第145話 探索終了
「さてとそろそろ時間かな?」
「そうですね。戻ってくるはずです」
今頃、各班に1個ずつ渡した小さな時計が音を出しているはず。だから戻ってくる…多分。
「戻ってきました〜」
「お疲れ様です。どうでしたか?」
「凄い疲れました…グロいのがちょっと」
「それは慣れるしかありませんから」
確か…あそこは3班かな。でも戻ってくるのが早かったから比較的浅い階層だったのかな。
しばらく待っていると続々と戻ってきた。まだ2つの班が戻ってきていない。
「ミナル様見てきますか?」
「じゃあよろしく」
キロルが中に入っていった。
「各班、しばらく休憩しててください」
「「「「「はーい」」」」」
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「残りは…ハジメの班と1班ですか」
取り敢えず急いで下の階層へと潜っていった。すると前の方に複数の影があった。
「貴方達は…1班ですか?」
「あっはい、1班です。スライムに手こずって…」
「複数いたのですね?」
「ゴブリンとかも来たので焦ったけどなんとかなりました」
「分かりました。もう皆さん待っているので急いでください」
「はい」
1班は少し疲れていたが大丈夫そうだ。1班を見送ってからキロルは進んでいった。
「残るはハジメの班ですか…どれだけ進んだのでしょう」
取り敢えずキロルはハジメの事なので大丈夫だろうと思った。
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「なんでこんなに多くいるんだよ!」
「あわわわわ…」
「死ぬ?」
ハジメ達はスライム相手に苦戦していた。2人は若干パニックになっている。それもそのはずでスライムの数が尋常じゃないぐらい多い。
「落ち着いて…な?」
「すぅ〜はぁ〜よし」
「できる。私できる」
どうやらパニックは治ったらしい。しかし問題は解決していない。
「俺は大丈夫だけど…魔力まだある?」
「ちょっと…キツイ」
「分かった」
倒しても倒してもキリがない。でもおかしいよな。スライムって普通は核みたいなのを破壊したらドロドロの液状になって倒せるのに…それに色が黒って何?
「いやまぁ核は破壊してるんだけどなぁ。感触がない」
「斬った感じがない」
「私は分かりません」
すると後ろから何か音がしてきた。
「なんかくるぞ…」
ズシャッ…
「ハジメさん。大丈夫では…なさそうですね」
「キロルさん。これどうなってるのですか?」
「見た感じ変化はありませんが…変異種としか。取り敢えず上に逃げましょう。話はそれからです。いいですか?」
「わ、分かりました…」
「分かった」
キロルに連れられてダンジョンから出た。キロルはあのスライムの色には心当たりがあった。
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この先の展開考えてないです。
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