第140話 学校へ
キロルが可愛い物が好きだと分かってから次の日。ミナルは今から学校へ行く。
「では行きましょう」
「あっちょっと待ってね」
ミナルは偽装の指輪を力を抑制する指輪をはめている中指の隣、薬指にはめた。
「それは?」
「みててね…ほい」
そう言って一瞬で姿が変わった。翼はなくなりどこかで見た事がある感じになっていた。
「見た事あるでしょ」
「はい…まさか前の姿に?」
「当たり」
「なるほど…」
これで翼の心配も半神がバレるという心配も無くなった。
「それじゃあ行こうか?」
「はい」
ガチャッ…
ミナルは扉を開けてミナルとキロルは家から出た。そして鍵をしめて学校に歩き始めた。
「久しぶりだな〜」
「およそ1ヶ月ぶりですか?」
「だいたいね」
若干雪が溶けてきて路面が見えている。春は近いのだと思った。
「ありがとうね」
「…?どうゆう事ですか?」
「私が眠ってる時に身の回りの世話してくれた時の感謝」
「私はただ…やるべき事をしただけですから」
キロルは少し照れていた。
「見えてきたね」
「はい」
学校が見えてきた。まだ早いので生徒は来ていない。
「マリーさんのところに行くんだよね?」
「はい。まずは」
「分かった」
ミナルとキロルは学校の中に入っていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
コンコン
「キロルです。入ってもよろしいでしょうか?」
「はい。いいですよ」
扉の奥から声が聞こえた。
「入りましょう」
「うん」
扉を開けて中に入った。するとガタッと音がした。
「お久しぶりです」
「ミナルさん…大丈夫ですか?お体とか」
「問題ないです。元気ですよ」
「本当によかった…」
マリーはホッとしていた。冒険者とはいえ、先生。なので先生が亡くなったら…と最悪の事態を少し考えてしまっていた。
「今日からお願いできますか?」
「問題ないです」
「分かりました。お願いしますね」
「はい」
そうして少し雑談をしてからミナルとキロルは部屋を出た。
「今日から頑張るぞ!おー」
「おー」
しかしそうなると疑問がキロルにはあった。
「あのミナル様が復帰するのなら、もう私は」
「そうだね…でもどうする?続けてみたい?」
「教えるというのは面白かったです」
「そっか。なら補助みたいな形でもいいかな?」
「はい」
本来であればハジメを鍛えに戻るはずだったがすでにハジメは強いので鍛えるというのは終わった。なのでキロルのやる事が無くなってしまうのは良くないとミナルは思った。
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小規模なスタンビートを起こしてハジメを鍛えるというのが前にありましたが、十分強くなったので無くなったそうな。
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