第4話
〜優馬が来る前の教室〜
「今日、朝見た?」
「見た見た、あのイケメンでしょ」
「隣に可愛い子もいたよな」
「転校生かな?」
「男子の方高校生だよね、うちのクラスに来ないかな」
「席にすわれー」
「先生‼︎、転校生かなきてるの?」
「ああきてるぞ、今廊下にいるぞl
「「「えっ」」」
「私たちのクラスだったんだ」
「噂のとうりかなりのイケメンだぞ。だからびっくりするなよ」
「いくらイケメンでも、びっくりしませんって」
「じゃあ入ってきてもらうぞ、一ノ瀬入ってこい」
「は、はい」
「一ノ瀬優馬です。夏休みにここに引っ越してきました。これからよろしくお願いします」
そこでクラスの全員がポカンとした。
【一ノ瀬優馬】
聞こえてないのかな?
一応もう一度名乗っとくか
「えっと、一ノ瀬です」
「おう、聞こえてるぞ、だから言っただろう驚くなって」
驚くなってどういうことだ?
ああ、紗希が可愛かったから俺もかっこいいと思ってたんだな。
すまんなイケメンじゃなくて。
「何か質問がある人、聞いていいぞ」
そしたら女子のほとんどが手を挙げた。
「じゃあ、月宮」
月宮という女の子が当てられた。
「優馬くんって、彼女いますか?」
彼女?彼女なんているわけねーだろ。
コンチクショー
「か、彼女ですか?いませんよ」
そう答えると手を挙げた女子たちがみんな揃ってがっつポーズをした。
なんでガッツポーズしたのぉ?ねえなんでガッツポーズなの?
「そ、それじゃあ、次は男子な。男子何か質問はあるか?」
「はい」
そう言って1人の男子生徒が手を挙げた。
「おう、じゃあ遠山」
「一ノ瀬くんは部活は何に入るつもりですか?」
部活か、部活は入るつもりはなかったけど、少し興味が湧いてきたな。
昔サッカーをしてたからサッカーをしてみようか。
「サッカー部に入って見ようかと思います」
そう答えたらざわめきが起こった。
「サッカー部って翔太くんがいるよね」
「もしかしたら、翔太、優馬ダブルフォワードがみれるかも」
さっきからなんだ?ショウタって誰だろう?
「あのショウタ君って誰ですか?」
「ショウタ君っていうのはサッカー部のエースですごいイケメンなの」
サッカー部のエースでイケメンかそぞモテるんでしょう。
「そこまでだ、他に聞きたいことがあったら個人的にきけよー」
「「「はーい」」」
「じゃあ一ノ瀬、席は...黒瀬の隣が空いてるな、黒瀬は学級委員長だからわからないことがあればなんでも聞いていいぞ」
そう言われて席に着いた。
隣をみると黒髪の可愛いというより美しいという言葉が似合うような女性がいた。
「一ノ瀬優馬ですよろしくお願いします」
「私は、黒瀬舞、何かわからないことがあったら聞いて」
「早速で悪いんだけど..」
「なに?」
「教科書見せてもらっていい?」
黒瀬さんに教科を見せてもらい授業を受けているとあっという間に放課後になった。
<放課後>
今日は妹と一緒に部活の見学に行こうと思い教室を出ようとすると。
「優馬く〜ん」
確かこの子は変な質問をしてきた女の子だ
名前は確か月宮だった気がする。
後ろにはたくさんの女の子を連れている。
「これから空いてる?」
これは放課後に遊ぶ約束なのか?
俺はこういう類のは苦手なんだよ!
「ごめん、今から妹と一緒に部活見学に行く予定なんだ」
そうやんわり断ろうとすると
「え〜、そうなの〜? じゃあ私が案内しようか?」
そう言って近づいて来た。
「いや、月宮さん達は遊びに行くみたいだから今回は妹と2人で行くよ、そっちの方が気楽だしね」
そう言うと「そう、また今度遊ぼうねと言って」引き下がって行った。
やっと紗希との待ち合わせ場所に行ける。
そして俺は紗希との待ち合わせ場所である。下駄箱近くに行った。
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