第149話 久しぶりの再会

「全部付きっきりですか?」

「一国の王女ですよ?暗殺されたらそれはもう…」

「戦争になりかねないと?」

「はい。しかし仮に別の国からの暗殺者だとして、その暗殺者を捕らえることができれば会談などで優位に立つ事ができます」

「確かに…それは良いですね」



まぁどのみち私やキロルに対する依頼だから断る事はできないけどね。



「それで受けますか?まぁ受けないといけないのですが」

「国からの依頼ですよね?」

「はい。これです」


そう言って、サロモンは1枚の紙を出してきた。それは国からの正式な依頼が書かれていた。


「分かりました。まぁレベッカ王女にも会いたかった事ですし…受けます」

「ありがとうございます」


カラカラ…


すると馬車の進む速度がゆっくりになり止まった。どうやら着いたらしい。


カチャッ…


「どうぞ」

「ありがとうございます」


馬車の扉が開けられて、ミナルとキロルは降りた。目の前には大きな城がある。


「行き方は分かりますか?」

「分かりますが…レベッカ王女の部屋などは分かりません」

「承知しました。では案内致しましょう」

「よろしくお願いします」


ミナルとキロルはサロモンに案内されて、城の中に入っていった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あの…」

「なんでしょうか?」

「スレインさんに会うとかはないのですか?」

「スレイン様にも会ってもらいます。しかしまずは部屋の案内、そしてレベッカ様にも会ってもらいます」

「分かりました」


しばらく歩くとサロモンが止まった。


「この部屋です」

「開けても?」

「いいですよ」


ミナルはドアの前に立った。


コンコン


「誰かしら?」

「ミナルです」


すると奥の方でバタバタと音がした。だんだんと音が近づいて…


カチャッ…


「久しぶりですね。レベッカ王女」

「お久しぶりですわ。ミナルさん」


レベッカは何処かホッとした表情になっていた。


「中に入っても?」

「もちろんですわ」


ミナルは部屋に入った。


「では私は菓子などの準備をしましょう」

「私も手伝わせてください」

「分かりました。では私とキロルは後ほど」


ガチャッ…


ドアが閉められて、レベッカと2人きりになってしまった。


「何ヶ月ぶりですかね?」

「3〜4ヶ月ぶりじゃないかしら?」

「会えて嬉しいです」

「私も」


レベッカはまだ子供である。しかし若干背が伸びているように思えた。


「暗殺されそうになっても私が守るので頼ってください」

「そうさせてもらうわ」


レベッカはミナルとキロルが来たことでかなり安心していた。

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沢山寝れる方法を知りたい。


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