… なんで?」


 やったならやったで全裸か彼シャツ状態なのが通例ではないのだろうか?朝起きると彼の腕の中で… みたいな?なのにあれは夢だったのかと思わせるようにきちんと服を着てるセーバル、勿論隣に彼はいない。

 いやそういうのを期待していたわけではないのだけど… でもあれしてしまったとしたら着衣のままだなんてセーバルはどれだけ欲求不満だったのだろう、やるだけやって終わりだなんてなんてはしたない。いやでも下着だってちゃんと…。


「はぁ… もぉ」


 したの?してないの?どっちでもいい、シロに悪いことしたのは同じ。枕に顔を埋めるととにかく昨晩のことを悔やんだ。


 罪悪感。

 ヒロというよりはシロに対しての。


 なんて言ったらいいのだろう… あまりにも寂しかったから慰めてもらいたかったのって?違うよ、そんな誰でもいいみたいな理由じゃない。

 あの晩シロに言ったことは事実、シロはどこかヒロと似てるとこがある… と言うよりは、ヒロがシロに似ている。言動であったり人に接する時の態度であったり、なんとなく雰囲気に近いものを持ってる。


 見た目は似ていない、性格もヒロの方が知的。なのに二人はよく似ている。


 だから近頃シロと話しているとヒロを思い出して切ない気持ちになっていた。そしてその気持ちは命日が近付くにつれてだんだん抑えきれなくなっていった。


 だから誰でもよかったんじゃない… シロがよかったの。


 でも、セーバルが見ているのはシロじゃないの。


 だめ、振り出しに戻った。結局なんて言ったらいいかわからない。とりあえず謝る、それしかない。


 考えてもわからないときは行動。ベッドから降りたセーバルはドアを開けて部屋を出る、そして階段を降りる。


 あれ?


「何か、いい匂い」


 階段を降りる… がその前に何か鼻の奥ををくすぐるいい香りがした。二日酔い気味なので少し胃がムカムカするけれどそれでも食べたくなるような優しい香り。


 当てよう…。

 味噌汁、白米、玉子焼、鮭の切り身。

 朝食の鉄板メニュー、間違いない。


 二日酔い気味に少しフラつきながらも匂いに釣られて階段を降りた。


 そこには。


「やぁおはよう?丁度よかった、そろそろ起こそうと思ってたんだ」


「あ、あの… うん。えっと… おはよう」


 シロだ… 面と向かうと目もまともに見れなくなってしまった、謝るどころの状態ではない。なのにシロは普通、当たり前みたいに朝食作って待ってた。


 多分こういう朝ってセーバルの方が早く起きてこんな風に何事もなかったかのように朝食作ってるもの。なのになんて嫁力の高い男なのだろう。


 ヒロも… よく朝食作ってくれたっけ。


「具合はどうかな?」


「えと… まぁ、大丈夫」


「そう?でも何か食べた方がいいと思ってね、簡単に用意してみたけど食べれる?」


「う、うん、食べる… あの… ありがとう」


 テーブルには一人分の朝食、やっぱりシロは食べないみたい。まぁ同じ食卓で向かい合っても今のセーバルではしどろもどろでまともに会話にすらならない、とにかく食べよう。そうだ食べるんだ、食べてお腹を満たしてそれからだ。


 でも… 少しくらい何か話さないと。


「ねぇあの…」


「ん…?」


 彼が振り向き目が合うと、セーバルはつい逸らしてしまう。ダメ、ちゃんと喋って?


「ほら… キッチンないのにどうやって作ったの?材料は?」


「キッチンはまぁ… 俺は火も水も出せるから、セイリュウ様の水で作った味噌汁なんて豪華だろう?材料は先生に連絡してラッキーに運ばせたよ」


 セイリュウの水で作ったとかなんかマニアックアイテムみたいだからやめてほしかった、凄い美味しいけど食欲無くしそう。


 でもそっか… カコにはどれくらい話したのだろうか。気にはなるけど聞くことができない。セーバルは結局それ以上何も話せず黙って朝食を食べ進めた。


「済んだら教えてくれるかい?結局朝になってしまった、すぐに帰ろう」


 シロはそういうとセーバルが食べてる間に外へ出た。お墓参りがまだだったのでちゃんと手を合わせておきたかったのだそうだ。

 そりゃそうだろう、せっかく会えた息子と孫だもの、積もる話だってある。


「ごちそうさま」


 食べると元気と勇気が湧いた、静かにその場に手を合わせると立ち上がりシロの元へ歩いた。


 お墓… 家から少し離れた日当たりのいいところに並んでいる。お花が添えてあるのはセーバルが昨日添えておいたから。


 シロはそこに座り込み一人でブツブツと何か呟いている… 近況報告とか謝りたいこととか、いろいろあるのだと思う。ユキの時もそうだった。


 セーバルもシロに言わなきゃならないことがあるんだよ。


「ごちそうさま、美味しかったよ」


「…あぁごめん、もう少し居てもいいかな?少しだけだから」


「いいよ、セーバルも話がある、そのままでいいから聞いて?いい?」


「ありがとう、構わないよ」


 シロはお墓の前に座りながら目を閉じていた。そんな彼の隣に座ると、セーバルもお墓の方を向いたままシロに話しかけた。


「昨日のことなんだけど…」


「あぁ…」


「ごめんね?セーバルどうかしてたんだよ、なんか… なんであんなことしたの?って聞かれたら上手に答えられないけど。とにかくごめん、シロの気持ちも考えないであんなこと… 本当にごめん」


 そこまで話した時、話を遮るようにシロは言った。


「なんのことか覚えてないよ、お酒のせいでね。君が無理矢理飲ませるから…」


 そんなことある?だってシロそんなに酔ってるように見えなかった。セーバルにはシロが嘘をついてるようにしか見えない。


「あのそれはごめん… でもおかしいよそれは、覚えてないなんてことないでしょ?あんなことがあったのに」


「君も随分酔ってた、俺に何をしたのか知らないけど夢でも見てたんじゃない?ベッドにはいつ移動したか覚えてる?俺が最後に覚えてることはグビグビ飲んだ君が床で大の字になってイビキかきながら寝てる姿。仕方なく俺がベッドまで運んだんだよ、言ったでしょ“こんなこと最初で最後だから”ってさ?あぁでも寝てたのか…」


 確かにぷっつりと記憶が途切れてる、シロの言うことは理屈が通ってた。


 でもそれは嘘、わかるんだよ?


 随分優しい嘘をつくんだねシロ。

 セーバルが気にしないように無かったことにしようとしてるんだ。恥かかせないようにって。


「君が俺に謝らなくちゃいけないことはわざわざ迎えに来たのに苦手な酒を飲ませてそのせいで朝になったこと、それだけ」


 だからそれはごめんって。


 でもそうやってシロはさ… そういうとこなんだよ?そういうとこがさ。


 隣で目を閉じて手を合わせるシロに向かいセーバルは言った。


「そういうとこだよ」


「どこのこと?」


「だからそういうとこがヒロと同じなの!」


 昨日から言ってること、ヒロと似てるから重ねてしまうんだよって話だ。少し強めに返すとシロは言った。


「ごめん」


 ごめんだって、ほらやっぱり覚えてるじゃん。セーバルがシロのせいで辛いなんて言ったから今もこうして謝ってる。


 言ったから… そう、全部セーバルの為なんだよね。


 そう思うと不安になった。シロはこのまま姿を消すんじゃないかって。

 セーバルがこれ以上寂しくならないように家を出てもう帰ってこないんじゃないかって。


 嫌だ。

 ダメだよそんなこと。


「ねぇ、今から一人言言うからね」


「どーぞ」


「昨晩のこと、とにかくセーバルが全部悪いから… だから昨日言ったことは気にしないで、シロが悪いんじゃないからね。出ていこうとか絶対考えないで。勝手に消えたらセーバルも出ていくから、シロのことなんか簡単に見付けられるんだから、そしたらシロが帰るって言うまで付きまとうからね」


 一人言って設定だから、シロは返事をしなかった。だけど。


「それじゃ、帰ろうか」


「うん」


 こらからもよろしくねって言われた気がした。









 さて、昨晩何があったか話そうか。


 昨晩彼女は頬を赤く染め涙でぐしゃぐしゃになった顔で俺に言った。


「お願い… セーバル辛いよ?切ないよ?こんなのどうしたらいいの?なんとかしてよ?シロならわかるでしょ?何かにすがっていないとセーバルもう生きていけないよ…」


 こんなことしたからってどうなるって言うんだ。


 君はもう一度唇を重ねようと顔を近付けてくる… 次を受け入れた場合、俺の中で何か大事なものが崩れ落ちて後戻りできなくなる気がする。


 だがここで彼女に抵抗せず受け入れることが彼女を救うとするならば。俺の仕事は彼女を悦ばせることか?そんなことが許されるとでも?




 君はこんなことして本当に救われるのか?




 なぁどうしたらいい?




 教えてくれ。




 誰か。



 なんて思ったが、勿論誰も教えてはくれない。俺に起きたことは俺が解決するしかないんだ。


 今彼女を突き放したら、きっと彼女はもう立ち直れない。

 かと言って受け入れたら、俺がもう立ち直れない。


 彼女の苦しみを一番よく理解できているのは他でもない俺なんだろう、痛いほどわかる。彼女は孤独で孤独で、そこに自分の居場所があると感じていても一番求めている人はいない。どうやっても心に空いた穴が塞がらない。


 求めて求めて求め続けて諦めかけていたところに、紛い物が現れた。それが俺だ。


 違う… でも… 違う… でも…。


 自問自答は無限と繰り返されたことだろう、そして今彼女は少しでも欠けた部分を補おうと俺を求めた。


 辛い、苦しい、寂しい。


 とっくに慣れたと思っていた感情に支配されてしまった。

 いっそ俺のように心がバラバラになってしまえば彼女もこれ以上苦しまなかったのかもしれない。


 もし、俺になんとかできるなら…。


 俺は彼女と唇を重ねる前に強く抱き締めた。まさかこうくるとは思っていなかったのか、彼女にしては珍しく艶っぽく驚いた声をあげていた。


 本当は彼女だって不安で堪らないのだろう、愛してるわけでもない俺にこんなことをして心が潰れそうなんだろう。


 だけど、こうでもしないと自分を保てなくなっているんだろう。


 でも…。


 俺は君を受け入れることはできない。

 

 その代わり悲しみは和らげてあげる。


 そしてまた辛くならないように、君の前から消えたほうがいいのかもしれない。


 こんな酷いことをする俺をどうか恨んでくれて構わない。


 俺は抱き締めながら耳元で囁いた。


「セーバルちゃん、こんなこと最初で最後だから、だから… ごめん」


 彼女は答えた。


「うん…」


 受け入れられたと思ったのだろう、彼女もまた俺を強く抱き返した。


 だからごめん。


 ごめんね。





 四神籠手を装備しといてよかった。





 引き出す力はセイリュウ様の水の力、ディスプレイにセイリュウ様の紋章が浮かび上がる。


 清き水の流れ、汚れを洗い流しその身を清めん。


 左手から出現した水は彼女の心の闇を洗い流し苦しみから解放する。水は彼女を背中から包み込んだ。


 ほんの数秒のことだ、事が済むと彼女は気を失いとても安らかな寝顔を俺に向けていた。目を覚ました時、昨日は何をあんなに苦しみ悩んでいたのかというほど爽快な気分になるだろう。尤も一時的な処置に過ぎない、時間が経てばまたいろんな気持ちが心に蓄積していく。記憶を消した訳ではないからだ。


「ごめんセーバルちゃん、本当にごめん…」


 俺は彼女をベッドに降ろすと外に出て先生に帰りは朝になりそうだと伝えた。


 伝えるとなにやらニヤリと笑いこうだ。


『あら?』


 その時俺は先生の考えが読めた。


「何ですかその顔?さてはこうなることを予測してわざと俺に行かせましたね?でも残念、彼女には眠ってもらいました。まぁそもそも俺は不能なので」


『あ… なんかごめんなさい…』


 誤算でしたね。

 先生は俺とセーバルちゃんをくっつけてお互いに充実してもらおうと考えていたのだろう。俺のこともセーバルちゃんのこともよく知っているからこそだ。余計なお世話だが。


 でももし。


 もし俺が妻のことを吹っ切れていたら…。


 今夜彼女を受け入れてしまっていたのだろうか?


 目を閉じると真っ先に妻の顔が浮かぶようでは… 当分そんな気持ちにはなれそうにないが。








 で、今に至る。

 家を出ていくのは許さないそうなので潔く諦めることにする。


 だが色々やらかし過ぎたので墓の前でしばらく懺悔を繰り返していた。

 妻意外の女性に唇を許した駄目な父親の俺を許してくれ… それが孫の妻であることもどうか許してほしい。


 みんなごめん、俺は駄目な男だ。


 彼女の脅しが終わった後、じゃあ帰ろうと立ち上がった。その時セーバルちゃんが言うのだ。


「ねぇ、帰る前にいいもの見せてあげる」


「いいもの?」


「うん」

 

 彼女はそう言うと目を閉じて両手を組むと祈るようなポーズを取った。そして一言。


「お願い…」


 その言葉に答えるように周囲でサンドスターがざわめき出す。何か起きている… この場所で何かが。


 段々と霧に包まれたように周囲の景色が変わり、やがて晴れると俺の目に嘘のような光景が飛び込んできた。


「なんだ… これ?セーバルちゃん?」


「やっぱり、見えるね?シロなら見えると思ったんだ」


 幻覚?

 俺の目に映るのは在りし日のジャパリ図書館、離れの厨房でくどくどとワガママを言う博士と助手、そして俺… まだ十代の頃だと思う。

 

「これは?」


「星の記憶、この場所であったことはサンドスターがすべて覚えてる、セーバルはそれを呼び出せるの… 映像に過ぎないから介入は愚か触れることもできないけど」


 彼女は命日の日になるとこうして記憶を呼び出しヒロを見ていたんだそうだ、会って話せないのが辛いので年に一回にとどめているらしい。


 待てよ?これがあればベルの母親を殺したヤツがわかるんじゃ?俺はすぐにセーバルちゃんに頼もうとした。


「セーバルちゃん、ちょっとお願いが…」

「ほら、見て?」


 何を見せたいのかわかった。


 俺の言葉を聞く前に彼女はあるものを指差した。それは昔懐かしいデザインのジャパリバス、そこから女の子が降りてくる。一人のフレンズと共に現れた彼女… 羽付きの帽子を被り大きなかばんを背負っている。


 彼女は若い頃の俺に駆け寄ると元気よく挨拶をしていた。


『シロさんこんにちは、遊びに来ちゃいました!えへへ』


『やぁいらっしゃい!ゆっくりしてって?』


 昔の俺は彼女の訪問を快く受け入れ、名前を呼んだ。



『かばんちゃん!』

「かばんちゃん…」



 胸の奥が、締め付けられた。

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