第147話 可愛い物集め
日は過ぎて、キロルと買い物をする日になった。お金はある。いくら買っても尽きないぐらいにお金はあるので沢山使おうと決めた。
そして…
「あれ買っても…」
「うん。いいよ」
「あれも…」
「もう全部買おう!」
どのくらい買ったのかミナルは分からなかった。でもキロルとの買い物が楽しいのでそんな事はどうでも良かった。ちなみに買ったぬいぐるみなどは全て亜空間に収納していた。
今はベンチに座って噴水を見ている。
「いやー買った買った」
「申し訳ありません」
「謝る事はないよ。楽しいじゃん。キロルはどう?」
「楽しいです」
キロルの尻尾がぶんぶんと大きく揺れている。かなり嬉しそうだ。
「たまに自分を解放させるのも大事だから…まぁ今まで気づけなかった私も悪いけどね」
「ありがとうございます」
「それでいいの。私も楽しいんだからさ…それでいいじゃん?」
「はい」
ミナルはキロルと一緒に買い物ができてとても嬉しかった。
「またしよっか」
「何をですか?」
「キロルと買い物」
「あ、ありがとうございます」
キロルの顔は笑顔になっていた。
「そういえば…ぬいぐるみはどのくらい買ったのでしょうか?」
「わからない。沢山買ったとだけは分かる」
「ではあとで家に戻ってから飾りましょうか」
「そうだね。なんか凄い大きいぬいぐるみあったよね。確か包み込んでくれるみたいな」
「ありましたね」
「帰ったら試してみよ。キロルもさ…ね?」
「承知しました」
少し早いがキロルとの買い物を終えて家に帰る事にした。
ちなみにぬいぐるみなどがその日無くなってしまったというのは有名な話である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ただいま〜」
プルプル…
スライムがポヨンと跳ねながらこっちに向かってきた。
「ただいま」
プルプル…
スライムも気のせいか嬉しそうだ。
「じゃあ一つずつ出していこうか」
「手伝います」
「ありがとう」
ミナルは買った物を出していく事にした。
「あっ先に大きい方から出そうか」
「そうですね」
するとドサッと音がした。ミナルとキロルの目の前には大きいクマのぬいぐるみがあった。
「包んでくれるのこれだっけ?」
「はい」
「じゃあもう一つ出そうか」
「えっ?」
ミナルはドサッともう一つ同じぬいぐるみを出した。
「じゃあこれにさ早速寝っ転がってみようよ」
「いや、でも…」
「良い?自分を解放するの」
「…ならお言葉に甘えて」
ミナルとキロルはその大きなぬいぐるみに寝転んだ。
「…これ凄いね」
「寝ちゃいそうです」
ミナルとキロルはこれを買って損はなかったと思った。
「ちょっと寝るね?」
「はい…」
「キロルも眠そうだね」
「一気に疲れが…」
「なら一緒に寝よう?」
「…はい」
そう言ってキロルとミナルはゆっくりと目を閉じた。
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日常回は終わりかな?(未定)
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