概念 名称一覧(55話まで)

作中に登場した概念を記載しています。


■ランドリア・プラファンドール

アーガスト・デルシュオーソ(花形の忘れ草よ)

アーガスト・ロデンシュール(引き千切られた衣装)

アーガスト・ロメニアン(詩姫の悩み種を)

アーガスト・ラグエル・ゼファイド(硝子絵は悪夢に染められて)

アーガスト・ニヴェル・ギルフェバウス(青い客席に仮面が置かれ)

アーガスト・シュヴァイツ(袖際の青花紙が)


■クレシェント・テテノワール

リオール・ジェネフィリア・エード(手形は哀傷を置いて)

クリュード・ジェネフィリア・キーズ(狩人は矜持を忘れて)

ディオレ・ジェネフィリア・ザード(我は惨劇を呈して)

エルゼキュオ・ジェネフィリア・オーズ(牢獄はさしも安息に似て)

ベルウェルン・ジェネフィリア・マーギ(独唱はみな光を遮って)

メギュレフォン・ジェネフィリア・ハーグ(死に水に唇を捧げて)

シャンデス・ジェネフィリア・ノーグ(傷創は然したる追想を写して)


■プランジェ・フィーリアス

ジュブネ・パラール・エドナス(無骨な指先が開いて)

ジュブネ・パラール(薬指から垂れた赤い糸)

ベレチア・ジュブネ・パラール(戦死者の指を集めて)

ビレネス・ミューネス(その眼差しに偽りなし)

ジュブネ・パラール・ベレチア(浅瀬に立てた誓い)

ファゴネーダ・ジュブネ・パラール(時にその姿は蜂のように)


■ジブラル・リーン・マコット

グラノイド・シュベール(囁いた情婦の吐息)

ディアレイズ・グラノイド・シュベール(七度目の接吻は濃密に)

グラノイド・シュベール・デルフォーゼン(口に痣が残るまで)

バレオン・メターディア・シュベール(楽園の誰もが跪いて)

ミゼラル・ウェローデ・シュベール(肌蹴た体裁の先は)

パレダリオ・シュベール(柳に抱かれた女)

バレオン・ゲルフェーニ・シュベール(爪先に絡んだ燕の舌)

叙情奏歌アクペル:機械じかけの木の下で フォレスミュア・リーン・マルケアルバティーニョ

『黄金の木に実がなっているわ たわわに実った真っ赤な果実 まあ美味しそうねとあなたは頬張った 頬っぺたが落ちそうな顔をして食べるのね じゃあ次はこれを食べてみましょうと あなたはつやつやの青い果実を手に取った いけないわ 二つも口にするなんていけないわ 私と木の枝に止まっていた二匹の小鳥が囁いたけれど あなたは青い果実を頬張った 機械じかけの黄金の木 葉っぱがゆらりゆらり 罪と罰 あなたは三つの罪で長い長い罰を受ける』


■ライプス・ワーグナー

ラグフェル・マハ・ハイドリッヒ(とても身近な死)

シャヴェール・アデス・ハイドリッヒ(口を閉ざした隣人)


■トルジェン・エブリット

エデュ・サグウェントル・モーリス(濡れた英知は無を司る)

ヴァナデラ・サグウェントル・モーリス(涅槃の沼に沈められて)


■メルト・ディアンレス

カープス・アリギュレスト(着飾った無秩序は)


■ブロスタス・ビラルデン

ネグリフタル・アシェード(紳士は嘘を吐かない)

マオレスカ・キュオレネス(貴婦人は腹黒い)

アージュラ・キュオレネス(貴婦人なほど叫びたがる)

コルウェン・アーギア・キュオレネス(老いた貴婦人の今際は)


■エバーラル・ノヴァイセン

ジェファーリス・パリアーダ(澄んだ悲鳴は残響がない)

スベニオン・マルグ・パリアーダ(淑女の悲鳴は時に天を泣かせ)

エナヴァージュ・パリアーダ(その囀りは黙らない)

ロプスキヌ・イドル・パリアーダ(愛人の断末魔は蕩ける様に)


■絵導 紫薇

ノヴェント・キグタリアス(その手は魔女のように)

ヴィスタージア・キグタリアス(その声は断罪のように)

ノヴェント・ディベラ・キグタリアス(その腕は割れた鏡のように)

ノヴェント・アーグネルギス(その墓は偶像のように)

オラデッタ・ノヴェント・キグタリアス(その刃物は禁忌のように)

ノヴェント・ルベルデュール(その鞭は狂言のように)

ノヴェント・ラグエル・アーガテスタ(その背中は情景のように)

ヴィスタージア・キグタリアス・プロウォーデ(その嵐は悲鳴のように)

ノヴェント・スプレオジー(その枯れ木は生き写しのように)

ゼーレライ・アルデット・キグタリアス(その景色は自己愛のように)

叙情奏歌アクペル:聖唱 孤独の中からの告白 ゲルファーツァ

『貴方はどこにいるの? 灰が降り注いだモノクロの丘では辺りを見渡せないわ 白い枯れ木だけが灯火の様に立っている ああ、そこに居たのね 猫背になって座っては駄目よ 小さくて見付けられないから そんな白い目で大人たちを睨まないで 貴方が見て来た大人たちはどうしようもない連中だけどね 食べ物が乾いたパンしか出されなくても そんな連中と一緒になってはいけないわ 貴方はここにいる 私の手を握ったまま私の傍にいるの 大丈夫よ もう誰にも貴方を傷付けさせない だから一緒にその枯れ木に水をあげましょう 太陽が見えないなら私が火を点けてあげるから 私たちはずっと一緒よ 確かにもう手も触れられないし 貴方の濡れた頬を舐めてもあげられない でもね 安っぽい台詞だけど私は貴方の心の中にいる 貴方のどうしようもない運命に呪われるまで』


■デラ・カルバンス

アグシェイド・バルア(天国からの逮捕状)

アグシェイド・テレチア(奈落からの冤罪符)

アグシェイド・セタンタ(幻世からの招待状)


共鳴奏歌アルトリアム

クレシェント・テテノワール + ジブラル・リーン・マコット

:シュベレツジェネディア(切歯扼腕)

絵導 紫薇 + プランジェ・フィーリアス

:パルヴェジュブネリアス(千紫万紅)

絵導 紫薇 + クレシェント・テテノワール

:ダリアジェネファーリエント(戦戦兢兢)


■赤縞 勇璃

・赤縞流

紡ぎ断ち

益荒男

天機構え

虎掴み

射抜き小烏

冠木折り

機転妙手

五臓取り

・巫流

達磨捻り


■巫 鹿之介

・巫流

空木霊

須佐之男

砂子投げ

雷神抜き

般若踊り

乱れ影坊主

降魔の利剣 菖蒲


■巫 荊之介

・巫流

降魔の利剣 椿

降魔の利剣 白椿


■巫 巌流丸 鵺義

・巫流

達磨捻り

砂子投げ


■スヴェニグ・キルファー

イレンシヌ・ビルフォアー(慢性的な愛を)

オルノアイン・ケルフ・ビルファー(利他的な愛を込めて)

フィオツッセ・エピスキュルール・ビルファー(さも情熱的な愛を偽って)


■ボルクス・インフェラート

バステマイア・ラディオール(冷めた踊り子よ)

パラデュエイト・ラスカル・ラディオール(気狂って喜ぶ踊り子よ)

ニーダレット・エステランザ・ラディオール(不幸を繕った踊り子よ)


■ミロヴィーナ・セルクトゥスエンピルクス・ホルメシェン・アペレンシア・ルフォーダリアス・ジェリヴォカイン・フォロマンティス・アーパルセンド・クラルチェット・ギシュヴァー・パドモンラーディーグ

シュトーレ・リプルージュ(勲章よりも際立ちを)

キュヴェーヌ・ポゥ・リプルージュ(こそばゆい称賛よりも冠を)

ティボーレ・ピノ・リプルージュ(本音よりも隙のない贋作を)


■クライヴ・マステオリッチ

デルシェス・シェーヴァ・トレミアーナ(ある日ある者によりある理想は)

ダンテロッサ・グース・トレミアーナ(ある自惚れはある時にある現実に)

カロッサ・トレミアーナ(ある偽善はある兵に)


■巫 八月一日

・巫流

柳揺らし

川の字割り

陰間切り

隠れ角

降魔の利剣 曼殊沙華

漣抜き

一尺の極み


■ミグフェネス・セルグネッド・レスカルウルクディア

カープス・ノヴァイ・ディスハウンド=デュードネ(朕は国家なり)


■ツヴァイベル・レギスチオン

デルヴァーチェ・オルフォシンサス(覇者の玉条よ)

ヴェオツリューゲン・ガゼラブ(画家の長)

エメルタ・オルフォシンサス(書生役者は浮かぶ)

アプゾル・リト・エルマ(長靴を履き忘れた女)

バルチェルグ・ガゼラブ(氷心皇帝)

デルファーレ・ガゼラブ・ネアオルフォシンサス(無敗を掲げた上演)

ゼペルファーザ・ガゼラブ(法の王)

フェセティーノ・ガゼラブ(憲章大帝)

シューゲンゾルチ・ネア・オルフォシンサス(英雄は凱旋を口ずさむ)


■ニレグレゴリーノ・ファリエル

チャップラント・ボードビル(黄金狂時代)

チャップラント・ヒューメント(悲哀正義感)

チャップラント・アハトゥゼ・アドルフ(国家独裁主義)


■エネミスクリア・ダ・オーディネポワゾ・モアッシェ

グール・ド・ジルヴェネジア(この手は誰しも怒らせる)

グール・ド・ベーヴェルツォ(この手は何をも改める)


■ゾラメス・モーツアンデュルローエ

ゼネデブラ・フェルカーン・ゲシュテルオーファム=ヴァージニア(女の私はお金と自分だけの部屋を持たなければならない)

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