第109話 剣は魔法より強し(sideハジメ)
「えぇと…ミナルさんに会いに行ってからだよね」
ハジメはキロルが前に言っていた事を思い出していた。ミナルに着いたという報告をしてからの方が良いとの事。
「まぁいきなり教室に入ったら困惑するし、誰?ってなるし」
ハジメは学校にいた時の記憶を辿って職員室の前にきた。
「制服は着ているし大丈夫だ。よし…」
「あら?ハジメくんじゃないですか」
「え?」
コンコンとドアをノックしようとしたら横から声がかけられた。
「あっミナルさん」
「もう着きましたか」
「あっはい」
「ちょっと待っててください」
そう言ってミナルは職員室に入っていった。
「なんかラクした感じになったな」
そう思いながら職員室の前で待っているとミナルが戻ってきた。
「着いたという報告をしに来たのですよね?」
「はい。キロルさんがそうしろと…」
「キロルは今どこですか?」
「それはちょっと分かりません。でもあとで学校に向かうと」
「分かりました、なら教室に行きますか」
「はい」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あなたと会うのは久しぶりですね」
「そうですね。約半年ぶりですか」
教室に向かう間、ハジメに色々話していた。
「みんなは元気ですか?」
「はい元気ですよ。もちろん強くなっていますし」
「何か変わった事とかありました?」
「変わった事ですか?特にないですね」
「なら良かったです」
色々雑談をしているうちに気づくと教室の扉の前についた。
「じゃあ入ってください」
「はい」
ガチャッ…
ドアノブを捻ってドアを開けて中に入った。するとそこには久しぶりにクラスメイトの姿が見えた。
「皆さんハジメ君が戻ってきましたよ」
みんなが誰?となっていたのが分かっていたので補足として説明するとクラスメイトは驚いていた。
「あれハジメか?」
「なんというか変わったよね?」
「めっちゃカッコいい」
「イメチェンなのかな?」
色々ざわざわしているのでミナルは静かにと言った。
「4日?5日間ですか?」
「えぇと…5日間こっちにいます」
「5日間はこっちにいるのでどんな事をしたとか色々聞いてみるといいですよ。まだ昼休みなので聞いてもいいです」
「「「「「はーい」」」」」
そう言ってミナルは教室から出て行った。その瞬間みんなから囲まれた。
「久しぶりだな。イッチ」
「何があってそんな姿になるんだよ」
「見違えたな。ここ来た時誰?ってなったし」
ハジメは久しぶりのクラスメイトの姿に泣きそうになっていた。
「そうかな?5日間だけど今日からまたよろしくね」
そう言うとみんなが一斉に反応した。
「「「「「「もちろん!」」」」」」
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良き
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